鋼の錬金術師(映画)
(曽利文彦監督)
実写版ハガレン見てきました。
以下、ネタバレ注意。
前評判は悪そうだったし、そもそも漫画の実写化に全然期待していなかったですが(特典の0巻が欲しくて行きました)、
見た結果としては、思ったほどに悪い出来ではなかったけど、良い出来だったか?と聞かれると首を捻る…と言うくらいだったかなと。
実写版デビルマンや実写版ドラゴンボールほどの突き抜けた酷さは無いけど、実写版ジョジョよりは楽しめなかったくらいでしょうか…(^^;
(あまり比較して感想を書くのもどうかと思いますが)同じ漫画実写化映画として、例えば実写版ジョジョも前評判は悪かったですが、あれは1本の映画としてまとまっていて勢いもあって結構楽しめたんですよね。
あちらはエピソード数も少なくて(アンジェロ戦、虹村兄弟戦くらい)ストーリーもまとめやすかったわけですが、
対して本作は、エピソード数が多い割に登場人物を削りまくっていて、そのためエピソードごとの内容が薄くなって、過程を十分描かないまま原作の「名シーン」を無理に繋いだような構成になっていて、1本の映画としての満足度は正直低かったと思いました。
大体のエピソードを並べてみると、
リオール教主戦(ロゼは出ない)、ドクターマルコー訪問&いきなり死亡(まさか殺すとは/アームストロング少佐、シェスカは出ない)、「勘のいいガキは嫌いだよ」(スカーは出ない)、エルリック兄弟喧嘩(割と唐突に始まる)、
ヒューズ中佐と電話ボックス( ノД`)、第五研究所潜入(大総統、ブロッシュ軍曹、ナンバー66、ナンバー48は出ない)、そのまま決戦(まさかのショウ・タッカーがラスボス化?/…と思わせてまさかのハクロ将軍がラスボス化?/…と思わせてVSラスト&エンヴィー)
…というところでしょうか。
マスタング大佐の部下もホークアイ中尉しか出ないので原作のサブキャラファンにはなかなか厳しい映画だったかと思います。
良かった点としては、実写化でどうなるかと思ったアルフォンスが良かったです。また、真理くんの表現とかラストの爪とか錬金術のCG表現は面白かったかと。あと、ヒューズさんがヒューズで良かったです。
■
特典の0巻はとても満足でした。荒川先生はホントにヒゲハゲ親父が好きだな!
まさか今になって鉄血の錬金術師 バスク・グラン准将が掘り下げられるとは予想外過ぎましたよ。「イシュヴァールでは儂らの上官が流れ弾で死んでしまってのぉ」には吹きましたよ、あーた(笑)
よっぱらい親父化してからのグダグダっぷりを見ていると、「よっぱらって帰宅中を襲われちゃったスカーの圧勝」との荒川先生の言にすごく説得力が増したと思えました。FAアニメ版だと(たしか)ちゃんと闘ってやられてたのにねえ( ノД`)
それにしてもショウ・タッカーの厄いことよ;
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