機動戦士ガンダムNT(映画)
(吉沢俊一監督)
ガンダムNTを観ました。小説「不死鳥狩り」をベースにガンダムUCで起きたことの説明や後日談を加えたりしつつ、ニュータイプやサイコフレームに迫る話でしたが、
正直蛇足感を感じるだろうなあとは思っていましたが、実際蛇足感が強かったです(^^;
これまで割とふわっとしか語られていなかったニュータイプやサイコフレームと言うものに細かく説明や解釈を加えたりしているのですが、正直そこはふわっとさせておいたままで良かったんじゃないかなあと思いました。なんでも説明すればいいってものじゃないなあと。
死後の世界とか機械を組立て前に戻すとか、これまで以上に荒唐無稽でオカルトで宗教っぽさも感じたりして、ちょっと付いていけないものを感じました。おっさんの戯言ですが、これが若さか…(違)
UCの時点ではそこまで抵抗感も無かったんですけどね。
MS戦は工夫も多くて見応えがありました。捕縛を主眼に置いたナラティブの装備が面白いですな。
ネオジオング戦もUCではビスト神拳で強引に終わらせちゃいましたけど、今回は結構ガッツリ戦っていたかなと。しかしまあ、これまで以上にオカルトバトル全開ですね(笑)
シナンジュ・スタインが登場しますが、スタインはシナンジュに改修されたんじゃ…と思っていたら「2機あった」設定だったんですね。小説に書いてたらしいけど、もう覚えてなかったですよ…;
ネオジオングも2機目があるとか、貧乏組織かと思ってたけど、案外懐に余裕があるなあジオン共和国。
ディジェが目立っていたのはちょっと嬉しかったですが、ディジェもいつの間にか沢山作られたことになってますねえ。
ミネバはともかく、バナージにがっつり姿を見せられると正直物凄く蛇足感が増すなあと思いました(^^; UC2をやるらしい話があったけど、やっぱりバナージと(実は解体されてなかった)ユニコーンががっつり主役なんですかねえ。
ジンネマンさんが元気なのはホッコリしました。
シルヴァ・バレトでビームマグナムを撃って、腕ごと交換する演出は面白かったです。
シャアの再来とか言うけど、シャアって周囲からは本当に過大評価されてるなあ。
今になってステファニーさんをあらためて見ることになるとはビックリでした。
次はハサウェイですか。
多分原作からはかなり変えてくるでしょうけど、逆シャアからどう繋げるのかとか、ブライトさんがどうなるか気になります。
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コメント
シャアの過大評価は感じますね。
実際は、性能差があれどアムロとか全員初心者の時代にも討ち損ね、被害ならランバ・ラルとかのが与えてるかもくらい。
指導者としても、自力ではなくジオン・ズム・ダイクンの息子という部分を全面に押し出しそこをシャアの力と誤認させられてるようなもの。
パイロットとしては自力によるものですが、ララアにも邪魔と言われたりしてますし、他のガンダム作品の主人公やライバルは十体vs一とか無茶苦茶な差をひっくり返したりザラですけどシャアの場合、大した数の差を圧倒したシーンてないんですよね。
世間ではパイロットとしての評価がガンダム作品トップクラスですが、個人的にはライバルや主人公キャラでは高いと思いません。
投稿: | 2018年12月 8日 (土) 17時11分
シャアはクワトロ時代のせいで余計に「凄い人感」を薄く感じてしまうかも知れません。迷いの時期だとは言いますが、指導者としては逃げ腰だし、パイロットとしても「強いことは強いけど最強クラスではない」イメージでしたから。
でもZ時代でも周りの期待度は割と全方位から高いんですねえ。(ブレックスとかハマーンとか)
逆シャア時代も、血筋とか一年戦争時代(終盤除く)の強さのイメージとかを利用して組織をまとめていて、あの後もイメージが残って独り歩きしてるのかなと。(ミネバは戦いは否定的だし)他にジオンに適当な御輿役もいないんでしょうね。
それはそれとして、ゾルタンをシャアの再来にするのは“見た目的”に無理がある気がしましたけど、失敗作扱いされなかったら整形させられてたんですかね。
投稿: でんでん | 2018年12月 8日 (土) 18時23分