■やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14巻 感想
完結。
長い宿題がようやく終わった感じです。…本当に長かった。
最後まで面倒くさい人達のまちがった青春ラブコメを全うしたなあと思えるラストでした。八幡本っ当ーにめんどくさい。
と言うか、八幡自身の恋愛感情がここまで隠されまくってきていたので、あんな重いプロポーズ展開になるとは思ってなかったですよ。不器用な人達は極端に走るなあ。
正直結衣スキーとしては辛いですよ。結衣自身が望んだ結果でもありますが、しかし、決着を付けずになぁなぁで済ませるよりは良かったんですかね。
八幡は結局雪乃を選んだわけですが、anotherだとあの結末だし、今巻でも「世界でただ一人、この子にだけは嫌われたくないから」とか言ってるし、結局はタイミングの問題ですかね。
ガハママを交えてのフルーツタルト作りだとか、プロムでの制服ダンスだろか、ハニトー再びのところはときめきましたが、後から思い返すとやっぱり辛いなあ。
それはさておき、エプロンガハマさんのイラストは大変可愛かったですが、ガハママのイラストもあっても良かったんだぜ?
平塚先生は最後まで恩師で最後まで格好良かったです。
陽乃の言った共依存は、分かるけどそれだけでは無いだろうと納得し難い感はあったので、今回の平塚先生の言葉はしっくり来ました。
いろはと小町の初対面は楽しかったです。何のかんの言っても相性いいんじゃないですかねこの2人。この2人が組んだら八幡も余計に苦労させられそうです。(と言うかラストで実現してるし)
最後まで雪乃に名前を覚えられていない財津くん…、もとい材木座および遊戯部2人は泣かされました。
でもまあ、材木座については、人との繋がりを信じられない八幡が「卒業後も会うような気がする」と思ってるくらいだから友情は報われてるんじゃないですかね?
「みんなメガネ」な3人を巻き込んでのカラオケ打ち上げは、生態系が異なる生き物達の交流に胃が痛い感がありましたが、葉山がアニソンもこなせてくれて良かったですよ。てか、ニチアサも分かるのか葉山。
相模は最終巻まで下げられる扱いで残念でした。体育祭で多少和解の芽が無いこともないような気がしたけど気のせいだったぜ。(敵対が無くなっただけで十分か)
渡先生はお疲れ様でした。
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コメント
結衣ファンですが、ラストシーン、あまりに結衣が不憫で健気で泣けてきました。
確かに、結衣が望んだ結果でもあるんでしょうけどね。
結衣が勇気を出して関係性の中に戻ってきた、というところが作品的には「救い」なんでしょうけど、やっぱり切ないですね。
雪乃を選ぶか、結衣を選ぶかはタイミングの問題のようでもあり、そうではないようにも思えました。ここは難しいですね。
14巻でも、八幡が結衣に対して恋愛的な好意を持っていることが描かれますので、やっぱり好きだったんでしょうね。
他方で、雪乃に対しては、思慕ということばでも恋慕という言葉でも言い尽くせない強い思い(恋愛感情も含む)があった、ということなんですね。
それは、自分の片割れを見つけたような感覚、とかそういうたぐいの切実なものだったんでしょう(多分)。
どちらかを選ばざるを得ないなら、結衣に対する恋愛感情ではなく、雪乃に対する恋慕を超越したもっとすごい何か(ただし言葉では表現できない。)
にならざるをえなかった、ということなんだと理解しました。
そう理解することで、今までの結衣への恋愛感情の描写と、今回の結末は両立し、一応説明がつくのかもしれません。
勢いで押し切った作者に対してはこう言いたいです「いやいや、そんな理屈、わかんないし、ずるいから」と。
雪乃への思慕や恋慕を超えた云々に恋愛感情が含まれているなら、やっぱり二股だったんじゃないんでしょうかね…
二股はありえない、という前提で読んでいれば、結末は予測不能だったといえましょう。
まぁ僕の理解が合ってれば、ですけどね。
とはいえ、強引な理屈は「俺ガイル」ならではと言えるかもしれませんし、
やっぱり小説自体は、コメディも面白く、緩急もすばらしく、登場人物たちは魅力的で、相変わらず良い出来だったとおもいます。
次回作も、面白いに違いないので、きっと読みたいです(ただ、もう三角関係は勘弁してほしいですね。)
しかし、できるなら、あんなに頑張ってた結衣が報われるところが、
あんなに苦しんだ結衣がもっといい形で救われるところが、読みたかったですねえ…。
八幡の、雪乃への強い想いに恋愛感情が含まれるかどうかなんて作者のさじ加減ひとつなわけですし、
そう考えると、結衣の恋愛は成就していてもおかしくはなかったんじゃないの、というのが素直な感想です。
「もう待たなくていい」が「もう少し待ってくれ」だったらどんなに良かったか。
第3期の円盤についてくるアナザーはまだでしょうか(冗談です。)
毎回ですが、長文失礼いたしました。
でんでんさんの感想、毎回共感できて、とても貴重でしたので、毎巻、感想が書かれるのを楽しみにしていました。
投稿: shom | 2019年11月21日 (木) 08時09分
糞以下の終わり方だと断言出来ます。
出す出す詐欺連続で無駄に時間をかけた割には展開が無理やりでびっくりしました
結衣は今まで奉仕部の部員のために何度も傷ついて泣いてきましたけど
雪ノ下にとっての結衣の存在はそこまで大きなものでも大事なものでもないんだろうなということがよくわかりました。
文化祭のスローガンの時に「人の字とは~」云々の話があったと思いましたけど
それを言った八幡とその意見に対して笑った雪ノ下はまさに、支えられている側で軽蔑の対象ですね。まさに
雪ノ下の厚顔無恥さと下種さは吃驚しましたけど、結衣は八幡を好きなことを知っているはずの雪ノ下で今回の終わり方というのは
胸糞悪かったです。
雪ノ下は過去に虐めにあっていたと言いますけど虐められて当然のクズでしたね
投稿: | 2019年11月21日 (木) 12時35分
感想最後までお疲れ様でした
正直結果前提で色んな事棚上げにして終わらせた感じがして納得はし難かったですね
仮に結衣がもう少し我儘になれていたらもっと悲惨な結末になったでしょうし、そこまで踏まえて八幡も雪乃も結衣を選ばないという択を取るならその弱さや都合の良さを当人たちに自覚できる形に傷として残し、なあなあでまた一緒よりキッチリ決別させて欲しかったです
そもそもここまでの流れが八幡の選択によるものか?と言われてたらただ流され続けた結果に見えますし……
コメディ描写とかは最後まで楽しかっただけに、これまでの作者の発言や思わせぶりな描写にほぼ意味がなかったと取れてしまうのが残念です
投稿: | 2019年11月21日 (木) 13時09分
八幡の雪乃に対する思いは単純に恋愛とも言い難い複雑なものではあるのでしょうけど、「片割れ」というのは割としっくり来る気はします。
しかしまあ、それで公園以後の八幡の行動を納得出来るかというと、…自分には難しいですね。八幡本当にめんどうくさいとしか言えません。
とりあえず、三角関係、多角関係ものはもう勘弁とは思います(^^;
文学少女とかでも凹みましたが(アレはメインヒロインは明確だったけどミスリードが強かったので)、今回はより精神ダメージが大きいですねえ。
アニメ3期は、見るとは思いますが感想は書くか分からないなあ…。
投稿: でんでん | 2019年11月22日 (金) 00時02分
でんでんさん14巻感想お疲れ様です。
ガイル今までの内容が良かっただけに、最後で無茶苦茶ゴリ押しイベント、アニメ世界な内容、安っぽい終わり方で台無し。ハッキリ言えばドン引きしました。
せめて二人の関係幕引きはガハマちゃんにして欲しかった。八幡ではなく・・・って言うか二股八幡が何故選んでンの?
八幡が雪乃への思いはハッキリ言えばドーデモいいと思っています。作者が初めから終わり方を決めていたようなので。
きっと一緒に皆で何時までも・・・とのガハマちゃんの願いは高校在学中までで、その後雪ノ下家介入により解散状態になりそうですね。父の後を継ぐのならガハマちゃんとの関係は薄れると思います。
雪ノ下家に気に入られている八幡も巻き込まれるでしょうね。
話の展開が気まぐれオレンジ⭕️ードを思い出しました。気まぐれオレンジロー⭕️は大嫌いなんですよ、相手の女の子が報われないから。
以上です、お見苦しい私の感想失礼しました。
投稿: kero | 2019年11月22日 (金) 06時46分
俺ガイル終わりましたねー感想毎回に楽しみにしてました
14巻はあーしさんと似たような気分で読んでたようなw
最後の奉仕部が本人達の意思の外から復活するって形は
悪くないなと思いました。
投稿: 通りすがり | 2019年11月23日 (土) 01時36分
最後に無茶イベント度が上がったような気はしなくも無かったかも知れません。どうだろう、うーん;
「あーしさんと似たような気分」は同意です(苦笑)
最後に半端をやめた点はよいかとは思いますが。
投稿: でんでん | 2019年11月23日 (土) 09時25分