« 週刊少年ジャンプ21号感想 | トップページ | 今週のアニメ感想・月~水分(4/22~24分) »

2019年4月22日 (月)

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(映画)

(石原立也監督)

2年生編観てきました。
ちなみに原作の2年生編までは既読。出たばかりの3年生編前編はまだ未読。

映画は2年生編の原作2冊から「リズと青い鳥」で描かれた部分は省略しつつ、「2年生(先輩)になった久美子」をメインとしてうまい具合にまとめられていたかと。
まあ、2クールかけてじっくりやった1年生編と比べると、どうしてもダイジェスト感が出てしまうのは否めないですけど、1本の作品としてよく出来ていて面白かったと思います。
ラストの演奏前に、久美子が音楽に本気になったきっかけの話(1期1話冒頭の全ての始まりの場面)を奏にさせておいて、最後に奏の「悔しくて死にそう」で締めるのが上手かったですよ。

1年生編ではもっぱら先輩達の事情に振り回されて揉まれた久美子でしたが、2年生時では1年生の問題児達相手に多少余裕のある立ち回りで、
あの難物のあすか先輩相手の経験値が活きてるなあと思いました(笑)
実際久美子があそこまで奏に踏み込めるようになったのはあすか先輩とのやり取りが効いてるわけですしね。
「音楽に本気になったきっかけ(うちのトランペットのエース)」の件といい、今回の映画は「久美子の成長」を結構強く描いているなあと思えました。

1年生編のボスキャラがあすか先輩だったのに対して、今回のボスキャラは“面倒くさい系後輩”の奏だったわけですが、
実際奏はあすか先輩に比べればかなり「甘い」キャラですけど、生意気で実力があってプライドも高めで人当たり良さげに見えながらバリアが強めながら、垣間見える未熟さ・脆さ・幼さがなかなかに等身大の若さで青春だなあと。
ホントに面倒くさい子ですけど、魅力のある子でもありました。オーディション時の奏と久美子のやり取りのシーンはいいですねえ。
そして、その後の奏の「ハッピーアイスクリーム!」が、奏と夏紀の間に何のわだかまりも無いと、奏が完全に仲間として馴染んでいると、何も言わずとも一発で分かるシーンとなっていて実に良かったです。

本作では久美子と秀一の恋愛模様も描かれましたけど、TVシリーズで秀一の場面をかなりカットしてきたのが痛かった気はしました。まあ、本作でも恋愛模様は割とさらっと流してるのでそこまで痛いわけでもないか。

エンディング後に「久美子部長」で終わるのは良かったですが、優子に久美子が部長を押し付けられる場面が無かったのはちょっと残念でした(^^;

で、次は3年生ですけど、アニメは3年生編はやってくれますかね。原作で3年生編の前編が出たばかりなので実現するとしても大分先でしょうけど、出来ればやって欲しいなあ。

公式サイト

|

« 週刊少年ジャンプ21号感想 | トップページ | 今週のアニメ感想・月~水分(4/22~24分) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 週刊少年ジャンプ21号感想 | トップページ | 今週のアニメ感想・月~水分(4/22~24分) »