2019年8月12日 (月)

アルキメデスの大戦(映画)

(山崎貴監督)

数学で戦争を止めようとした男の物語ということで、予告で興味を持って行ってきました。
原作は知りませんでしたが既刊17巻にして未だヤングマガジンで連載中なんですね。映画は長い話の一部を切り出した形なのかもですが、映画は1本の作品として上手くまとまっていて面白かったです。
バッドエンドは分かりきっている話ですが、それをこう落とすかとの納得感がありました。

以下ネタバレ注意。

巨大戦艦(大和)を作ってしまうと日本は戦争への道をひた走ることになってしまうとの危機感から、不当に安い巨大戦艦の見積もり費の真相を数学で暴いて建造を止めようとする話で、
観る前はCM以上の情報を入れていなかったので、史実ベースなのか歴史if物なのかも分かっていなかったですが、
冒頭がいきなり大和が沈むところから始まるので、“この話は結局は大和が造られて沈んでしまう、バッドエンドに向かって進む話なのだな”と分かりました。

ですので、劇中で主人公・櫂が巨大戦艦の費用を見積もるために尽力していても、最後は失敗してしまうのだろうとの思いがずっと脳裏にありましたが、
結論を出す会議の場での二転三転や、その後の展開が意外性と不思議な説得力があって興味深く観られましたよ。なかなかやるせない結末なんですけども。

以下大ネタバレですが、
せっかく会議の場では巨大戦艦建造を退けることが出来たのに、結局は櫂が大和建造に協力せざるを得なくなる、そのロジックが興味深いものがありました。
その場面を観ている途中では、学者の業に逆らえない結末になるのかと思いましたけど(ジブリの「風立ちぬ」を連想したりしつつ)、
櫂はあくまで戦争を起こさせないためには戦艦を作るべきではない、と最後まで抵抗はするんですね。

それに対しての平山造船中将の「日本が取り返しがつかなくなる前に、ちゃんと負けることが出来るように」巨大戦艦を作るという考えは予想外にして悲壮感と納得感のあって、平山に対する印象が変わりますね。
まあ、本作はあくまで「史実をもとに着想を得たフィクション」なので実際に当時こういう考えの人がいたかどうかは疑問ですけども。
ラストの9年後で涙を流す櫂と田中(?)の表情が対比的でまた切ないです。

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2019年8月11日 (日)

ONE PIECE STAMPEDE(映画)

(大塚隆史監督)

ワンピ映画は前のGOLDは行かなかったので2013年のFILM Z以来ですが、全勢力オールスター映画ということで興味が湧いて観てきました。
いやー、面白かったです。やっぱりこういう大集合映画はそれだけで理屈抜きで楽しいですね。
海賊、最悪の世代、七武海、海軍、サイファポール、革命軍と言った歴代主要キャラが一堂に介して、最後は(一瞬とは言え)勢力の壁を超えて共闘する流れが熱いですよ。
原作だと時系列とか考えるとこのメンツが勢揃いとかまず無理そうですけど、お祭り映画と言うことで気にするなですね。

ルフィ一行ではウソップに焦点が当たっていて見どころだったかと。最後に美味しいところを持っていくし、ルフィの決断も予想してるところがいいですよ。

今回出てくる“お宝”に対してのルフィの判断は、「やっぱりそうなるよねー」でした。お宝の内容が明かされた辺りからオチは読めた気もします(笑)、てかあんなもの処分しないと本編でも扱いに困ります(^^;
そして、当のロジャーがあれを良しとしていなかったというのがまたいいですよ。

ラストバトルの面々はそれぞれルフィと因縁・関係の深いメンバーですが、それが揃っているのはやっぱり凄い絵ですよ。
そして最悪の世代の中でもローはやっぱり共闘展開がよく合うなあと。もう友達と言っていいんじゃないですかね(笑)
あと、バギーの(ギャグキャラとして)便利なことですよ。

クロコダイルは七武海の中で最初に倒した相手なのに、ここに至っても強者としての格が落ちていないのがいいなあ。

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2019年7月28日 (日)

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(映画)

(田﨑竜太監督)

■ジオウ夏映画観てきました。
いやあ…、一言で言って「凄かった…」

以下ネタバレ注意。

うん、もの凄かったです。凄まじくカオスでメタメタで滅茶苦茶で好き勝手でやりたい放題で大爆笑(あれ?)な映画でした。ライダー映画を観て肩を震わせて笑わされるとは思わなかったですわ。
この映画がTVの最終回と本当に繋がるのかどうか疑問だし、1年の集大成がこれでいいのか?(苦笑)、とも少し思いましたが、まあ面白かったのでよしですね。滅茶苦茶に見えて意外と本編と筋が通っているような気もしますし。
そもそも、こんなカオスっぷりも「設定も世界観もバラバラな平成ライダー」を総括しようと思ったら、こうなっても仕方ないやね!(笑)
だからと言ってここまでカオスさを大増幅させた超カオスな形で映画としてお出ししてくるとは予想もしませんでしたけども。まったく、つくってるひとはあたまおかしいな!(褒め言葉です)

今回の映画はマッハとクリムが出るということでドライブ編でもあることは分かっていたので、前回の映画みたいなサプライズで少しでも進兄さんが出ないかな、とか思っていたのですけど、それどころじゃない混迷っぷりでした。
まさかまさかのノリダーて…(笑)、しかも言ってることは結構熱くて、なんですかあの美味しい立ち位置は(笑)
そして仮面ライダーブレンやら斬月やらゴライダーやら(これはよく知らなかったけど)仮面ライダーGやら漫画版クウガやら…、もうなんなのなんなのコレ(笑)

歴史の管理者やらのクォーツァーさんは黒幕だったらしいですけど、平成をキレイにやり直したいとかは全然共感しないですねえ。何言ってんだこいつらという感じです。そもそも平成という日本の元号で地球ごと巻き込まれるのがおかしくて笑ってしまいます。
そしてクォーツァーの一員だったウォズさんは、ゲイツとの対決と、最後はやっぱり味方として帰ってきて本を破り捨てるところが熱かったですよ。死んだかと思ったら何故か生きてるあたりも、ウォズだからよし。
ゲイツはすっかりソウゴを信じていたり、長篠の戦いではっちゃけていたりでイキイキしていてよかったです。
マッハ(とクリム)は思ったよりも短い出番でしたが、フルで変身名乗りをやれたり、力を取り戻すところが描かれたりとか美味しい場面が多かったですよ。

信長は、ライダーでも何人も出ましたけど(オーズ映画とかノブナガ魂とか鎧武映画とか)、そもそもパラレルも設定として有りだから問題ないですね。
ダメダメ過ぎるのに創作伝記で偉人にされる流れに笑いました。
で、その伝記を書いた忍者・牛三は最後まで現代にいましたけど、どうするんですかねアレ。ゲイツ達も戻ったし普通にタイムマジーンで過去に送ればいいのか(^^;

おいしいところで出てきたオーマジオウさんは、なんだか「いい人」っぽい感じで笑ってしまいました。TVシリーズだとどういう結末になるんでしょうねえ。

今回の敵のバールクス、ゾンジス、ザモナスはそれぞれいい味でしたが、バールクスがボス格なのは観るまで知らなかったけど納得ではありました。なにしろ最強と言われたりするRXさんモチーフですし。
リボルケイン(言ってたのはリボル剣だろうか?)もいい感じでした。そして最終形態がバイオライダーの液状化+Jの巨大化というのが確かに最強っぽいですよ。
そんなのどうやって倒せばいいのやらと思えるところですが、平成ライダータイトル付き全員キックで(小渕氏的に)「平成」の文字を持って倒されたのは爆笑でした。いやーひどいわー(笑)

最後をパパイヤゾンジスさんVSゼロワンで締めたのも綺麗な終わり方だったかと。てかロボライダーってミサイル無いですよね?(笑)
ゼロワンのキャラは思ったより軽そうですがとりあえず楽しみかなと。

■リュウソウジャーはTVは見なくなっていましたが、気軽にタイムスリップするなあと。

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2019年7月23日 (火)

天気の子(映画)

(新海誠監督)

「君の名は。」で一気に一般的にもメジャーになった新海監督の新作ということでどうなるかと思いましたが、
極めて“王道”だった「君の名は。」に対してかなり“邪道”と言うか、一般的な物語のセオリーを外してきた話で、挑戦的だなあと思いました。
正直言えば「君の名は。」の方が好みなんですけど、新海監督の尖った“ブレなさ”を感じられたのは好印象だった気もします。いやまあ、日曜日に観た当日は正直ちょっと困惑しましたけど(笑)

以下ネタバレ注意。


先に“王道”の「君の名は。」に対しての“邪道”と書きましたが、
美しい風景に対しての、東京の裏路地的なゴミゴミした風景だったり、結構まっすぐで健全だったキャラクター達に対しての、割とアウトロースレスレなキャラクター達だったりと、
いろいろと「君の名は。」とは“対比的”で、『裏・君の名は。』と言っても良さそうな話だったと思えました。(「君の名は。」が本作の方向性だったら、テッシー達も逮捕されてました(^^;))

主人公・瀧がヒロイン・三葉だけではなく糸守町の人々皆を救おうと頑張って、実際に奇跡的に町の人達を丸ごと助けられた「君の名は。」に対して、今作は
主人公・帆高がヒロイン・陽菜だけを助けるために東京の異常気象は切り捨てて犠牲にしてしまって、結果2人で重い責任を背負ってしまうと言う、実に真反対な方向性だったなあと。
「君の名は。」の次にこれを作れるのが凄いです。“犠牲と責任”の話なんですねえ。

帆高の“責任”については、だからと言って帆高にあれ以上の何が出来たかも疑問だし、人命と雨を比べるのもフェアじゃないし、責めることは出来ないとも思いますけど、でも当人達的には重い十字架になっちゃいますよねえ。うん、重い。
まあ、バッドエンドとは言えないですけどハッピーエンドとも言えない、ビターエンドな感じでしょうか。
日曜に観てから数日経って、少し落ち着きましたけど、作中で「雨が降り続く東京」という問題が横たわっていて、それが「解決しない」で終わったのはやっぱりビックリでした。雲の上とか龍っぽいのが何なのかもよく分からないのが凄い。


先にも書いたように本作では、家出だったりバニラだったり怪しげな編集屋だったり警官に追われたりと、登場人物達が割と人生の裏街道に足を踏み込みかけた感じだったのが意外でした。
特に主人公の帆高は考えなしで、感情移入し難い部分もありますね。「世界よりも陽菜を選ぶ」事自体は主人公の行動として文句も違和感も無いですけど。
でも、「銃を人に向けるのはやめろや」とはどうしても言いたくなります。「1回目はともかく本物の銃だと分かった上で持つなや」とか「銃を人に向けて陽菜に憤慨されたのを忘れたんかい」とか「しかも恩人に銃を向けるなや」とか…、
いろいろ追い詰められてたとは言え、愚かであかんやつだなあと(^^;
まあ、自分を殴ったMPにバルカンを斉射して高笑いする主人公に比べればマシですけども(^^;(誰ミーユだそれは)

家出しながら編集屋に住み込ませてもらっての疑似家族感とか、子供達3人での天気屋商売とか逃亡劇とかラブホ探訪とか、
絶対に長続きしないと分かりながらも、結構しっくりして楽しそうなあたりは、つかの間の幸せさの切なさが心に来ました。
帆高・陽菜・凪センパイの3人の組合せは収まりがいいですねえ。てかパイセンかっけー。

ところで、「言の葉の庭」も「君の名は。」も歳上ヒロインだったので、今回も陽菜が歳上だと言うことをすんなり受け止めながら観ていましたけど、「実は歳下ヒロイン」だったのはやられたと思いました(笑)


「君の名は。」のキャラが結構がっつり出たのは驚きました。
最初にテッシーとさやちんが出た辺りは、単に軽いファンサービスくらいのことかと思いましたけど、
瀧がかなりきっちり帆高たちと接したり、三葉とも言葉を交わしたり、ちょっとだけだけど四葉まで出たりとビックリでしたよ。

そして「君の名は。」のキャラをちゃんと出した上での、東京水没エンドと言うのがまた凄いです。せっかく隕石を生き延びたのにまた東京でこんな目にあうとは…(^^;
ただまあ、「君の名は。」の未来が必ず本作に繋がるかどうかもよく分からないですけどね。
「君の名は。」でのユキちゃん先生も「言の葉」の先生とは微妙にズレがあるなんて話もあった気がしますし。あまり深く考えずにサービスとして受け取っていていいかも知れません。


今回は(テーマ的に当然ですけど)「雨」の描写は凄かったです。
アメと言えば、3年経ってでかくなっていたアメには笑いましたよ。

今回のお姉さん枠の夏美さんは結構アホでいいキャラでした。

ソフトバンクのお父さんがどこに出ていたかは分からなかったなあ(^^;
もう一度観ると思うのでまた探してみよう。

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2019年6月22日 (土)

ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(映画)

(水島努監督)

ガルパン第2話観てきました。第1話が2017年12月だったので1年半ぶりで前の話がちょっとウロ覚えでしたが、最初に前回のあらすじがあったおかげで助かりました! …いや、助かった…かなあ、あのあらすじ(^^;
まあ、BC自由学園との試合の途中で、桃ちゃんの進学がヤバイことだけ分かってれば問題なかったかと。今回も楽しかったです。

BC自由学園との試合は、迷路のようなボカージュを活かした戦いの描写が視覚的に面白かったです。あんな巨大迷路とか昔流行ったなあ。
あっさり騙されて同士討ちさせられるBCの人達がいい感じでアホですが、本作の人達は皆基本的にアホなので問題ありません。
仲違いする2人を仲介するあたりの隊長の動きが細かくて面白かったですよ。

二回戦の相手はまさかの知波単でしたが、“あの”突撃しか知らなかった知波単がいろいろな突撃を覚えて手強くなったものだと目頭が熱くなりました。最後は撤退まで覚えてるし。
福田は次代の隊長候補になりそうで有望ですな。
水陸両用はあの状況ではなかなか恐ろしいですな。キグルミ(?)がまた活用されてたのは笑いました。
ところで知波単といいBC自由といい、「歌」は必須なんですかね。この先の相手もみんな歌いそう。歌のクライマックスで決着が付く展開はいいですな。

みんな戦車から身を乗り出してるけど、戦車からの主観映像で曳光弾(だっけ)を撃たれてると当たりそうで怖いですな。この世界の人達は生身を晒しても当たらないんでしょうけど。

気になっていたコアラの森学園が描写されたのは満足でした。隊長コアラだし(笑)
トーナメント表は全部は読みきれなかったけど、三回戦の相手はどうなるやら。継続ですかね。
決勝はエリカ率いる黒森峰か、実は勝てたことが無い聖グロか、どちらにも因縁があるし読めないなあ。

二回戦でサメさん(船舶科)があっさり負けたのはある意味納得ではありました。そりゃあ目立つよね、旗。そう言えば他の皆も最初は派手な色で戦ってましたっけ。
悔しさをバネにしてのサメさんの本格的な活躍は次戦以降かなと。

桃ちゃんの実家はお母さんが身体が弱かったり兄弟が多かったりとなかなか大変そうで、1話の時は桃ちゃんが進学失敗しても別にいいやんと思ってたけど、そうも言い難くなるじゃないか。ずるいなあ(^^;

第3話は1年半待たされないといいなあ(^^;

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2019年6月16日 (日)

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(映画)

(増井壮一 監督)

青ブタ映画観てきました。TVシリーズは視聴済み。原作はTVでやった1~5巻まで読んだ状態で鑑賞。
TVシリーズを通じて引っ張った、今の咲太の人格形成に大きな影響を与えた“翔子さん”メインの話ということで楽しめました。
と言うか、メインヒロインの麻衣さんも大きく絡むので実際“咲太、翔子、麻衣”3人の話ですね。
他のヒロインもそれぞれに出番があって良かったかと。
以下ネタバレ注意。

★★★

いきなり修羅場同棲でハーレムラブコメみたいな導入でしたが、
3人のうち誰かが死なないと収まらない話でどう収めるのかと思いましたが、最後はいい終わり方で良かったですよ。
いやまあ、バッドエンド・ビターエンドな作品もそれはそれで嫌いじゃないし否定はしないけど、本作のこれまでのスタンスからすると出来るだけハッピーエンドで終わって欲しいわけで。ラストシーンはホッとしました。

最後はつまり、元の世界線(という言葉を本作でも使っていいのかどうかはともかく、とりあえず)での記憶に影響を受けた麻衣さんが臓器移植を扱った映画に出たことでドナー登録者が増えて翔子も助かったということなんでしょうけど、
咲太・麻衣・翔子は助かったとは言え、誰かがドナーになったことは確かなので、ハッピーエンドと言っていいのかという気持ちにならないこともないですが、それを言い出したらキリがないし、見えない範囲までは救えないよなあと。
少し複雑ではありますが、3人の行動で新たな犠牲者が増えたわけでも無いしなあ。

咲太と翔子さんとの出会いが無かったことになっても、以後の出来事は大きく変わっていなさそうなのは、プチデビルの時と同じような感じなんですかね。
翔子さんと出会っていないと咲太の精神性に大きな差が出そうなんですけども、それも「元の世界線の記憶の影響」で咲太の性格もあまり変わっていないと考えていいのかなと。やや都合はいいけど、まあいいか。
歴史の修正力…みたいなものかとも考えますが、「決定した人の死は容易に覆せない」シュタゲみたいな世界観じゃなくで良かったですよ、いやホント。

翔子は大・小とも魅力的で観ている方としても助けてやりたいと思いますが、人のために自分の命まで差し出せる咲太・麻衣は凄いなと。翔子さんにしても自分以上に咲太・麻衣を助けたくて現在に来たわけで凄い覚悟ですよ。
自己犠牲はあまり肯定したくないし、本作でも肯定はされてない(むしろ否定されてる)と思いますけどね。
ところで、少し歳上のお姉さんキャラかと思いきや、実は歳下キャラでもあるとは、翔子さん一粒で二度美味しいなあと(おぃ)

先にも書いたけどメイン3人以外の皆もいい感じに出番があって良かったですよ。
花楓はTVシリーズのその後が気になっていましたが、やっぱり(かえでではない)花楓の方もいい子じゃないですか。
双葉は思った以上に友達として咲太を大事に思っているのだと分かって良かったですよ。
「誰も認識出来ない」未来咲太を認識出来たのが朋絵だったのは、翔子さん同様に時間関連の思春期症候群の関係者として納得感がありました。何気に今回の話のVIPかも知れない。

満足度の高いよい作品でした。
今回の映画の話が原作6・7巻の内容のはずですが(これから読みます)、原作既刊は現在9巻までだし、アニメとしての2期は難しいかもですが、以後は原作を追いかけて楽しもうかなと。

ところで大変に大変にどうでもいいことだけど、ブタ野郎なのにウサギの方が印象的なのはどういうことかと思いました(笑)
まあ最初からバニーガール先輩だし仕方ないね!

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2019年6月 2日 (日)

ゴジラキング・オブ・モンスターズ(映画)

(マイケル・ドハティ監督)

令和ゴジラ(違)観てきました。人間ドラマの家族パート部分は正直あまり感情移入出来なかったですが、怪獣大暴れお祭り映画として楽しかったかと。
今回メインのゴジラ、キングギドラ、モスラ、ラドンのそれぞれが美しくも強大に描かれていて良かったですよ。荘厳と言ってもいいくらい。

怪獣4体にそれぞれ見せ場があって良かったですが、人間から見た時の恐ろしさと、怪獣の中の一体として見た時の小物な三下チンピラ感とが両方描かれたラドンさんが大変素敵でした。このスネ夫め。
人間の戦闘機相手の圧倒的な戦闘シーンは「絶対に飛行機に乗ってる時に遭遇したくない」と思える怖さが存分に描かれていて素晴らしかったかと。大回転飛行いいですねえ。
なのに、怪獣戦だとモスラ相手にイキがって突っかかって腹パンで穴を開けられて、最後にはゴジラ王にひれ伏してる扱いのヒドさが笑えます。

対してモスラさんの聖人(聖獣)っぷりと来たら…。まさにヒロインでした。
それにしても今回のモスラさんは羽の広げ方が美しいですな。脚が長いのはちょっとキモいですが、脚を攻撃にも使えるのはビックリでした。

キングギドラさんは圧倒的なヒールっぷりが素敵だったかと。三つ首それぞれの個性とかもう一度注意して見直したいですねえ。
こちらも羽を広げた時の巨大さが素晴らしかったですよ。
しかし首を食われながら消滅していくのはなかなかエグいですな。

ゴジラは怪獣王と呼ばれたりしますけど、ゴジラ映画をそれほど観てきたわけでも無いのですけど、今回のゴジラは作中でも見事に「王」として描かれていてちょっと驚きました。ラストで怪獣達に跪かれているビジュアルが凄い絵です。

次はゴジラVSキングコングらしいのですけど、「キングコング: 髑髏島の巨神」は今回のゴジラを観た後で、録画しておいたものを観たのですけど、
面白かったしコングも格好良かったけど、強さの描写は人間では太刀打ちできない超強大な怪獣の王として描かれたゴジラに対して、コングは人間の兵器でもダメージを負ったりしてるのですけど、勝負になるのかなあと;
全長も「コング:31.6m」で「ゴジラ:119.8m」と3倍以上ゴジラの方がでかいのですが。
まあ、コングの方は時代設定が1973年で、ゴジラは1作目が(多分)2014年、今回が(多分)2019年なので、40年以上経ってコングが更に成長はしてるんでしょうけどね。…同じ個体とは限らないですけども。

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2019年5月 3日 (金)

名探偵ピカチュウ(映画)

(ロブ・レターマン監督)

「名探偵ピカチュウ」観てきました。
ハリウッドでのポケモン実写化映画ですが、発表があった時には実写ドラゴンボールの悪夢が脳裏をよぎったり、予告時点では変にリアル寄り過ぎるポケモンがキモく感じたりで、正直不安で怖いもの見たさで観に行きましたが、なかなか楽しめました。
中身がおっさんなピカチュウも、見ていると可愛く見えてきて良かったかと。モフりたいなあ。

とりあえずピカチュウについてはネタバレ無しでは語れないので、以下ネタバレです。

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2019年4月22日 (月)

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(映画)

(石原立也監督)

2年生編観てきました。
ちなみに原作の2年生編までは既読。出たばかりの3年生編前編はまだ未読。

映画は2年生編の原作2冊から「リズと青い鳥」で描かれた部分は省略しつつ、「2年生(先輩)になった久美子」をメインとしてうまい具合にまとめられていたかと。
まあ、2クールかけてじっくりやった1年生編と比べると、どうしてもダイジェスト感が出てしまうのは否めないですけど、1本の作品としてよく出来ていて面白かったと思います。
ラストの演奏前に、久美子が音楽に本気になったきっかけの話(1期1話冒頭の全ての始まりの場面)を奏にさせておいて、最後に奏の「悔しくて死にそう」で締めるのが上手かったですよ。

1年生編ではもっぱら先輩達の事情に振り回されて揉まれた久美子でしたが、2年生時では1年生の問題児達相手に多少余裕のある立ち回りで、
あの難物のあすか先輩相手の経験値が活きてるなあと思いました(笑)
実際久美子があそこまで奏に踏み込めるようになったのはあすか先輩とのやり取りが効いてるわけですしね。
「音楽に本気になったきっかけ(うちのトランペットのエース)」の件といい、今回の映画は「久美子の成長」を結構強く描いているなあと思えました。

1年生編のボスキャラがあすか先輩だったのに対して、今回のボスキャラは“面倒くさい系後輩”の奏だったわけですが、
実際奏はあすか先輩に比べればかなり「甘い」キャラですけど、生意気で実力があってプライドも高めで人当たり良さげに見えながらバリアが強めながら、垣間見える未熟さ・脆さ・幼さがなかなかに等身大の若さで青春だなあと。
ホントに面倒くさい子ですけど、魅力のある子でもありました。オーディション時の奏と久美子のやり取りのシーンはいいですねえ。
そして、その後の奏の「ハッピーアイスクリーム!」が、奏と夏紀の間に何のわだかまりも無いと、奏が完全に仲間として馴染んでいると、何も言わずとも一発で分かるシーンとなっていて実に良かったです。

本作では久美子と秀一の恋愛模様も描かれましたけど、TVシリーズで秀一の場面をかなりカットしてきたのが痛かった気はしました。まあ、本作でも恋愛模様は割とさらっと流してるのでそこまで痛いわけでもないか。

エンディング後に「久美子部長」で終わるのは良かったですが、優子に久美子が部長を押し付けられる場面が無かったのはちょっと残念でした(^^;

で、次は3年生ですけど、アニメは3年生編はやってくれますかね。原作で3年生編の前編が出たばかりなので実現するとしても大分先でしょうけど、出来ればやって欲しいなあ。

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2019年3月24日 (日)

スパイダーマン: スパイダーバース(映画)

(監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン)

スパイダーバース観てきました。
本作は平行世界のスパイダーマン達が一同に集う話ですが、
スパイダーマンのことは映画のピーター・パーカーのスパイダーマン(サム・ライミ版、アメイジング版、ホームカミング版)くらいしか知らなくて、派生作品はあまり把握していなかったのですけど(日本のスパイダーマッ!もちゃんと見てはいなかったかと)、
作中でそれぞれのスパイダーのことを分かりやすく紹介してくれますし、予備知識無しでも全然問題無く楽しめました。いやー面白かった。

スパイダーマンは合計7人(匹?)出ますけど、知らなかったスパイダーもそれぞれ魅力的で見ていて好きになれるいいキャラクター達でした。
本作の主役と言える、まだまだ未熟で若いマイルスも、疲れたおじさんと化しておなかの出たピーターBもそれぞれ(ダメな所も含めて)愛すべき人間味があるし、
グウェンもノワールもそれぞれに格好いいし、日本アニメ的なペニーもかわいいし、ブタなポーカーも味があるしでみんないいキャラだったかと。
ただ、メイン級のマイルス、ピーターB+グウェンの活躍度に対して、残りの3人はちょっと出番と活躍が少なめだったのが(仕方ないけど)残念ではありました。贅沢でしょうけどもっと活躍シーンを見たかったなあ。

そして、なんと言ってもメイおばさんがやたらと格好良くて惚れてしまいます。なにあの司令官ポジション。あんなイカして格好いいメイおばさんは初めて見ましたよ。まあ今回出てない平行世界の中には戦うメイおばさんもいるみたいですけど。
そんなメイおばさんは家を壊されて気の毒でした。家の壊れっぷりがあまりにヒドくて笑っちゃいましたけど。そしてあの異様に広くてオーバーテクノロジーな地下基地が凄え。

そんな楽しいキャラクター達ですけど、スパイダーマンだけに割とみんな共通して重い背景を背負ってるんですねえ。てか、「蜘蛛に噛まれること」と「身内を失うこと」はスパイダーの必須条件なんですかね(^^;
本作でもまさかあのキャラがいきなり死ぬとは思わなかったですよ。さらにはマイルスの慕っていた身内も死んでしまうし、容赦ないなあ。

今回の悪役のキングピンは凄い体型でしたけど、自分の非道がバレて家族にドン引きされて逃げられたのにスパイダーマンのせいにしてるところがホントにダメな人だったなあと。
大体、平行世界から別世界の家族を召喚しても、こっちの世界で生きていけないじゃないですか。(その辺りはキングピンは把握していなかったかもですが、ドクターはキングピンにちゃんと説明はしてなかったでしたっけ、その辺りちょっと記憶が曖昧ですが)

本作はアニメーションとしてもかなり見応えがある意欲作でした。ところどころに入るコミック調の演出とか面白いですねえ。

1人じゃないことを認識しての別れも綺麗ないい終わり方でしたけど、世界は別れてもテレパスだかなんだかで会話は出来るんですかね。
続編があるなら是非観たいですねえ。ED後にいかにも続きをやりそうな描写があったし期待したいところです。
そしてエンディングの歌詞が割とヒドい(笑)

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