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2017年3月 4日 (土)

今週のアニメ特撮感想・土分(3/4分)

■昭和元禄落語心中-助六再び篇- 9話
OPで助六の目がまた赤くなってたので嫌な予感がしたら案の定、まさかの炎上(リアル)エンドですよ。
あの火事はイメージの中の出来事なのか(むしろそうであって欲しい)と思ったけど、予告でばっちり丸焼けですね。
師匠も火傷してはいるけど割と元気そうだし、捕まってもいなさそうではありますが。

一人落語での一人死神は異様な迫力があって引き込まれました。声が出ないと言うけど、むしろかすれた声が死神に声にピッタリだし。客席にろうそくの炎が付いてるイメージも美しくも怖かったですよ。
そこからの、幻の(先代)助六とやっと喋ることが出来た辺りはいよいよお迎えなのかと思いつつも、会話内容は割と穏やかかな…と思ったらいきなり助六が豹変して怖かったですよ。
実際の助六が八雲師匠を恨んでいた…かと言われるとピンと来ないのですけど、あれは助六当人と言うよりは、やっぱりあくまで「師匠の中の助六」であり「死神のイメージ」なんですかね。

あの一人落語はそもそも「落語をしながら死ぬつもり」で行ったのでしょうけど、
この事態になってやっと「死にたくない」と言えたのは大事な転機だったかと思えました。こうなると一体最後はどう締めくくるんですかね。

終盤の印象が強過ぎて他の印象が薄くなってしまいましたけど、前半の慰問は、刑務所で敢えて哀しい別れの話を選んだ師匠の心境が、理解は出来ないけど業が深いかと思いました。
「みよ吉」を思い起こさせる話を分かっていて敢えてやってるんですねえ。

先生に扇子を預けて「助六をごひいきに」のシーンはどう見ても別れの挨拶で辛かったですよ。

最初の親・子・爺な組み合わせでの銭湯シーンはホノボノでした。銭湯にまでランドセルを持っていくのが微笑ましいですよ。
助六は彫り物のままで入ってましたけど、その辺はまだ大丈夫な時期だったんですかね。(阪神淡路より数年後、くらいの時期かと思いますが)
大声で喋ってながらも廻りは皆にこやかに見てたし、みんな顔見知りだったんでしょうね。

捕まった親分は懲役6年だそうですが、本人自身には慰問でも特に触れないままでしたね。
むしろみよ吉との決別的な印象が強かったです。

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