ひるね姫(映画)
(神山健治監督)
ひるね姫を観てきました。
「居眠り姫」のタイトルで漫画を描こうとしていたので、ネタ被りがないかと気になっていたのですが、全く無しで安心しました(^^;
作品的には楽しめましたが、少し要素がとっちらかった印象でした。
「主人公」としてもメインヒロインのここねよりも「両親」の方が真の主役で、「主人公の物語」としては少し物足りなさを感じた気がしました。
幼馴染のモリオもいかにも主人公のパートナー的に登場しますが存在感を発揮しきらないままフェイドアウトという感じだったのは少し可愛そうだったかと。
「両親が真の主役」なのはエンディングで顕著で、若い頃の父と母の描写がいい感じだったのですけど、おそらくあの直後に…となるんだろうなあと思うと複雑な気持ちになります。曲がデイ・ドリーム・ビリーバーなあたりがまた;
夢と現実が混ざり合う描写が見どころでしたが、実際に夢が現実と連動している…わけではないんですね。一見そう見えるだけで。
夢に不可思議な力があったわけでは無いようですが、その割にモリオと夢を共有したりしていたのは不思議でした。ここのところは「不思議だ」で済ませればいいところなんですかね。
最後にロボットカー・ハーツが飛び込んでくるところは意表をつかれたいいシーンでした。母の魔法…と言うか、つまり「家に帰った」わけですね。
タブレットを抱えてのアクションは、不安定ですぐに落としそうで見ていてちょっと怖いですね。ストラップとか付けたくなりますよ。
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