2017年9月24日 (日)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 12巻 感想

遂にというか、やっと出ました12巻。
11巻が出た2015年6月からまさか2年以上待たされることになるとは思いませんでしたし、少し前まで12巻で完結かと思っていたのでそうならなかったのも予想外でした。話を畳むために苦しんだんだろうなあとは思いますが(^^;
ネットでは13・14巻の2冊同時発売で完結予定なんて情報も上がってますけど、次はあまり待たされないといいんですけどね。本当に(^^;
あと、今回は発売日がえらく地域差が出ちゃってましたけど(自分は21日に入手)、それだけ進行がギリギリだったってことですかね。次は勘弁して欲しいです(^^;
おかげで有給を1日無駄にしてしまったですよ(ボソリ)

つい愚痴ってしまいましたが(いかんいかん)以下感想。ネタバレ注意です。
まだ1回読んだだけなので、再読すれば感想が変わるところもあるかもですが。


最終章ということで重い展開を覚悟していたものの、終盤近くまでは(最終章にしては話が全然進まないと思えるほどに)穏やかな雰囲気で進んでいましたが、
これまででも緩やかに進めて最後の最後にショッキングな展開を入れてきたのが俺ガイルでしたので(2巻、7巻、10巻とか、終盤ではないけど11巻もか)油断すまいと思っていたら、やっぱり最後の最後で来ちゃいましたよ。
八幡のスタンスの否定、いい関係に見えていた奉仕部3人の関係性の否定、結衣の涙と独白で、ラスト20ページほどでかなりダメージの大きい締め方でした。
でも、ハッピーエンドを望みつつも結局こういうヒリヒリしたところが俺ガイルらしくて面白いと思ってしまうのが読者の業と言うか、まったく度し難いですよ(;´Д`)

陽乃のクエスチョン「三人のこの関係性を何と呼ぶでしょーか?」は、すぐに「共依存」の言葉が浮かびましたが本当にそれがアンサーなんですね。
正直納得出来てしまうけど、(問題を含んでいるのは承知しつつも)いい関係性にも見えていたので、そこを否定されるのは結構ショッキングでした。まさに「問題を含んでいる」部分こそが大問題なんでしょうけど。
ではどういう関係になるのが正しいのか、は正直難しいですねえ。
と言うか、そもそも「理想的な関係・在り方」を実現出来ている人なんて世の中にどれくらいいるのやらと思ってしまいます(^^;
そこを追求してしまう潔癖さが(陽乃も含めて)若さだと思いますけど。

11巻では大きな問題を残しているのは雪乃だと見せておいて、実は八幡もまた大問題を残していたと言うのもショックでした。まあ八幡がそもそも問題だらけなのはデフォなんですけど、「頼られることを悦んでいた」と言ってしまうと確かに病的に聞こえてしまいますね。
でも、本作は「3人の物語」ですけど「主人公」はあくまで八幡だし、最後の最後は八幡自身の問題に帰結するのは当然なわけで、それをどうにかしないと話は終わらないですね。

八幡の問題については、これまでも「仕事だから」と何でもやってしまうあたりは問題だと葉山からも示唆されていましたけど、「お兄ちゃん気質」の方まで問題として取り上げられるとは思いませんでした。いろはに対してはともかく、雪乃に対してまで「妹扱い」があったと言うのはちょっとピンとこないところもありますけど。

2人だけでなく「結衣も雪乃に依存していた」というのがまたキツい話でした。正直こうなると何から何までが依存なのかと混乱してきますけども(^^;
11巻時点では、雪乃以外の2人はだいたいの課題を克服しているようにも思えたけど、全然そういうわけでも無かったんですねえ。

陽乃の言動は何を言っても「呪いの言葉」になるなあとは思ってきましたが、それは陽乃自身の諦めから来ていたわけですね。
これから奉仕部3人はどうなるべきなのか。(いろいろ諦めた)陽乃が言う通りに果たしてなってしまうんですかね。
陽乃の言う「無事独り立ちして、ちょっと大人になるんだよ」は正しい結末なんでしょうけど、しかし「機械仕掛けの神の言うとおりになりました。めでたしめでたし」で終わるのは物語としてどーなんだと思うので、予想をいい方に裏切って欲しいところです。無茶振りですけど(^^;
まあ、次が13・14巻というのならクライマックス前の13巻では更に八幡を叩き落としそうですけどね。

ただ、3人の関係の結末がどうなるにしても、(やっぱり平塚先生もいなくなるようだし)奉仕部自体は結局無くなっちゃいそうですね。むしろ奉仕部の場が足枷にすらなりそうですし。

ところで陽乃の「三人の関係性」の問に対して、八幡の「さ、三角関係、とか」は苦笑しました。実際はそれ以前の状態ですし。
まあ八幡も陽乃の望む答えを模索しての苦し紛れの回答で、本気で言ったわけじゃないでしょうけど。


結衣は3人の中で一番成長したキャラだと思いますけど、だからこそ状況が見え過ぎて動けなくなっていると思えて切ないですよ。
でも、結衣は「雪乃のこと」は正しく理解している(分かりすぎて動けなくなるほど)けど、八幡のことはどうなんだろうとは思いました。結衣は「諦めちゃってる」ようだけど、そのあたり結衣と八幡の認識は割とズレがある気はするんですよね。
「彼の気持ちを知るのが怖いから」とも言ってますし、他の人間に比べれば八幡への理解度は高いだろうけど、決定的な気持ちは分からないままなんだろうなあとは思いました。

中盤のInterludeで、結衣が八幡・雪乃の間に入り込めないところがあると感じていたのがはっきり書かれていたのが印象的でした。そうなのだろうとは分かっていましたけど。
でも、雪乃は雪乃で結衣と八幡に対して同じように感じている部分もあると思うんですけどね。

ラストのInterludeは切なかったですよ。「涙が止まってくれてよかった」で始まり「涙が止まらなければよかった」で終わるあたり、相反する思いがともに溢れているのがホント切ないかったですよ。

ラストや独白のあたりは切ないですが、それはそれとして結衣スキー的には八結ラブコメ要素多めで良かったです。読んでる最中も「きっと最後で不穏展開がある」と思いながらでしたけど(^^;
「頑張る姿がどうのって」に対しての「心底今もそう思っていることだが」とか、顔が近づいて心臓が跳ねたりとか、二の腕を触られて効果抜群だとか、初めて二人で教室を出たりとか、結衣がブランケットに赤くなった頬を埋めているのを見ていたりとか、「桃好きー」な笑みが可愛らしいとか、プロムのダンスでまたどくっと鼓動が跳ねたりとか、自然に「どっか寄ってくか」と言えてたりとか、マッ缶ツーショット写真を自然にもらってドック掛けてたりとか、自然に2人でスイーツを食べに行ってたりとか、手作りのプレゼントが「本当に心が揺れる」だとか…、ラブコメ的な感情を(モノローグでは)全然誤魔化さなくなってる八幡がポイント高いです。
「たくさんの言い訳を張り付けて、俺たちはひどく短い距離を同じ歩幅でゆっくり歩いた」が実によいニヤニヤポイントでした。その後の「あたしたちでいいのかな」の辺りは切ないですが。


気になっていた11巻ラストでの雪乃の依頼は「見届けてもらいたい」ということで、納得はいく内容でした。いくら弱っていても雪乃が「姉や母を何とかしてよハチえも~ん!」とか言うわけないですし。

11巻終盤ではかつてないほどに弱っていた雪乃でしたが、今回はかなり復調して頑張っていたのですけど、最後にまた母親が障害になるのが可哀想でした。
実家に戻った後も雪乃の状態は表面上はさほど変化が見えなかったので、母親との会話も何とかなったのだろうかと思ったらアレですよ。
それも母当人の意志と言うよりも(八幡の「仕事だから」のように)「役目だから、体裁だから」というスタンスでの立ち回りらしいあたりが何ともやりきれないですね。

このあたりを見ていると、雪乃母はやっぱり「キャラクターとしてのラスボス」と言うよりは、八幡のこれまでのスタンスにも通じるものとしての「概念的なラスボス」なのかと思いました。
やっぱり「高校生が他人の母親を直接論破してめでたしめでたし」みたいなトンデモエンドは有り得なさそうだと思えて、そういう意味では少し安心したかも知れません。

あと青春ラブコメ的には、今回雪乃が後半でほぼ別行動だったこともあって、その方面での雪乃の思いは「写真」以外あまり感じられなかったですが(うまく隠していた?)、今回の結衣の独白のように雪乃の独白も次巻辺りで見てみたいところです。anotherシリーズではそれがあったし、実際やりそうですけど。


いろはす先生の「女子を妹扱いダメ絶対」講座は結構ためになる話でした(笑)
いろはは結衣同様に成長キャラですねえ。初登場時とは最早別人ですよ。基本のノリはそんなに変わらないですけど。
生徒会長としても、超有能な雪乃と一緒に仕事することで危うく文化祭の再現になりそうなところを、自分が油断してやらかしてしまっていたと踏み留まって反省出来るあたりは実際優秀ですよ。

「いろはすはゆきのんに好かれてると思うよ……。それも相当だよ……。」はほのぼので言わぬが百合で捗りました。anotherシリーズのように今回でいろはが「雪乃先輩」呼びになったのもポイント高いですね!

いろはが今年プロムをやることに拘ったのは何故かと言うのは、正直よく分かりませんでしたが、(自分のためと言ってるけど)奉仕部のためとかだったりするんですかね。
いろはは「奉仕部3人と」仕事することを望んでたんでしょうか。そのためにそこまでするだろうかとも思えて、ちょっとしっくり来ないのですけど。

プロムに関しては、八幡同様に高校生がやる行事としては全然ピンとこないので何とも言えないなーと思いました。
でも、今回の話としてはプロムが「失敗してはいけないイベント」では無いことがポイントなんでしょうね。そして「奉仕部の仕事ですらない」ことで、より八幡を追い詰めて「八幡がなせ動くのか」の根本的な理由を炙り出しているのかなと。
動く理由が「いつか助けるって約束したから」の心残りだと言ってますが、その辺を次巻でより深く追求していくのだろうと思いました。(それはそれとして、あそこまで言われて助けに向かうラストの八幡の行動はやっぱり間違っている気はします)

…あと、9巻の雪乃の「いつか、私を助けてね」は、読んだ時は単純に恋愛要素だとかでポジティブに捉えていいセリフなのだろうかと少しだけ疑問に思いましたが、今巻での使い方を見てもやっぱりちょっとネガティブな扱いに感じてしまうかなと。
今巻での「1人でなんとかしたい」という雪乃のスタンスからすれば黒歴史的なセリフだったようにも思えました。でもまあ、人を助け・助けられることがダメなことだなんてのも潔癖すぎてどうなんだろうと思いますが。


冒頭のいきなりの「長い沈黙だった」は思わず「まったくだよ!」とツッコミそうになりました。
けーちゃんと会ったシーンでの「体感時間で二年ちょっとぶりくらい」も同様にツッコまざるを得ません。
ホント、次はここまで待たせないでいただきたい。

雪乃のマンションを出た後の陽乃との会話で、八幡の将来像に専業主婦だけでなく「スーパーな社畜」が入っているのに笑いました。これも一つの成長…といっていいんですかねえ(苦笑)

小町の無事合格はホント良かったですよ。落第する展開は無いだろうとは思っていたけど安心しました。大志もおめでとうですよ。
小町の三つ指ついての「お世話になりました」は嫁入りするみたいでぐっと来ますね。

小町&川崎さんの「いえーい」は笑いました。戸惑いながらもちゃんと「いえーい」してくれる川崎さんがかわいいじゃないですか。
合格発表でのブラコンを隠さない全力疾走も素敵ですな。

「ヒッキー頭皮かたっ、……ハゲるよ」の辺りは、たしか前にも雪乃に生え際を優しげな目で見られていたなあとか思いました。(何巻だったっけ)
ヤバイの八幡?(^^;

今回読みはじめたところで思ったのは「あ、まだ2月なんだ」ということでした。これまでは基本1冊につき1月単位の話でしたから。でも11巻の引きからして、あのラストの直後から始めるのが当然ですね。
ところで今巻ラスト時点でいつ頃なんですかね。小町の合格発表日時点で「関東でも梅の花が咲いた」「先日の強い風が春一番」とありますが、ぐぐると関東の梅の開花時期は「1末~2頭」、春一番だと「2中~3上」という感じのようで、…あまり参考にならないなあ(^^;
次の13巻も今巻ラストシーンの直後から始めそうだし、これまでのフォーマットに拘っていたらまとまらないのだろうなあと思いました。
14巻完結らしいですけど、(エピローグとかは別として)多分3月いっぱいまでの話で終わるのかなと。
ともあれ、今度こそはあまり長く待たせないで欲しいですよ、本当に(^^;;;

俺ガイル11巻感想

俺ガイルr感想

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2016年4月30日 (土)

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。r」感想

俺ガイル続BD特典7冊目。これで「another」シリーズ完結です。

以下、「続きを読む」でどうぞ。
最初からネタバレですので。

続きを読む "「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。r」感想"

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2015年12月30日 (水)

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。e」感想

俺ガイル続BD特典6冊目です。
以下ネタバレ注意。

10巻本編とは大分話も変わってきていたので葉山とのマラソン問答は無くなるかも…、とも思っていたのですが、きっちり入れてきましたね。会話の内容は全然違ってますが。

何というか、今回もとても「はやはち」でした。
ラストは「八幡と結衣」との関係性描写になったものの、途中までは完全に「八幡と葉山」の話でしたよ。
「彼女たちのことはまだわからない」とか言いつつ、「彼女たち」より葉山と話すことを優先するのは一種の逃げと言うか迂回という気がしないでもないですが、
まあ、葉山は八幡の対比役だし、八幡が自分の事を考えるなら「鏡」のように葉山の事も考えざるを得なくなるんでしょうね。


今回で「10巻」に当たる部分は最後までいったので(打ち上げはやってないけど)、特典最終巻は完全に未知の領域になりますが、最後は八幡の抱える恋愛トラウマ問題にもうちょっと踏み込んで終わりな感じでしょうか。
残り100ページ足らずで「決着」まで行くかはまだ懐疑的ですが。
普通の主人公なら今回の話の後は結衣と引っ付いてエンドとなりそうなものですが、恋愛に対して亀の歩み過ぎる八幡が残り100ページ足らずでそこまで行けるとはとても思えないですしねえ。

さて、ここまでは「年末から新学期にかけて」の話で、基本的には「10巻」の展開をなぞりながら話が進んできましたが、本編との差異を大雑把に以下にまとめると…

1.八幡が本編より早く自分の恋愛問題に向き合いつつある。(まだ向き合ったとまでは言えない)
2.雪ノ下母と会わなかったので雪乃の家庭問題が浮上せず、「保健室」が無かったので八幡と雪乃の関係性が大きくは変わっていない。
3.「噂」に結衣が加わったことで八幡の結衣への意識のウェイトが大きくなり、「保健室」が無かったので、結衣が三角関係をあまり意識していない。

…というところでしょうか。

主人公である八幡の恋愛トラウマに対する描写としては、9巻までの流れからするとこちらの方が9巻までの流れからよりストレートに繋がってる気もしますが、
雪乃の問題が消し飛んでいるあたりは、やっぱりあくまで「特典」だなあとは思います。

とまあ、特典で別ルートをやることに「なんだかなあ」な感情があるのは置いておいて、
とりあえず結衣スキーとしては、ラストのイチャイチャ治療や「優しくない女の子は、もう嫌いではないけれど」はよいニヤニヤではありました。
不器用な包帯でも「俺にお似合いの勲章だ」とか思っちゃうあたりはいいですね。
傷口を救急箱で攻撃するガハマさんがヒドくて素敵だ(笑)

特典1巻目「a」の感想はこちら

特典2巻目「n」の感想はこちら

特典3巻目「o」の感想はこちら

特典4巻目「t」の感想はこちら

特典5巻目「h」の感想はこちら

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2015年11月27日 (金)

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。h」感想

俺ガイル続BD特典5冊目です。

前巻で葉山の文理選択の件が話題に上がらず、葉山の「噂」が「雪乃、結衣との噂」になったおかげで10巻からは大分印象が変わってきました。
奉仕部への依頼内容が「葉山の進路問題」ではなく「葉山の恋愛スキャンダルの噂の沈静化」に変わったことで、八幡が抱える自分自身の恋愛問題により踏み込む内容になりそうなのかなと。
展開にしても、三浦が相談に来たり、持久走で戸部と話したりまでは、やっていること自体は10巻から大きく変わってはいなかったですが、その後に生徒会室で葉山を待って公園で話すあたりは大分変わってきたかと。

八幡の恋愛問題は、前巻まででも折本や小町や陽乃との会話で「そろそろ向き合わないといけない」事が示されてましたが、今回の葉山からの「目を逸らしているんだな」のツッコミで、いよいよ追い込まれてきた感じです。
勿論「目を逸らしている」のは、ラストの「俺と、お前だ。」で書かれている通り、八幡だけでなく葉山もなんですけどね。

いよいよ八幡も目を逸らすことを止めないといけないと強調されているし、「a」シリーズが始まった当初でも、このシリーズで八幡の恋愛問題の何らかの「決着」が書かれるのかと思っていたのですが、
ただ、話の進展がゆっくりすぎて、残り2冊で決着をつけるところまでいけるのだろうか、と懐疑的になってきてもいます。
ここから残り200ページ程度で八幡が自分の想いに向かい合って、結衣なり雪乃なりと付き合う事になる…、みたいな決定的な決着までは、どうも進まないんじゃないかと思えてきました。

このペースだと、せいぜい「恋愛に向き合うことを決意する」くらいまでしか進まないんじゃないかなあ(^^;
まあ、何度か書いてますが、「本編と特典とで八幡の好きな相手が変わる」みたいな展開になったら、この程度の分岐でそこまで変わっても納得がいかないわけで、特典はあまり劇的な展開で無くてもいいんですけどね。


恋愛問題恋愛問題と言ってますが、今回は八幡と結衣・雪乃との絡みがそんなに多くないので、八幡自身のラブコメ展開は少なめだった印象でした。
雪乃の姿勢を崇高に感じたりとか、戸部から聞いた「結衣の噂で男子がざわついてる」話でドス黒く不快感と嫉妬を感じたりはしてますけどね。

とりあえず、雪乃だけが問題に巻き込まれていた10巻に対して今回は結衣も巻き込まれていることで、八幡が結衣の事を考える描写が増えてはいるのは印象的でした。
その内容は主に「カースト上位で人付き合いの広い結衣が抱えるリスク」に関しての事なのですが。
相模が出た一連のシーンは、八幡的には「自分が結衣の想いに向き合ったら無責任な周囲から結衣がどう扱われるか」のシミュレーションを見せられているようなものだったかも、とも思えました。


「噂」に結衣も巻き込まれた形になったおかげで、奉仕部に来た三浦の態度が10巻に比べて攻撃性が低くなっていたのはホッとしました。
おかげで雪乃の態度も柔らかくなっていましたし、結衣と三浦、結衣と雪乃の友情が感じられるいいシーンになっていてほのぼの出来ましたよ。
八幡も泣く三浦に対して「お兄ちゃんスキル」を発揮したおかげで、この時点で「ヒキオ、ありがと」と言われてましたし、案外馬鹿に出来ないなあ、お兄ちゃんスキル。

相模が再登場したのはちょっとしたサプライズでした。7巻以降も名前はたまーに出てきてましたが、相模本人はもう本編では出ないんじゃないかと思っていましたので。
で、登場直後のあたりは読みながら「相模は相変わらずクズのままなのか?」と思いかけましたが、結衣の噂話で盛り上がろうとしなかった辺りは、相模も以前より多少は成長しているのかな、と。…まあ、分かりませんけどね。

それにしても戸部はいい奴ですな。いつの間にか俺ガイルの癒やしキャラポジションになってる気がしますよ。

いろはの「振り芸」は今回も健在でナイスでした。書記ちゃんは何度も同じ場をともにしてるはずなのに、八幡とは全然馴染んでないのだなあ。

葉山との自転車はやはちのシーンは、是非海老名さんに見せたかったと思いました(笑)
と言うか、八幡は自転車を押して歩き続ければよかっただけだろうに(^^;


「噂の沈静化」について、葉山は「なんとかする」と言ってますが、どうするつもりなんですかね。
まあ、10巻にしても葉山が公衆の面前でちょっと三浦やいろはと仲良くするだけで霧散する程度の噂なんですけどね。
簡単な解決法としては、上記の10巻と同じ手段でいいんでしょうね。
葉山・雪乃・結衣がそれぞれ他の相手がいると示してもいいのだろうけど、そんなことをすると余計ややこしいことになりそうですよ。


ところで、次のBD6巻は12月29日に延期だそうで。年末は帰省するので出発するまでに届いてくれるといいのだけど。

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2015年10月24日 (土)

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。t」感想

俺ガイル続BD特典4冊目です。1ヶ月遅れでようやく読めました(苦笑)

前巻ラストで結衣との買い物後に陽乃と遭遇したところからの続きですが、今回も10巻本編と大筋は変わらないながら、ちらほら、結構変わってきてますね。
前回同様に10巻との差異をまとめてみます。

(以下ネタバレ注意)

・陽乃からの電話に雪乃がなかなか出ない
雪乃が来ないことで分岐するのかと思ったけど、結局普通に来ましたね。

・陽乃との会話で『走れメロス』の言及カット
あれ超早いよね!
10巻と違って太宰を裏テーマにしてないってことでしょうね。

・雪ノ下母と会わない
これは大きな変更でした。特典巻では雪乃の家庭問題には突っ込まないと言うことでしょうね。残りページ数的にも特典巻は10巻プラスアルファな時期(1月)の話で終わりそうだし。

・八幡が陽乃と買い物する羽目に
ここで陽乃から三角関係に突っ込まれたことで展開にブーストをかけてるなと。
クリスマス後(保健室前)の時点で、結衣からはともかく「雪乃からの好意」「三角関係」を八幡がどれだけ自覚しているかは疑問な気もするけど、「a」で折本から「どっちが好きなの」と突っ込まれている分、本編より早く考えてたってことでしょうか。
あと、ここで葉山・雪乃・結衣が喫茶で3人で待つことになったことで後の展開に影響してるわけですね。
喫茶の後の別れのシーンは、雪ノ下母と会わなかったおかげで10巻より平和的になりましたが、結局雪乃が会食に行ったのかどうかはよく分からんですな。

・新学期の教室で文理選択の話が出ない
おかげで三浦もメールを送ってこない、と。これから先の話で葉山の進路の話には触れなくなるのでしょうか。マラソンはやりそうですけど。

・「葉山と雪乃の噂」→「葉山と雪乃と結衣の噂」に変更
10巻ではこの噂のおかげで八幡が雪乃の事を考えるウェイトが増えたわけですが、嫉妬の方向のバランス調整ですかね。
これくらいの微妙な変更で、本編と特典とで八幡の結論が変わったら、なんだかなあとも思うんですけど。
先にも書いた「喫茶で葉山・雪乃・結衣が残されたところを誰かに見られた」と言うことでしょうけど、3人でいるところを見られて「デート」だと思われたとしたらかなり謎です。
それにしても本作の無責任なモブのセリフの無責任なことよ。

とりあえず、八幡の「由比ヶ浜が誰かと付き合う姿は自分でもびっくりするくらい簡単に想像できた」とか、いろはの「結衣先輩はふっつーに超ありそうですけど」とか、見た目からの風評被害がヒドい(苦笑)
「そのことを考えるのはあまりいい気分はしない」とかは良いデレでしたけど。

・三浦メールが無い
先にも書いた通り。おかげで葉山への聞き込みも現時点では無し。

・メールが無いまま三浦が部室にやってきた 「……あのさ、あんたら、隼人となんかあんの?」
10巻の「あんた(雪乃)」が「あんたら(雪乃、結衣)」に変更。…「あんたら(雪乃、八幡)」では無いよね、さすがに。はやはちー
ともあれ、三浦のこのセリフの変更はかなりの違和感でした。雪乃に対して思うことがあるのは分かるけど、結衣に対しては「理解者」じゃなかったのかよ。
修学旅行付近以後の描写から、三浦は「結衣→八幡」の気持ちには勘付いてるものかと思ってたんですけどねえ。


…とまあ、こんな感じでした。
この先については、文理選択の話が出ていない以上、葉山への進路聞き込みは無さそうだし、結構展開は10巻から離れていくのではないか、とも思います。多分。恋愛感情問題に踏み込んでいくんですかね。

今回ラストが10巻本編では169ページ部分で、10巻ラストが341ページだから残りは173ページ分なのに対して、特典巻は残り3冊で、300ページ前後だとすると、10巻(1月)だけの展開をやるには分量が多いけど、11巻以降の話をやるには足りない感じでしょうか。
話のペース的にも「2月」までは行かずに「1月」の話で終わりそうですね。
残り300ページ程度で、3人の関係に本編とは違う決着が付くのかどうかは微妙な感じもするのですが、次巻以降の展開次第かなと。
しかし、特典巻の方が本編より先に完結してもそれはそれで微妙なので、出来れば同じタイミングで12巻が出てくれるといいんですけどねえ。
特典巻で「決着」を付けないなら別にいいのですけど。


なかがきで、遂に「鶴見先生の名前の謎」に触れられたのは「おおっ」と思いましたけど、結局ルミルミとの関係性は謎のままかよ!(^^;
やっぱり、たまたま苗字が被っちゃっただけだったんですかねえ。
12巻で、鶴見先生とルミルミの関係性が明かされて、大きく展開に影響する可能性も…、100%絶対に有り得ないとは言い切れないですけどね。(まず無い)

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2015年8月27日 (木)

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。o」感想

俺ガイル続BD特典3冊目です。
「a」「n」に続いて「o」と言うことで、いよいよ「another」で間違いなさそうですかね。Anotherなら死んでた…(おぃ)

これまでの2冊は「本編と異なる流れ」とは言っても、本編の流れと少し違うような違わないような…と言う位の微妙な差異だったわけですが(折本と結衣雪乃の対面くらい)、
今回は10巻と比べて明確に展開が変わってきました。

(以下ネタバレ注意)

まあ、展開が変わったとは言っても、正直まだ微妙な差なんですけどね。
初詣が深夜からの2年参りになって小町がいなかったり、買物も結衣と2人で行ったりしてますが、話の流れ自体は10巻序盤とほとんど変わっていませんでした。

とりあえず本編10巻との差異をまとめてみます。

・初詣が深夜待ち合わせの2年参りに変更。
・「あけましてやっはろー」に加えて「こんばんやっはろー」が追加。
・初詣には小町は不参加、三浦達とも合流せず。
・雪乃のおみくじが「吉」から「中吉」にランクアップ。(微妙過ぎる差異だけど何か意味あるのだろーか?)
・小町が不参加なのでおみくじの交換は無し。
・初詣の帰りは3人で電車に乗って雪乃のマンションまで結衣雪乃をお見送り。
・雪乃のプレゼントの買物は最初から小町不参加。ただし10巻でも小町はすぐにいなくなったので展開自体はほとんど変わらず。

…と言ったところで、ところどころ微妙に違うものの、文章も10巻そのままの部分もかなり多く、これまでの2冊に比べると新鮮味は少なかったです。

大きく話が分岐するとしたら、「買物で陽乃と出会わない」事で話が変わるんじゃないかと予想していたのですが、10巻と同じ流れで出会ってしまって、ここからどう話が変わっていくのかどうも読めません。
このままだと次も10巻をなぞる展開になりそうなんですが、さてどうなるのやら。


差異が少ないとは言え、今巻では結衣とのラブコメ度がかなり上がっていました。本編10巻からは三角関係にシフトしていっていたので、こういう感覚はちょっと懐かしさを感じてしまいましたよ。
特典の方でイチャイチャされると本編が不安になるんですけどね。

結衣との電話では八幡が相当結衣を意識していて満喫出来ました。2人揃ってなかなか電話を切れないとか、付き合いはじめのカップルそのまんまじゃないですかー。
「相手が由比ヶ浜だからこそ、失敗をするのは嫌なのだ。」はハニトーの時の「今度は間違えたくないのだ、たぶん、俺は。」を思い出しますね。

ところで八幡は未だにカーストの事を気にしてるんですね。作中で出てくる人物でカーストを意識しているのなんて八幡と相模くらいなので、そんなものが存在していることすら忘れそうになるのですけど。
でもまあ、八幡の下駄箱にゴミを入れるようなゴミもいる学校だしなあ。

大晦日の待ち合わせで雪乃がいることを予想外とか言ってるのは、何言ってんだこいつ、と思いました。電話で結衣も「ゆきのんはだいじょぶだと思う!」と言ってるのに。
小町との会話で結衣に予防線を張ったことを後悔して、「他の連中のスケジュールあわなくても、それはそれで仕方ねぇよ。……とりあえず、一緒に行くってことで」と、言った時点で2人きりで行く気満々になってたんですかねえ、この男は。

初詣後に「また、明日ね」と挨拶してくる結衣も可愛かったかと。
電車で居眠りして八幡にもたれている雪乃を微笑んで覗きこんでる辺りの結衣はお母さんっぽかったですな。


ところで小町が干物妹呼ばわりされていましたが、むしろ八幡の方が干物兄(ヒモあに)な気がしますよ。
とりあえず干物小町はそのうち描こう。


あとがき、もとい、なかがきでのアニメ4話解説で、「新年を決意へと繋げた者が彼(八幡)を動かす原動力となるのである。」は、4話での結衣の立候補表明の事で、大事なことを言っていると思えるのだけど、そこは「信念」ですよね、先生(^^;

あと、アニメ5話の雪乃の「わかるものだとばかり、思っていたのね。」が「彼女が“誰の方も向かずに”口にしていたことと、言葉の響きから察するのであればその感情の向けられる方向はおのずと絞られるはずだ」と言うのは、
つまりあの「わかるものだと」は「雪乃本人に向けられていた」と言う事なんでしょうか?
まあ、「幾通りもの意味を内包していて」とあるし、答えが1つってわけでもないんでしょうけど。

特典1巻目「a」の感想はこちら

特典2巻目「n」の感想はこちら

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2015年7月24日 (金)

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。n」感想

俺ガイル続のBD特典小説の2冊目です。

特典小説1冊目の「a」で年末時点に遡っての話として始まりましたが、今回はそのまんま「a」の直後の場面から始まる同じ年末の日の話でした。
「a」ラストの折本との帰宅描写がそのまま続くとはちょっと予想外でしたよ。

ちなみに、「a」の感想はこちら

特典小説は本編とはパラレルな「another」な話になるのではと予想されるわけですが、「a」では折本と結衣雪乃との会話は、11巻のバレンタインイベントの描写と少し齟齬がありましたが、
今回はあまり原作本編との齟齬は無い感じでした。ただし、ラストの電話でこの後は展開が変わっていきそうですかね。(その辺りは後述)

以下ネタバレ注意。

今回は折本との帰宅、折本と小町+大志の遭遇、八幡と大志の会話、八幡と小町の会話という流れでしたが、
本編で出番が少ない折本と大志との会話シーンが多かったのは新鮮で楽しめました。特に続アニメで「いないもの」扱いされた大志は出番があって良かったですよ( ノД`)
もし続アニメしか見てない人がこれを読んだら、「誰これ?」とか言われそうですけど(泣)

折本の「どっちが好きなの」爆弾で動揺している八幡ですが、年末の時点で仮に三角関係を意識していたのだとすれば、正直ちょっと意外です。その辺りはマラソン辺りからかと思ってましたよ。

折本が前巻で結衣や雪乃と親しくなれなかったのは、「比企谷が原因なのかも」で正解でしょうね。選挙の時に出会った時の事も特に説明してないままでモヤモヤも解消出来て無さそうだし。
そして小町の折本への態度はなかなか意外でした。小町も誰かれ構わず嫁候補にするわけでもないのだなあ…。

折本本人はともかく周囲の人達が嫌いと言うのは言われてみればまあ納得ですが、会った相手3人に立て続けに避けられ気味だった折本は、ちょっと可愛そうな気にならないでもありません。
悪い子じゃないんですけどね。相模と比べてしまって相対評価が上がってるせいかも知れませんが。

ところで、折本が八幡の「玉縄のおかげでさんざんな目に遭ってる」の言葉に同意してるのは笑いました。折本に「いい人なんだけどねー」とか言われちゃってる玉縄は、とりあえず強く生きて欲しいです(笑)

八幡と大志の会話での、「入学前に想像してたことなんて一つも叶わねぇぞ」「……まぁ、別に違ってても、全然いいんだけどな」は、現状を悪く無いと思っていそうな八幡にちょっとニヤリとしました。
11巻での「楽しい時間」と思うとちょっと複雑になりますけどね。
ところで大志と八幡の関係は先輩後輩っぽくてホッコリしますな。

小町の「(八幡が)もし、モテて修羅場ったら小町、困る」は、正直「おいおい」と思いました。あっちもこっちも嫁候補扱いしておいてそれを言うか小町…。11巻ラストがほぼそんな状況だし(;´Д`)
正直小町は、結衣・雪乃と、あと川崎にかなり申し訳ないことをしてると思いますよー。先生や陽乃は、まあいいか。

67ページの八幡の「きっと俺が何か自分の願いや想いを言葉と形にすることはもうないのだろう」は、結衣にシーデートの提案をした直後の時点でそれを言うかと思いました。八幡の恋愛トラウマは未だ深いですな。
まあ逆フラグっぽいし、八幡の言う事なんてコロコロ変わりますけど。

最初にも書きましたが、ラストの結衣の電話は、ここから本編と展開が変わっていきそうな予感がしました。
正月ではなく年末のうちに雪乃の誕生日プレゼントを買いに行く展開になったりすると、陽乃との遭遇も無かったりして大きく話が変わりそうですよ。

しかし、これから先はどうなっていくのやら。
本編と特典で八幡が好きな相手が変わるとかだったら正直萎えるんですけどねえ。(ゲームならまだしも)

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2015年6月24日 (水)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11巻/やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 a 感想

■やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11巻
遂に11巻まで来ました。
あとがきで書かれているようにストーリーも奉仕部3人の関係もいよいよ佳境に入りましたが、やっぱり12巻で完結するんですかね。

あとがきで「次巻で完結」と書いていないのが気になりますが、間に番外編とかが入る可能性もあるから…とか?(^^;
どのみち、これから12月まではBD特典小説が続きますし、それが終わるまでは本編は出そうにないですけどね(^^;;

この11巻を読む直前にアニメ12話を先に見てしまっていましたが、そのアニメ12話で「本編319ページの内224ページまで」=「約7割」を消化していたのには驚きました。
アニメ最終回は残りの95ページ(約3割)の部分をじっくりやってエンドということでしょうか。

さて、11巻の話はまだ十分に咀嚼出来ていなかったりもしますが、とりあえず一読した時点での感想を書いていきます。


アニメ12話でやった部分については感想が被るので、ざっくりとだけ触れます。
なお、12話感想はこちら→ 続アニメ12話感想

・アニメに比べて、八幡が「違和感」を抱いていく仮定の描写が印象的でした。「楽しいなぁ」は読みながらも何とも不穏感を感じましたよ。
・P79で、「信頼に似たもとひどい何か」のことを八幡が引き摺っていたことが分かったのは「やっぱりな」と思えました。10.5巻では全然気にして無さそうでしたから、忘れてるんじゃないかとちょっと不安でしたよ(^^;
・序盤から中盤の「今が一番」とか「こうして三人でまったりしてるの~すっごい好きだし」とかは、最後の展開を思うと何とも言えない切ない気分になりますね。

・冒頭、結衣にシーデートの誘いをかけようとするところのモノローグが気になっていましたが、10巻で雪乃に進路を聞いた時のように、こちらもやはり八幡が自覚的に「踏み込もう」としていたのがよく分かりました。それは八幡の明確な成長なのでしょうけど、せっかくの長く引っ張った上でのデートの誘いなのに、既に単純にそれが叶わない状況になってしまっているのが切ないですよ。
・結衣の「ヒッキーちゃんと貰えるもん。……ね?」のところもモノローグがどうなっているか気になっていましたが、こっちはギャグで流していて、ちょっと残念だよ!

・いろはの「年下の女の子は、……嫌い、ですか?」に対しての「いくつかの理由で今の俺にはあまり効果が上がらない」の「いくつかの理由」が気になりますな。ラブコメ的に。
・「お世話焼かれるの結構好きなのかも」ないろはを羨ましがる結衣に対して、八幡の「そのままのほうが良いのではないでしょうかというかですね」がイイね!

・生徒会は副部長と書記ちゃん以外にも男女関係でややこしい状況があるようで、男女が集まったグループではどこにでもある話なんですねえ。ホント、どこにでも。(奉仕部を見ながら)
・葉山の言う「みんな自然に振る舞える」の「みんな」は、やっぱり奉仕部も含まれてるんですねえ。

・玉縄を評しての「そのろくろを高速回転させる黄金の左腕」に笑いました。原作ではそんなにろくろを回してる印象は無かったので、アニメの表現の逆輸入か?、とか思ったのですが、9巻を見返すと「まるでろくろでも回すかのようなややオーバーな手振り」って書いてましたね。
・玉縄は原作でもやっぱり折本に気がある様子で、まあがんばれ(笑)
・ざいもくざ、もとい材木座はやっぱりイベントに来てたんですね。アニメじゃいなかったけど(笑)

・けーちゃんは9巻の書かれてないところで結衣や雪乃とも面識があったんですね。ホッコリしました。
・いろはが三浦を評しての「あの人性格も悪くないですし!」がホッコリしました。ディスティニィーでもオカンっぷりを発揮してましたしね>あーしさん

・いろはの「結衣先輩らしい」は、やっぱり後々まで引っ張ってますね。終盤の結衣の「あたし、ヒッキーが思ってるほど優しくないんだけどな」が切ないです。
・冒頭や中盤で、最初の結衣のクッキーの依頼を思い出すシーンが重なっていたのが印象的でしたが、やはりこれも最後に繋がっていたわけですね。ラストを前に最初の依頼に立ち返るというのは原点回帰ですね。結衣の作ったチョコもチョコクッキーですし。

・ボスキャラっぽい陽乃ですが、平塚先生の前では印象の違う面も見せるようで、先生の「もし君に、……本当に積もる話があるなら、いつでも付き合ってやる」が印象的でした。雪乃を空っぽ扱いする陽乃ですが、陽乃本人も結局やっぱり問題を抱えてるんですかね。(まあ、あの人としての壊れっぷりは問題があっても当然ですが)
・平塚先生の「三月までもうあまり時間がないし、今のうちに片付けておきたいんだ」が、凄くフラグっぽいです。春からは別の学校に異動になって、奉仕部も互いの最後の依頼を果たして解散という線が本当にありそうですよ;

・バレンタインイベントの後で、「ご飯、食べてかない?」となったところは、アニメとは展開が違うのだろうかと思いました。そんなことは無かったですが。



以下、アニメ12話より後の部分について書きます。まあ上でも少し触れちゃってますけど。

イベント終了後の95ページは、凄く濃密で、穏やかなシーンでも緊張感のある展開でした。
結衣が凄く頑張っていましたよ。全体的に、結衣のいじらしさ、雪乃の儚さが凄くよく出ていました。当初は雪乃が結衣を引っ張っていたはずなのに、すっかり立場が逆転しちゃっています。

雪乃の問題は、一言で言えば「自分が無い」ってことなんでしょうか。確たる自分を持っていなくて、寄る辺がなければ自分の居場所も見つけられなくて、憧れの対象の真似ばかりしてきたと。
序盤の「強い雪乃」の姿は陽乃の姿の後追いの模倣だったわけですかね。それが最近ではその対象が陽乃から八幡に移っていた、と。
5巻で八幡が評した「寄る辺がなくともその足で立ち続ける」は、見たままの姿では無かったわけですね。

子供が誰かのモノマネをしながら育っていくとか、誰か尊敬する人物の影響を受けるなんていうのは、そんな責めるほどのことでもない、それだけなら普通の事という気もしますけど。
別に育ての親に憧れてヒーローを目指しても、それ自体は別にいいじゃないですか。(誰の話だ)
雪乃のそれは、度が過ぎちゃってるのでしょうか。ともあれ、最後は雪乃自身が母や姉に立ち向かえるようにならないといけないんでしょうね。多分。
結衣が言う、雪乃の問題の「答え」は、正直どういうことなのかよく分かりません。

今回の結衣は、いつも以上に献身的で雪乃や八幡を大事に思っていることが伝わってきて、切なくて泣けました。
単に八幡が好きなだけならイベントの後日に雪乃に菓子をもらった時に「あたしのだけ?」「ヒッキーのは?」と聞く必要もないだろうになあ。

大事なデートの約束を「3人で」使ってしまうところも泣かせました。
「3人で見れて、良かった」や観覧車での「……もうすぐ、終わりだね」が切なすぎますよ。
なかなか自分からは一歩を踏み出せない八幡や雪乃に対して、「これからどうしよっか?」と、踏み込むことが出来るのが強い子ですよ。

結衣は八幡も雪乃のことも大事で、「全部欲しい」と言いながらも、失恋することも覚悟があるように思えますが、ここまで頑張ってきた結衣にはどうにか報われて欲しいです。
シーデートの約束も、これで形を変えて消化済み、ということにはならないで欲しいものですよ。
八幡の恋愛トラウマ克服を書くなら、「約束だから」との縛り無しで、結衣に誘われ助かられているばかりではなくて、「自分から」誘えるようにならないといけないわけで、期待したいんですけどね。

ところで、結衣は「身を引く」行動をするのでは、とも思っていたのですが、別に雪乃に譲る気満々というわけでも無いみたいですかね。フェアでありたいとは思っているようだけど。
結衣から八幡に「友達になってほしい」とか言い出すんじゃないかと思ってましたよ。

由比ヶ浜マの登場はいいサプライズでした。「ヒッキーくん」呼びがいいですね。

ただ、個人的には夏コミで「俺ガイル本」を出そうかと考えていたりして、以前書いた八結相合傘SSの漫画化なぞを考えていたのですが、本編で八幡が結衣ママと出会ってしまったので、どうしようかと困っています(^^;
まだ2ページほどネームを作ったところまででしたけど、本を作ることを諦めるか、オチを変えるかとか考えないといかんなあ;

■やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 a
続アニメのBD特典小説です。
タイトルの「a」は色々な含みがあるようですが、2巻目が「n」らしいし、普通に考えると7文字で「another」ですかね。
「原作小説の本編とは若干異なる流れで進む」なんて書いてありますし、本編とは展開が違うパラレルな話になるってことなんでしょうか。

以下、ネタバレ注意。


「本編とは若干異なる流れ」と言いつつ、今回の「a」時点では原作とあまり大きな齟齬は無かった気がします。
今回の話の時期は、9巻のクリスマスイベントおよび6.5巻のクリパの後で、10巻冒頭の正月の前の「年末」のタイミングで、
年末の街に繰り出した八幡が結衣と雪乃と出会って映画デートして、さらに折本と遭遇するという話でしたが、
本編との齟齬は、11巻P129で折本と奉仕部女子2人が会った時に「この三人、ちゃんと話す機会もなく、ただなんとなくお互いの存在を知っているだけ」と書いていたのに対して、
「a」では折本相手に女子2人が自己紹介してる辺りが、若干矛盾と言えなくも無い?、という程度でしたが、
次巻以降で本編の流れとは変わっていくってことなんですかね?

最後の折本の「どっちが好きなの?」が大変にストレートなラブコメ爆弾でしたけど、
明確な言葉を使わずに少々分かり難い青春禅問答展開をやっている原作本編よりも、ラブコメらしいラブコメをやっていこうとしている…、のでしょうか?

それだと、なんだかファンのSSみたいな展開だなあとも思ってしまいますけども。
本編で「サイゼ」を笑った折本達に対して、サイゼでも全く気にしない結衣だとか、折本と遭遇しての結衣雪乃の自己紹介だとか、とてもファンSS的な内容だなあと思いました。
ぶっちゃけ自分もそういうSS書きましたし(笑) → 以前に書いたSS「比企谷八幡の正月の買物

ところで、P35で八幡が結衣に対して「こいつサイゼ知らんのと違うか」とかモノローグしてますけど、原作2巻ラストで職場見学後に結衣からサイゼに誘われたことを忘れてるんですかね。
もしやここも 「本編とは若干異なる流れ」 と言うことなのか?(苦笑)

P50での、雪乃が八幡を「ヒッキー」と呼ぶくだりは笑いました。凄いインパクトですよ。

折本が八幡をバイトに誘うあたりは、受けていたらここからWORKING!!展開が始まりそうだと思いました。3期が始まるのが楽しみですね。
それにしてもバイトをバックレてばかりとは、八幡はマジでヒドいですな。学校の仕事ではあれだけ働いてるのに他の場所ではそんなにクズなのか問いも作中で触れられていて、その理由は明確に語られませんでしたけど、
10.5巻での 「意地があんだよ、男の子にはな……」 ってことなんですかね。
だとすると、八幡は格好つけたい女子とか守るべき家族のためならちゃんと働くと。…そうだといいなあ。

P72での、結衣がバイトをするのに否定的な八幡の「知らないことが増えてしまうのが嫌」は、ラブコメ的には悪くないのかもですけど、ヘタしたら恋人の携帯をチェックする男になりそうでヤバイと思いました。


「a」冒頭での「日記」と「手記」が意味深でした。
「日記」の方は、続アニメ12話最後の次回予告で結衣が独白していた内容でしたけど、これってどういうことなんでしょう?
アニメ最終回が11巻本編ではなく「a」にリンクしてくる、…とも思い難いんですけど。

「本当は、嘘でもいいのに」な「日記」の方は内容的にもアニメでの予告的にも、結衣の日記だと思えますが、
もうひとつの「本当は、縋っているだけ」な「手記」が誰のものかと言えば、やっぱり依存体質が想定されてる雪乃でしょうか。


最後の「なかがき」の終わりが95ページ(約100ページ)で、アニメ1期の特典小説「6.●●巻」シリーズが約150ページだったのに比べれば約2/3のボリュームですが、
1期特典が2巻おきで計450ページ程度のものだったのに対して、今回2期では毎巻特典小説が付くということで、毎巻約100ページなら計700ページになるという。月刊わたりんが大変そうですよ(^^;
毎巻特典小説が付くのは嬉しいですけども、それって残り期間の間は本編12巻が出せないだろうとも思われるわけで、12巻はやっぱり来年かなと思えて、ちょっと遠い目になりそうです。

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2015年3月18日 (水)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 10.5巻

アニメ2期開始を目前にして、次はいよいよクライマックスに向けての11巻かと思ったら、まさかの10.5巻で短編集だったわけですが、
これまでの「.5巻」が、7.5巻は書店特典SS+ゲーム版特典OVA原作+コミケドラマCDリライト+書下し、6.5巻はBD特典+ボーナストラック書下しという、言わば寄せ集めな形だったのに対して、今回は全編完全書下しでビックリでした。
短編集ということもあって、割とお気楽に心安らかに読める内容だったかと。

今のタイミングで「.5巻」と言うのは、正直“引き伸ばし感”を感じなくもない気もしますが、11巻が出ればおそらくは雪乃の抱える問題やら奉仕部3人の関係性に踏み込んでシリアスな内容になるでしょうし(多分)、
穏やかな奉仕部の日常が見られるのはこれが最後…かも知れないと思うと、案外貴重な巻だったかも知れません。

ところで、アニメ2期のBDではまた特典小説を書いたりするんですかね?
アニメがどこまでやるのかも気になりますが、もし特典小説があるなら、11巻が出るのはまた先になりそうですよ(^^;


★★★以下ネタバレ 注意★★★


それにしても、いろはす推しが凄かったです(笑)
表紙からしていろはであるのに加えて、短編全4編のうち3編でいろはが出まくりで、もうすっかり「奉仕部4人目の部員」状態でした。
最後の4編目の小町の話ではさすがに未登場ですけど、4編目はイラストを入れても10ページしかないし、ほぼ全編「いろはす巻」と言ってもいい内容でしたよ。
八幡も8巻の時には「全然可愛くないし可愛げもない小町」とか言ってたのに、すっかり普通に可愛い後輩扱いだしなあ。

やっぱり八幡の「第一印象での人物評価」はあてにならないですよ。
まあ、そもそも八幡の対人評価は最初はマイナスから入るので、関係性が深まれば後から評価が上がるのは自然ではあるんですけどね。
雪乃しかり結衣しかり三浦しかり戸部しかり。
相模は…、あまり上がってないか。材木座は…、上がって…るんですかね?、まあ一応仲良くなってるとは思いますが>材木座

ところで、今回の話は1月末から2月中旬前あたりまでの話でしたけど、11巻はやっぱりバレンタインあたりから始まるんですかね。なかなか忙しいスケジュールですよ。

以下、短編それぞれごとに感想を書いてみます。


■1編目 材木座の話
材木座が編集者を目指すことになったのをきっかけとしたプレ就職活動話と言うか、就活調査な話でしたが、何と言うか、「KUROBAKO」と言う感じでわたりん節が炸裂してるなあと思いました。ドンドンドーナツドーンと行こう!
ラノベ作家と声優さんの結婚云々については、わたりんと江口氏には仲良くして欲しいものです(笑)

八幡の将来については、10巻で「教師ルート」が示唆されましたけど、この話で「編集者ルート」も示唆された…、のですかね?
3編目の話からすると「物書きルート」もしっくりと来そうでしたけど。

材木座の「同人誌を作ろう」発言は、先にカラー口絵で「締め切りに追われているっぽい八幡」を見ていたので、まさかの同人作成話になってしまうのかと思ってちょっと焦りましたよ。
理想のヒロインを描いた同人ゲームを作ってコミケで売ろう、なんて話になったらあまりにもこれまでの作風と路線が変わりすぎますので、そうはならなくて良かったです。
まあ、本作の場合、一見「冴えない」キャラなのはヒロイン達じゃなくて主人公ですけどね。
「冴えないヒッキーの育て方」(育たなそう)

「ちば犬」は知らなかったですが、検索してみるとこんなんなんですね。
なるほどチーバくんとは違う、と言うかイラストと着ぐるみが違いすぎますよ;

女子3人に左右と後ろを固められるあたりはなんだかすっかりハーレムラブコメっぽかったです。あまりハーレム路線は求めてなかったんですけどね。オチが材木座なのは良かったです。
結衣に、大学のイケイケ系サークルに入らん方がいいというあたりは、ラブがコメしていて満足でした。このあたりは7.5巻の柔道部話でのインカレサークルの話を思い出しました。

いろはの「雪ノ下先輩はバリバリ働きそうですね」に対しての“弱々しい”雪乃の態度は、自信を失ってる感じなんですかね。
これから書かれるであろう、雪乃の抱える問題に繋がっていくのだろうかと思いました。


■2編目 いろはデートの話
がっつりデート話でした。あざといよ、いろはす超あざとい!
あと、「彼氏面とか~もう何回か重ねてから」とか、ちょろいよ、いろはす超ちょろい!

まさかここまでいろはが八幡とガッツリ絡むキャラになろうとは、8巻時点では思いもしなかったですよ。
今回は、一応は葉山とのデートコースを考える名目だったり、後の展開的には店の取材だった事になったりしましたけど、結局のところいろは的に八幡の事は恋愛対象に入ってるんですかね?
そもそもいろはは、休日の過ごし方が「適当な男子と遊びに行く」子なわけで(9巻より)、八幡に懐いているとは言っても、恋愛感情としてどこまで本気か何とも言えないんですよね。

「先輩もちゃんと参考にしてくださいね」だとか、3編目での領収書で八幡を脅すあたりだとかは、奉仕部の関係性も分かった上での行動のようだし、
3編目ラストの写真の下りでも、一歩引いて奉仕部3人の在り方を尊重しているようにも見えるし、個人的には八幡への態度は「恋愛の本命」と言うよりは、やっぱり「懐いている」という表現が適正な気はするのですけど、
もっとも、いろはは本命であるはずの葉山を巡ってのライバルである三浦に対しても気持ちを尊重してる様子でしたし、ホントに何とも言えないですよ。

八幡の「ラーメンデート」がまた更新されましたが、これで八幡が一緒にラーメンを食べたのは、今巻4編目も合わせると、「静ちゃん、雪乃、いろは、小町」ですかね。9巻戸塚…、は焼肉だったか。
こうなると、結衣ともどこかでラーメンを食べそうですがどうなるのやら。シーでラーメンを食ったりするんでしょーか。

副会長と書記ちゃんについては、もうちょっとキャラを立ててあげて欲しい気もします。
副会長達がアニメでどんな顔になるのかが気になりますが、めぐりん生徒会役員のように、またメガネモブになっちゃうんですかね。
八幡に偏見無しで接してくれる貴重な男子生徒なのだし、副会長はせめて名前をあげて欲しいなあ。
八幡的に副会長が戸部と同じカテゴリーだというのは笑いましたけど、「いろはの被害者」仲間と言うなら、八幡こそが立派に被害者筆頭なんですけどね!(笑)

八幡の「報告と連絡と相談は大事だな」は笑ってしまいました。
だよねー、ちゃんと報告と連絡と相談をしていれば修学旅行での決裂は無かったよねー。
まあ、修学旅行後の暗黒期間を経験したからこそ言えるようになったって事なんでしょうけどね。

いろはと別の映画を観ようとする八幡に対しての、いろはの「そういう対応するからああなるんですねー」が、どの事を言っているのだろうと気になりましたが、初めていろはが奉仕部に行った時に喧嘩状態だったことを言ってるんですかね?

いろはの「女の子に呼ばれてほいほいついてきちゃうあたり、マイナス50点です」で、「ふとした瞬間に思い出した人のことが妙に引っかかった」は、「人」と単数形で言ってるけど、結衣か雪乃か、どっちのことを言ってるんですかね。
ヒントになりそう文が無いので何とも言えないですよ。2編目ラストの「俺にとってそれなりに身近な彼女たち」は複数形だしなあ。

八幡とデートしておきながら陽乃に遭遇せずに済んだあたりは、いろはは強運だなあと思いました。“本編本筋じゃないから”かも知れませんけど。


■3編目
八幡が物書きとして監禁部屋に入れられて、万策尽きて社畜する話。
締め切りに追われて追われて追い詰められていく辺りがまた「KUROBAKO」で、凄くわたりんの体験が滲み出ている気がしましたよ。わたりんが可愛い女子編集者に見張られているかどうかは謎ですが。

雪乃が結衣だけでなくいろはにも甘くなっている辺りは、良いゆるゆりでした。
八幡とだけでなく、雪乃とも後輩として絡めるようになったいろはは優秀な後輩キャラですよ。

いろはとのデート(仕事)の事を結衣・雪乃に話せない八幡が、すっかりハーレム系主人公ぽくて困ったものだと思いました。領収書脅迫こえー(笑)
デートについてはすぐに2人にバレましたけど、まあバレて良かったですよ。

印刷所の早割については、早割ってありがたいよねと思いました。
あと、わら半紙とガリ版は分かる世代ですけど、現存ってしてるんですかね?

部活PRに奉仕部の事をどう書けばよいか分からないと言うのは、まあそうだろうなと。
新入部員も募ってないとのことですけど、果たして小町は合格したら奉仕部に入るんですかね。その辺りはおそらくは最終巻以後の出来事になるだろうし、書かれるかどうかは分かりませんけど。
もし最終巻時点で4月以後の話が書かれなかったとしても、12.5巻とか番外編とかで、本編終了後でも書いて欲しい気がしますけどね。

3編目のラストで、3人で撮った写真に奉仕部の在り方が描かれているように思えた、とのことでしたけど、それが残り2冊(仮)くらいでどう揺れ動くのかが気になるところです。
恋愛問題に踏み込むとしたら、揺れ動かずにはいられないでしょうしねー。

175ページからの胸の下りは、「結衣先輩とか~?」のあたりは良い八結ラブコメ時空でしたが、
以前に妄言録作者の佳月玲茅先生が描かれていた四コマを思い出しました。
この場面で雪乃が様子がおかしかったのは、一瞬ラブコメに何か思うところがあったのかと思ったけど、単に胸を気にしただけでしたか。
夏の合宿で水着三浦に勝ち誇られるまでは全然気にして無さそうだったのにねえ。

結衣の「あたし、ずるいかも!」や「ヒッキーが辛いのはちょっと嫌かな」や「いつもさ、ちゃんと止めてあげられないし」は、八幡が痛い手を使ってしまうことで結衣は自分の無力さを感じてきたのかなと思いました。
このシーンは八幡と結衣が互いを労ってる気持ちが感じられて好きですよ。
8巻に続いてまた「素敵な女の子」を(內心でだけど)言ってくれたのも嬉しかったかと。

その後の雪乃とのシーンでは「あなたでもミスをするって知っていたはずなのに」や「結局、私が一番何もできていないのよね」のあたりが弱気に見えて印象的でした。
ここのシーンは雪乃とのやりとりで八幡がやる気をチャージされるシーンなのですが、
9巻での仲直り以後、やっぱりどうも雪乃は自信を失って自己評価が低くなっていると言うか、八幡を上に見過ぎてしまっているような気がして、雪乃が抱えている問題や、10巻での葉山や陽乃による雪乃評に繋がっているように見えて気になりますよ。

無力感という意味では結衣も同様なんでしょうけど、物語スタート時点で自分に自信を持てていなかった結衣とは逆に、
雪乃の場合は最初が自信満々のキャラだった…、かのように見えていただけに(実際はそんなことも無かったのだろうけど)、余計に弱気さが気になるんですね。
まあ、そのあたりが今後掘り下げられていくんでしょう。多分。

ところで、210ページでの「一応、余分にかかっていまう」が、テキストの文字校正や修正の話をしている箇所で正に誤字ってしまっているのがポイント低いよゆきのん(苦笑)
「いまうーはなんでいまうー?」


■4編目
受験目前の小町と八幡の話ですが、先にも書いたように10ページだけの超短編でした。
そして、先にも書いたように八幡のラーメンノルマがまた果たされた話でしたが、八幡の料理スキルがかなり大雑把な男飯で、やっぱり専業主婦とか無理だろ!、とあらためて思いました。
やっぱり八幡は社畜の方が似合いますよ。


以上、シリアスな事態は起こらない短編集で、気持ち穏やかに読めましたが、11巻がどうなってしまうか気になりますね。
あまり待つことにならなければいいんですけどねえ(^^;


◆後日(3/19)追記分
・10巻ラストで陽乃に雪乃の状態について冷水をぶっかけられた後だったので、番外の短編集と言えども多少はシリアスを引き摺るかなとも思ったのですが、始終平和なままだったのはちょっと意外でした。
10巻ラストは「一月も末」で今回は冒頭で「一月末から二月にかけて」とあるから、今巻の話が陽乃と話した後なのは確かのはずですよね。たぶん。

今回、雪乃が弱気気味になっていると感じられる描写はあったものの、陽乃や葉山の発言について八幡はそれほど重くは考えていないのでしょうか。
雪乃の状態が悪いものだと思いたくなくて、考えていないだけかも知れませんが。

・10巻での保健室の描写や、三浦の様子を見ての「もっと簡単でよかったんだ」のセリフから、結衣も何か変化があるかと思ったけど、特に普段と変わらなかったですね。
と言うか、10巻での結衣はそれまでよりも積極性に欠けるように思えたのが、元に戻ったと言えるのかも知れません。

・小町との「家を出る気はないが……」「出ていって」はちょっと意外なやりとりでした。
5巻の散歩の時には「お兄ちゃん、家出るの?」とショックを受けたような感じだったのに、兄離れしちゃったんですかねえ。
というより、むしろ兄の将来を考えて兄離れせねばと思ったということなんでしょうか。


◆やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-妄言録- 6巻感想(3/19追加)
妄言録も原作7巻及びアニメ2期部分に突入。
修学旅行で1冊使うかと思いましたが、8巻序盤部分まで行っちゃいましたね。
戸部の奉仕部を訪問したその日のうちに海老名さんも奉仕部に来ちゃったりと、かなりスピーディーな展開でしたが、アニメ2期もやっぱり高速展開になっちゃうのだろうかと、少し不安に感じたりもします。
アニメでは修学旅行で3話は使って欲しいんですけどね。

新幹線とか胎内めぐりとか柄杓とかお化け屋敷とか肉まん餌づけとか、修学旅行で結衣とのイチャイチャが多かったのはとても満足でしたが、ツーショット写真が削られたのは残念でしたよ。
いやまあ、とらのあな特典で描いてくれたのは嬉しかったですが。
アニメでも削られたら哀しいなあ。

竹林告白のシーンは気合が入っていました、
葉山の哀れんだような表情とか、「こういうのもうなしね」の結衣の堪える表情とか見応えがありましたよ。

そして、海老名さんの眼が全般的に怖かったです。「あ、じゃあもういいや」や「私 腐ってるから」の黒い眼がちょうこわい。
海老名さんは、漫画で奉仕部に来たシーンをあらためて見ると、これで真意を分かれってのは無理ゲーだよなと思いました。

ところで、戸部が奉仕部に来たシーンで、さりげなく大和と大岡の出番が削られていましたが、まあどうでもいーか。

8巻部分では、小町との喧嘩が心痛みました。仲直りのシーンで癒されるのを今から期待しておきます。
生徒会選挙の結末まで、果たして次の巻で行くんですかね。

初登場時のいろはは、うざい感じですね(笑)
今ではこのうざさも可愛いので、今後のいろはすに期待します。

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2014年11月18日 (火)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 10巻(小説)

★★★以下ネタバレ 注意★★★

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