今週のアニメ特撮感想・水~日分(3/29~4/2分)
■クズの本懐 12話
最終回。
思ったより爽やかな感じで終わりましたが、クズ度が薄くて物足りない気もしました(おぃ)
あれで最後に「麦とひっつくエンド」になっていたら「それは違うだろう」と思うところだったので、さよならで終わったのは良かったかと。
えっちゃんはショートも似合っていて格好いいですな。花火の涙ダーは良かったです。
ビッチ先生(元)の「次は取られちゃダメよ」は笑いました。あんたが言うか(笑)
興味のない人から向けられる好意が気持ち悪いとか言ってた花火も大分変わったのかなと。
■進撃の巨人 Season2 26話
新番組、2期開始。原作は単行本で既読。
アニ捕獲の続きから説明少なめでするっと始まりましたが、この間アニメ劇場版(総集編)をTVで放送してくれていたので、すんなり見られて助かりました。
ハンジさんとニック司祭の壁の上でのやりとりは劇場版ラストでもやっていましたが、普段は割と飄々としたキャラのハンジさんの攻撃的(?)な面とかウォール教のヤバさとかが見られて興味深いシーンです。
ところで、あんなテーパーのかかった壁の端っこで人1人を服の襟だけでつかむハンジさんの握力と安定性はなかなか凄いなと。下手すれば一緒に下まで落ちそうですよ。
遂に登場した獣の巨人は、喋るシーンが思った以上にキモさが出ていてキモ良かったかと。それにしてもピッチングうまいですね。
OPで鯨や恐竜と一緒に走っているところはちょっと笑ってしまいました。あのシーンって原作最新話まで読んでいたら意味が分かるんですかねえ。
獣の巨人もインパクトはあったのですが、今回一番印象が強かったのはミケさんの死にっぷりでした。意識のあるまま食われていくシーンが長くて長くて実にエグい。夢に見そうですよ;
2期開始にして、「ああ、こういう作品だった」と思い出させられるシーンでした。エグい。
EDは狂った神話感が出ていて悪くないんじゃないかと。
■機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 50話
最終回。
どんな悲劇的なラストになるかと身構えてたけど、思ったよりは悪くない後味で終わりました。やっぱりバッドエンド後のエピローグって大事。
戦闘班以外の面子は生き残るだろうとは前々回で予想出来たし、思ったよりは被害の少ないエンドだったかと。
ところで(途中リタイアのタカキはともかく)ダンテもデクスターさんも名前そのまんまで呼ばれてたけど、IDを操作した際に名前を変えたりはしてないんですかね。仲間内だから元の名前で呼んでただけかもですけど。
「ダント」とか「ダクスター」とか雑に変えていて欲しかった(笑)
「ラスタル様大勝利! 希望の未来へレディ・ゴーッ!!」と言う感じの最終回だった気もしました。
ラスタルが生き残って、結果としてマクギリスが目指した世界に少し近づき、ラスタルがクーデリアと組んでヒューマンデブリ問題の解決を目指すと言うのがなんとも皮肉ですね。清濁併せ呑むとはよく言ったもので。
何が皮肉って、「マクギリスがラスタルに勝った場合」の未来像よりも、こっちの方が社会がマシになってそうだと思えるところが最高に皮肉ですよ。「皮肉を所望します」ですよ(違)
実際、ラスタルって(色々悪どいことはやっているものの)あまり「倒すべきラスボス感」は薄かったですし、こういう結末も有りではあるかも知れません。
イオクズ様がぷちっとされたのはちょっとスッキリしました。あのニッパー、最初は使いにくそうな武器だと思ったのに結構活躍してるなあ。
一方、ヒールバンカーが最後まで使われなかったのは残念でした。宇宙戦じゃなけりゃ使いにくい武器だし、前にルプスレクスの足を掴むジュリエッタ相手に使わなかった時点で、使われないまま終わる気はしましたけどね。
ノブリスがパンツを下ろしたままトイレでケジメられたのは、因果応報で当人のゲスっぷりに相応しい死に方だったかと思いますが、ケジメしたライドの方は痛々しくてなかなか辛いのですね。
オルガを守れなかったと悔やんでいたところをメリビットさんの言葉で少しは救われたかと思ったけど、やっぱり救いきれてはなかったんですねえ…。
ガエリオは車椅子になってましたが、前回は普通に歩いていたのに何があったのやら。最後の戦闘から何年経ってるのか分かりませんが(三日月の子供的に5年前後くらい?)、ずっとあの状態なんですかね。
ジュリエッタといい雰囲気なのは、まあいいんじゃないですかね。「軽薄」なのは確かに最初からそうだったよなと思いました(笑)
三日月とアトラの子は、あまりに2人の特徴がそのまんま現れていて笑ってしまいました。疑いようもなく三日月とアトラの子供過ぎる。
最後がアトラとクーデリアと子供の疑似家族エンドだったのもまあ納得のいくラストでしたけども、成長したクッキーとクラッカーを映さなかったのは残念ですよ。
アルミリアがあの後どうなったのかが気になるところです。今でも未亡人やってるんですかねえ。
こっちでも子供が出来てたりしたらと考えると恐ろしいと言うかおぞましい…;(無い無い)
三日月本人の事を全然書いていない事に気がつきましたが、今回のモノローグは「割と普通の事を考えてるなあ」とは感じました。
「うまい話に飛びついてはいけない」「物事を決める時には急がずよく考えてから」とか、色々教訓的な話ではあったかなあと(うーむ)
ともあれ、何のかんの言っても合計1年間楽しめました。お疲れ様でした。
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コメント
>>鉄血
>>思ったよりは被害の少ないエンド
全滅か、半分くらい(ユージンやおやっさんたち最終発組とか)は逝くかとハラハラしましたが、メリビットさんが喜んでたし、まぁよかったかなと。
>>ラスタル様大勝利!
ラスタルとしてもギャラルホルン改革の機会を窺ってたとみるべきなんでしょうか。
以前に「膿は定期的に排出」とか「アグニカを否定すべきだったのだ」など言ってましたし。
イオクズ様のカリオストロ伯爵ばりの死に様は、ケジメをつけたのが昭弘なことも含めて因果応報ですね。
>>疑いようもなく三日月とアトラの子供過ぎる
遺伝子はいい仕事をしました(笑)
色々ありましたが、かなり楽しめたガンダムでした。
ガンダム…? ガンダムだったのかなぁ…?(悩)
投稿: 葱 | 2017年4月 2日 (日) 20時43分
>鉄血
名有りキャラでの犠牲者は意外と少なかったですね。
死ぬしか無かったであろう三日月・オルガ・昭弘に対して、生き残り枠に思えたハッシュが死んだのはやはり可哀想に思えますが。
ラスタルのギャラホ改革にマッキーも鉄華団も上手く利用されちゃったようで、それで世の中がマシになっているのがホントに皮肉ですよ。
最後まで「狡猾な大人VS子供」な構図だったのかと。
ガンダム…については、自分は「ガンダムである必然性」とかはどうでもいいと思っていますけど、
とりあえず「機動戦士」の部分は「機動任侠伝」とかでも良かったかとは思います(笑)
投稿: でんでん | 2017年4月 2日 (日) 21時56分
>鉄血
気分的にはラスタルも思わぬ事で死んでガエリオが主導でこの展開だったらなあと思いますがそんなヒロイックなことにはなんねぇよ!ってのがこの作品の持ち味なのかもしれませんね。
ガエリオの車椅子ですが古傷にしては首に包帯まいてて最近の傷のように思えますので数年たって平和になったからもう必要ないアイン・アラヤシキの接続部を脊髄から引っこ抜いたのかなと思います。
なんか首から背中まで例の突起がなさそうな平らな感じでしたし。
それにしても、一期でクーデリアを運んだこと、テイワズに加盟して黄色スーツの奴の嫉妬をかったことで結果的にテイワズとラスタル様に繋がりができたこと、マクギリスがバエル持ち出して若手不穏分子と決起した挙げ句ぼろ負けしたこと、バルバトスとミカの死による厄祭戦の悪魔の否定……と鉄華団が関わったことにより最後の平和が生まれてる感はあるんですけど、クーデリア以外のことは鉄華団の思惑とはまったく関係ないところで進んでるのがなんともかんとも。
まあガンダムって初代からして戦争の行く末は主人公たち以外でやっててホワイトベースはただ生き延びようとしてただけなのでむしろ正統派かもしれませんが。
投稿: | 2017年4月 3日 (月) 12時51分
>鉄血
ヒロイック的な展開は無かったですねえ。ガエリオがラスタルを倒すみたいなのもやっぱり動機が薄いですし。
ガエリオの首包帯は、本当に阿頼耶識typeーEを手術で除去したからとかかも知れないですね。
2期は1期で成り上がった鉄華団が間違え続けて負け続ける展開で、そういうのも有りかなとは思うものの、ストレスの貯まる展開ではありました。
鉄華団の動きが世界の状況に廻り廻って影響を与えてはいても、当人達は別に世界を変えようとはしてないあたりは、「らしく」はありますね。
投稿: でんでん | 2017年4月 3日 (月) 22時18分