GODZILLA 決戦機動増殖都市(映画)
(静野孔文・瀬下寛之監督)
アニメゴジラ2作目です。以下ネタバレ注意。
ちなみに小説「プロジェクト・メカゴジラ」は買ったけどまだ未読。
300m級ゴジラとメカゴジラの決戦になるのかと思っていたら、メカゴジラの扱いがああなるとはビックリでした。「決戦機動増殖都市」のタイトルがそのまんまでしたね。
まあ“らしい”と言えば“らしい”し、一応“メカゴジラとして”出ていると言えば出ているし、リアリティ的には正しいかも知れないけど、正直言えばメカゴジラらしいメカゴジラを機体…もとい期待していたのでちょっと拍子抜けではありました。
でも、SF映画としては有りかも知れません。メカゴジラはレディ・プレイヤー1で堪能したし、まあいいか。
3作目はいよいよ「ギドラ」ですが、こうなると素直に怪獣の形では出無さそうですね。これもタイトル通りに星を喰う存在として地球ごと消滅エンドもありそうですよ。
3部作の2作目だし、ここでゴジラを倒せるわけが無いのは分かっていましたが、人間…、もとい人型種族の内輪揉めで作戦失敗はモヤモヤ感はありました。
暴走したビルサルドが悪い…と言うか、異種族の相互不理解の悲劇ですな。摺合せって大事。
主人公・ハルオがあれほどビルサルドのメタル化に反発したのは少し意外に思えました。それこそゴジラを倒すためなら何でもやるキャラかと思っていましたけど、思い返してみると1作目でも人の命には拘っていた気もします。
それでもハルオも自分1人だったら自己犠牲もしたのかも知れませんが、ヒロイン・ユウコも巻き込んだのがビルサルド的には駄目だったかもですね。
ヒロインは死亡フラグは立っていたけど、あのまんま死亡とは切ないですよ。メタル刹那みたいに生存して復活…なんてことは無いだろうなあ。
地上に降りてるビルサルドは暴走してほぼ全滅っぽいので、次はエクシフメインでしょうけど、メトフィエスがやっぱりまだまだ胡散臭いですねえ。そもそも地球に戻ることになった経緯も怪しい気がしますし。
小美人もといフツアの双子が出ましたが、3作目でモスラは出るんですかね。過去に親がゴジラに倒されて卵が残ってるらしいので登場の可能性は高そうですけどどういう扱いになるやら。
双子はハルオとユウコのキスにビクッと反応していたのが面白かったです。
1作目ラストが「50mを倒したら300m登場」だったので、2作目では「300mを倒したら今度は1800m(6倍)が登場」エンドも妄想したけど、さすがにそれは無かったですね。マクロス以上かよ。
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コメント
なんか予算が辛そうですし、複数怪獣は出せないのかもって気になってきますね……ギドラも、そして卵まで出てきたモスラすら無理かも……
メタル化は戦いの手段なら許容できたかもしれませんが、あそこで露呈したのはビルサルドは人間という形をベストと思っておらずナノメタル融合を合理的、人の進む先と考えているという思想のすれ違いなので、あれをみとめてしまうとゴジラに勝った後、地球の支配者として新たなゴジラ……全人類を取り込んだメカゴジラを作ろうとすることが予想できてしまうからだと思われます。
あの場では希望者のみと言ってましたが、ビルサルド的にはなにが嫌なのか理解できないのでむしろ善意というか、ナノメタルによる合理的な素晴らしい知性体に異星の同胞も迎え入れようじゃないかってスタンスだろうことが救われない……
ナノメタル見つけてから目に見えてテンション上がってたりそのくせ感情はないとか言ってたりシティに故障多かったり愛すべき技術バカではあるのに……
投稿: | 2018年5月21日 (月) 09時56分
話の大筋は最初から決まってるでしょうし、さすがに予算の問題で怪獣削除は無い…んじゃないかなあと思うのですが(^^;
クライマックスのために予算を残していると思います多分(^^;
ビルサルドとの行き違いは、ビルサルド側に悪意が無さそうなのが切ないですね。ハルオなら分かってくれると信じていたらしい辺りがやるせないです。
投稿: でんでん | 2018年5月21日 (月) 21時06分