ゴジラxコング 新たなる帝国
(アダム・ウィンガード監督)
予告時点で分かっていたけど、素晴しくバカ映画でした。
シンゴジ以降、日本で作られるゴジラ物はアニゴジ・SP・マイゴジと「怖いゴジラ」が主流になってたけど(そっちも好きだけど)
これくらい振り切ったバカ路線もいいですね。
いろんな路線をやれるのがシリーズの強みなので、本作みたいなバカ映画が作られてよかったです。シリアス路線しか作れなくなると困りますし。
ラドンもそうだそうだと言っています。
怪獣いっぱい猿いっぱいヤンキーいっぱいで楽しかったです。
「ヤンキー物」は別に好きなジャンルではないのだけど、「ヤンキー物+怪獣」だと異様に面白くなるのよね。完全にヤンキー抗争怪獣映画でした(笑)
ゴジラさんがずーーーーっと「なんやワレェェェッッッ!!!」とか「やんのかコラァァァッッッ!!!」叫んでいてほっこりしますよ。
ゴジラさんは本っ当にヤンキー…というよりヤーさんで、助っ人を頼みに来た(以前に喧嘩したり共闘したりした)コング相手に
「ワレ、よおワシの前に顔出せたなあああ!!!」と言う感じで殴りかかって大暴れで吹きました。ここがこの本作一番のおもしろポイントだった気がしますよ。
頭に血が登って暴れまくっていたのに、モスラさんにたしなめられたらすぐ喧嘩をやめるゴジラさんが爆笑ですね。どれだけかーちゃんに頭が上がらないんだよゴジラさん(^^;
今回の話ってぶっちゃけ単なるボスザル決戦なのですが、規模がでかすぎてボスザル決戦に人類もゴジラまでもが巻き込まれるのがヒドイですな。
最終決戦なんて「そのまま地下の人のいない辺りでやれよ」と思うのですが、映画の映え優先のために(笑)リオが決戦の舞台になるのがヒドイですよ(苦笑)
いやー、どれだけ一般人死んだんだろうアレ;
スカーキングの歯が飛んでくる辺りは、MSの(巨大)薬莢が民間人に飛んでくる宇宙世紀を思い出して恐ろしかったですな。
歯と言えば、虫歯を人間に治してもらうコングさんはかわいかったです。
腕の怪我の治療も人間に頼ってるし、甘えてるところがちょっと萌えるじゃないですか…。
そもそもコングのシャワーシンから始まるし、もしかしてヒロインだったのかコングさん?
スーモ…、いやシーモさんはスカーキングに無理やり首輪をつけられて戦わされていてかわいそうでしたな。
最後は解放してもらえてよかったですよ。ゴジラに言われてスカーキングへのトドメに一役買ってるのに笑いました。
今後はコング達と仲良く暮らしてください。
(追記)シーモさん、いやシーモちゃんはメスらしいですが、氷系美少女を隷属させるハゲ親父とか酷いなスカーキング(幽遊白書か)
ゴジラさんが「人類の味方」と言われてましたが、(これまでのシリーズも一応見てるけど)「そうだったっけ?????」と言わざるを得ません。
まあ、人類への憎しみ全開なマイナスゴジラさんと比べると、はるかに人類に一応の配慮は見せてくれてるけど、人類の味方ではないよなあ…。「地球の味方」ならともかく。
今回も、余裕がある時なら川を移動したりでなるべく建物を壊さないように配慮はしてくれていたかもですけど…(橋は壊しまくってる)
ゴジラさんがコロッセオベッドを気に入ってたのはかわいかったです。最初だけかと思ったら最後までコロッセオベッドに帰ってくるとは。完全に自分専用だと思ってるよ(笑)
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コメント
某所で言われてました
コング イキがってるけど妙に義理堅いヤンキー兄ちゃん
ゴジラ 寡黙な番長
モスラ 番長が頭上がらない幼なじみちゃん
投稿: | 2024年5月 4日 (土) 00時51分
スーコ 語尾に「やんす」がつく舎弟
でしょうか
投稿: でんでん | 2024年5月 4日 (土) 12時10分