劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明-(映画)
(小島正幸監督)
冒頭のショートアニメ「マルルクちゃんの日常」が数少ない癒し…というかこれから見る人への罠ですな。て、これ毎週変わるの?
映画本編はTVシリーズ最終回でリコ・レグがナナチと一緒に旅立った後のボンドルドとの戦いを描く話で、実に面白かったです。
面白かったです、が…、酷い、本当に酷い; 原作を読んで分かってたけど、本っ当ーーーにド外道だなあボンドルド;
ネットでもよく見かける意見ですが「吐き気を催す邪悪」という言葉が似合いすぎですよボ卿、おやおや…。
いやまあ確かに、倫理観とか皆無だけども、紳士だし人類の発展に尽力している知識欲旺盛な偉人であることは確かなんでしょうけどね。倫理観とか皆無だけども。
やらかしてることは言い逃れようもなく度し難い邪悪なド外道の極みだけど、本人自身は子供達への愛情もあって、悪意とかは皆無っぽい辺りが本当にタチが悪いですな。ナナチも厄介な狂人に見込まれたものですよ。君は可愛いですね…。
ともあれ、良くも悪くも悪くもボンドルドの印象が強烈過ぎる作品でした。いいシーンも多かったのに、ボンドルドのことばかり思い出して困りますよ。これが恋?(違)
どうでもいいけど、ボンドルドとかボンボルドとかボンボルボとかボンドルボとか間違えそうになって困ります。
ボンドルドはどうつくってもやばいのだとブラックジャック先生も言ってたっけ…(違)
アビスの恐ろしくも不思議な世界観は今回も魅力的でした。支え水の結晶とかアニメで見ると映えますね。
プルシュカはもう、存在自体が悲しくなりますよ。あんな姿にされても最後はリコのための白笛になってくれるところがもう、いい子過ぎて不憫過ぎる。
リコ達で出会うまでのプルシュカの回想は、あんな日々を経た相手を躊躇いもなく“ああ”できるボンドルドのボンドルドっぷりが本当にヤバいですよ。(またボンドルドの話になってる)
ナナチは可愛いですね。つーかナナチに触るとおっきくなるのかよレグ(笑)
この先の話もアニメ化が決定ということでめでたいですが、TVなのか映画なのかどうなんでしょうね。この先はますますクリーチャーでTVだとやり辛い気もしますけど。
映画だとすると、この先は単行本3冊使ってもまだ切りのいいところに行ってない気がしますがどうするやら。
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