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2018年5月 5日 (土)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星(映画)

(安彦良和総監督)

「俺はガンダムに行った」(違)

※以下ネタバレ注意。

という事で、ORIGIN過去編全6作の完結編に行ってきました。
今回はルウム戦役の決着から「ジオンに兵なし」までで「ガンダム本編の直前まで」の話です。
まあ、「過去編」と言ってもあくまで「安彦漫画版ガンダムORIGIN」の過去編なので、TVや劇場版のガンダム本編とは割と齟齬があるのですけど、
それでも「いよいよここからガンダムが始まる」と思えてテンションが上がる終わり方になっていて燃えましたよ。ホワイトベースメンバーがサイド7に集まっていきながら今後の活躍が紹介される演出がいいですね。

タイトルは「誕生 赤い彗星」ですが、この辺りの話になるとがっつり群像劇で、シャア個人の印象はそれほど強くは無かったかなと。今回はむしろレビルの印象が強かったです。
レビルは…、子供の頃は“いい人”みたいな印象を持っていたのですけど、ORIGINで見ると好戦的ですねえ。
と言うか、デギン以外の主要軍人キャラが尽く好戦的で、和平交渉に来ているマ・クベも連峰側も誰も彼もが戦争継続を望んでいるあたりがヒド過ぎて吹きます。ロクなもんじゃねえなホントに(^^;
しかし、レビルは「戦争を止めたい」というデギンの言葉に同調している様子だったのに思いっきり裏切ったあたり、レビルはどうしてその結論に至ったのか、割と謎ではあります。
コロニー落としなんかをやらかしたジオンの好きにさせてはいけないというのは分かるんですけどね。宇宙世紀の歴史はこの後も酷いのですけど、ジオンが勝っていたらそれはそれで酷い事になっていただろうしなあ…。
まあ、ORIGINの一年戦争後の世界がアニメシリーズの宇宙世紀と同じになっていくかは疑問だったりもしますけどね。Zに繋がるかどうかすら疑問です。

ルウム戦は艦隊戦ががっつり描かれていたのが印象的でした。
モビルスーツが戦いの主役になったガンダムの世界では、後の時代になるほど艦隊戦が無くなっていきますから、結構新鮮でもありました。艦同士のスレ違いとかヤマト感がありますね。
それにしてもザクにとってのサラミスは「でかいマト」でしかないのが泣かせます。

最初にも書きましたが、ミライさんやセイラさんやブライトさんがサイド7にそれぞれ向かっていってる辺りはテンションが上がりますね。ブライトさんが若くて新鮮でしたよ。
ミライさんが父にカムランの事でからかわれていたのが、後のことを思うと泣かせますね( ノД`)
最後のテム・レイの場面では、仕事馬鹿のあの父でも息子への愛情はあるのだなあとちょっと切なくなりました。

ところでORIGINは「本編部分」もアニメ化するという話が一時期あったかと思いましたが、
公式サイトでも 『第6話「誕生 赤い彗星」をもって『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のアニメプロジェクトが完結します。』と書かれちゃってるし、結局アニメ化はこれで締めなんですかね。
最新映像でちゃんと動くガンダムも見てみたかった気もしますけど(レディ・プレイヤー1で見たのは別として)、
実際にORIGINの本編部分をアニメでやろうとしたら何年かかるか分からないし(ORIGIN本編部分は過去編の3倍くらいのボリュームですかね。過去編で3年ちょっとかかったとして本編部分だと9~10年かかる計算(^^;?)、ここで締めるのも正しいかもですね。
ともあれ、楽しませてもらいました。

次の宇宙世紀ものはNTとかハサウェイとかUC2とかですか。NTは実質UCの外伝(不死鳥狩り)だろうけど、UC2って何やるんですかね。バナージやミネバのあの後とか蛇足にも程がありそうなんですけど。
ハサウェイも逆シャアからは繋がらないのでかなり改変してきそうですけどどうなることやら。改変があったとしてもブ○○○さんが可哀想な結末は変わらなそうで鬱ではあります。

公式サイト

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