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2019年12月 4日 (水)

Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター(映画)

(富野由悠季監督)

Gレコ劇場版見てきました。まともに通して見たのはTV版放送時(2014-2015年)以来でしたが、90分程度とは思えない密度の激動展開で大変面白く見られました。
今回はTV版1~5話+αまでの内容でしたが、続けて見ると話の連続性がより実感出来るのがいいですね。独特でセンスオブワンダーな世界観にのめり込むことが出来たかと思います。

正直TV版の細かいところは忘れているので具体的にどこが違ったとかは言い難いですが、映画では「ベルリとアイーダの話」であることが強く強調されていたのが印象的でした。
ベルリ・アイーダ双方の感情と行動が理解しやすくなっていて良かったですよ。
TVの頃は、海賊側に与してしまうこの辺りのベルリの行動は、状況に流されすぎだなあと思ったりもしましたが、是非はさておき心情は納得しやすくなっていたかと思います。
そして愛する人を殺された怒りと恨みを堪えて、ベルリに礼を言わなければならないアイーダの葛藤も納得出来るように描かれていたかと。
実際ベルリがカーヒルのグリモアを撃たなければアイーダも死んでいてかも知れないわけで、ベルリにしてみれば理不尽さがあるのも確かですが、理屈と感情は違いますし、ベルリもアイーダも人間らしさを感じました。

ベルリとアイーダの話として、映画として一本の筋が通っていたので、クライマックスのコアファイターの辺りがちゃんと映画のクライマックスになっているのもいいですね。
TVだと各話ぶつ切りになってしまうので、その辺があまり実感出来ていなかったですが、映画で通して見ると、アイーダが葛藤を抑えてベルリのコアファイターのドッキングを助けることになるあたりはなかなかグッときます。
タイトルが「行け!コア・ファイター」に決まったと知った時には「なぜそのタイトル?」と思いましたけど、映画を見れば納得出来るものでした。

ところで、コアファイタードッキングの描写は、隙間に挟まってるハッパさんが楽しいですよ。あの人、怪我しなくてよかったですねえ。
ドッキング時のコアファイターとG-セルフ本体のハッチの間の隙間が結構余裕があるというのは、キャピタルからメガ・ファウナに向かう場面での新規カットでも描写されていて興味深かったかと。ああいう何気ないカットがいいなあ。
それにしてもG-セルフのコクピットは広いですね。人間4人が乗れるのが凄いですよ。
コクピットのトイレ描写は久々に見ても新鮮に感じました。しかし、女子3人に囲まれてのトイレシーンはホント狂気ですな(笑)

マスクの人が一体誰なのか謎ですが、前半のいい先輩っぷりを久々に見ると、この人本当に鬱屈してるなあと思えました。

OP・EDがTV版と同じだったのは意外でしたが、どちらも好きな曲なので嬉しかったですよ。EDは画面が途中から黒バックになるのはちょっと残念でしたが。

2作目は2月だそうで、予想以上に早くて嬉しい驚きでした。このペースだと案外来年一杯で完結(5作目)までいったりしますかね。
ともあれ早いペースで見られるなら楽しみです。

ところでG-セルフのMGは出ないんですかね。欲しいんですけどねえ。

公式サイト

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