今週のアニメ感想・水~土分(12/13~16分)
■少女終末旅行 11話
銃弾は食うわ喋るわ巨大ロボや原潜(?)を起動させたり入口を開けたりだわ、怪しさ大爆発だなヌコ;
20ミリ弾を食ってるくらいならまだギャグ的に見られますが、巨大ロボでミサイルやビームを撃って街が大破壊されるあたりは笑えませんな。ホントに笑い事じゃなくて、火の七日間感がありました。薙ぎ払えー!
街に生き残りがいなければいいですけどねえ。
最後の原潜がまた不穏な引きですなあ。
■キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series 11話
大人の階段登る君はまだシンデレラさ…じゃなくて、大人の国。
前回の優しい国と並んでキノの根幹をなす話で、今回も見応えのある力作でした。冒頭と最後の「紅い海の真ん中で・a/b」も赤が美しくて凄く印象的でしたよ。
昔のキノが実に少女らしい少女で可愛らしかったですが、それだけに国の酷さが際立ちます。いやー、ホントに酷いディストピアですよ。
キノに出てくる国は大概は「住みたくねー」と思う国が多いですが(全部覚えているわけでもないけど)、今回のアニメでやった国の中でも酷さは大人の国がトップクラスかなと。コロシアムの国も酷いですけど。
これまで育ててきた子供をあっさり殺す判断が出来る辺りが狂い切っていますが、あの大人達も子供の頃に「手術」を受けちゃってるから、もうずっとあのままなのだろうし、救いが無いですねえ。
今回を見てから先週の優しい国を思い出してみると、名前のことだとか両親の仕事だとかでさくらと似通った部分がよく分かります。(判断に賛否はあれど)両親の愛情の差は桁違いですが。
先代キノと言うか元キノの男は、思っていたより若かったんですね。OPでもチラリと出ていましたけど。OPは今回を見てから見返すとかなり大人の国の部分が入ってたんですねえ。
この人も今のキノを作った重要人物なんですけど、放置されて終わる死に様が哀しいですな。刃物がなかなか抜けなかったのはそれもキノの助けになったとは言えるかも知れません。
あの場に直ったエルメスがいてくれて良かったですよ。呆然として止まっていたキノがエルメスの「逃げるんだよ!」で動き出すところは静から動の切り替えと躍動感が素晴らしかったです。国を出た瞬間に鮮やかになる色彩も凄くいいですねえ。
しかし、12歳の女の子が身一つで飛び出してよく生き延びられたものですよ。ありがとうエルメスと師匠。
今回は話も演出も最後の歌も最終回感がたっぷりでしたけど、本当の最終回は次回の「羊たちの草原」なんですよね。…最終回感が全く無い話なんですけどいいんですかね(笑)
しかし逆に考えれば、最終回らしくない話をあえてやることで、2期があることを匂わせているという可能性も…、あったらいいですねえ。
原作ストックは山ほどあるし、2期はやって欲しいですよ。
■結城友奈は勇者である -勇者の章- 4話
「今年の春を迎えられないだろう」だとは、呪いなのは分かっていたけど正直そこまでの危機とは思ってなかったですよ。まさかこんな闘病物みたいな路線になろうとは。
友奈自身の苦しみ方も、身体中に広まった刻印も、それを知ってしまった皆も全てが痛々しくてたまりません。
ところで聞いても読んでも感染するということだったはずだけど、御記を読んだ5人は大丈夫なんですかね。大赦も過去の記録から事態は分かったのだし、友奈の意思で知らせたのでなければ大丈夫なのか、それとも次回で症状が出てくるのか…。
それにしても読んでも呪いが感染するとかどこのらせんですか´д` ;
ノンアルコール甘酒で酔う姉妹とか、
卒業しても入り浸る、鳥坂センパイかよとか、友達をカップリングネタに同人(?)を描くそのっちとか(これは方便だったようだけど)、「たばこどうだい」という感じでにぼしを渡すにぼっしーとか、
なんと言っても、大吉を引いた反応で友奈の状態を察したり、精霊と組んで潜入スキルを発揮したりする東郷さんの友奈ストーカーっぷりがさすがだったりとか、笑いどころはありましたけど、後半の重い真相で全部吹き飛んじゃいましたよ。
それにしても、にぼっしーはいい子ですな。風先輩にも友奈にもデレデレで真摯で、本当にいい友達になってくれましたよ。
それだけに、友奈が話したくても話せないシーンは痛々しかったですが。
最後は東郷さんが「今度はあたしが絶対助ける」と決意してますけど、天の神のところにカチコミしても意味はないだろうし、またやらかしそう、と思えてしまうのが辛いですな。
あと2話で都合のいいハッピーエンドは今度こそ無理な気がしますし、本当に死亡エンドもありえますかね…
満開で供物になった身体が戻ったのは
治ったのではなく神樹様が作ったパーツで補ってたのだそうで、1期ラストで友奈が立ちくらみを起こしてたのは身体がまだ馴染んでいなかったって事だったわけですね。
予告の「結城友奈は結婚します」は衝撃的でした。相手は東郷さんなのかにぼっしーなのかとか考えましたが、つまりは末期に望みを叶える的なことなんでしょうか。だとしたら切ないなあ…
■Just Because! 10話
受験直前のバレンタインにすれ違い、
夏目も小宮も結局はまともに渡せていないのがほろ苦いですよ。
涙を見せて立ち去って行く夏目が切なかったです。失意の夏目でしたが、それで自分が本気だと自覚する流れは良かったですよ。
あと、受験のモチベーションが下がっていないのも安心しました。
瑛太は待ち受けは直しておけよと思いますが、本当に操作分かってなかったっぽいですね。
状況を知った小宮が待ち受けを直して謝るのはよいシーンでした。お守りを集めて受かって欲しくない受験を応援したりとか、フェアで良い子じゃないですか。報われはしなさそうなのが辛いですが(^_^;)
ところで御守りの複数持ちは、ぐぐってみると特に問題はないんだそうで。
森川さんと陽斗の方はひと段落したようで安心しました。演奏を背に野球の真似事をしている場面は青春でニヤニヤしましたよ。
4月からは環境も変わって遠距離になって、付き合うのは無理だと言う森川さんは真面目で現実的だなあと。本当に真摯に考えてくれたんですね。
その上で、大学での生活が落ち着いてまだ好きなら付き合ってと気持ちを伝える辺りはキュンキュンしました。実質OKじゃないですか〜!
よかったなあ陽斗。
それにしても新幹線で往復3万円、夜行バスでも半分というあたりは本当にシビアですな。とりあえず若いうちは夜行バスで頑張れと思いました。自分はおっさんなのでもう夜行バスはしんどくて乗りたくないですが(笑)
瑛太は受験のことは親にも言ってなかったんですね。バレてたけど。
大学はすれ違いにならないことを願います。
小宮のチョコをもらう形になった写真部2人にはちょっと笑いました。完全に義理…、と言うより「渡せなかった余り物」と察せそうだけど、とか思いましたけど、そう思うのは視聴者視点だからですかね。
エンディングが元に戻りましたが、こっちの方が好きだなあ。
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コメント
終末>前回、フェレットとか書きましたが、そんな次元じゃない(多分)人工生命体でしたね。しかも食べながら話すし、どこで話してるかも不明なとんでも生物でした。
キノ>まあ先代キノは現キノを守ろうとして、守れただけでなく名前を使ってくれる程に感謝してくれたと考えると報われたと思います。
守る時に命懸けてたように見えましたし、立派でした。
投稿: 名無し | 2017年12月23日 (土) 08時08分
>終末
最後まで見ても実にとんでもでした。
>キノ
キノに与えた影響は無茶苦茶大きかったですねえ。
投稿: でんでん | 2017年12月23日 (土) 13時53分