2024年11月15日 (金)

風都探偵 仮面ライダースカルの肖像

(椛島洋介監督)

風都探偵アニメ最終回の2022年10月から約2年、
仮面ライダーWの「ビギンズナイト」が描かれた「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」の2009年12月から約15年、
今になってあらためてビギンズナイトが風都探偵のアニメで描かれるとは感慨深かったですよ。よい映画でした。

元々のMOVIE大戦2010のビギンズナイトは時間が短いこともあって過去パートはかなり描写が断片的だったのですが、
本作で翔太郎とおやっさん・鳴海荘吉との出会いや、翔太郎が探偵助手になる経緯なども含めてがっつり描かれて満足でした。
ハードボイルとなおやっさんとハーフボイルドな翔太郎のコンビがよい…。

ときめに過去のハードな話をしていたのに、肝心な伝えたかったことを言う前に泣き疲れて眠ってしまって、
言いたかったことをフィリップに代弁してもらっている翔太郎は亜樹子がツッコむ通りにかなりダメダメだったのですが、そういうところがときめには好意的に受け取られてるのがいいですね。
どんな出来事にも人によって違う受け取り方があるのよねと。
エンディング後の「全部おやっさんの予言通りになってる翔太郎」は笑いました。いやでもハーフボイルドでも翔太郎は頑張ってるし周囲からも愛されてるから…(^^;

翔太郎が悔やむように、島で翔太郎がおやっさんの言いつけを守っていたら、おやっさんが死なずに済んだのか?
そもそもおやっさんが黒服達に撃たれたのは本当に翔太郎に責任・原因があるのか…は正直微妙な気がしますけど、それでも翔太郎が悔やむのは分かります。
風都探偵はW本編最終回後なので、作中でビギンズナイトからはもう何年も経っているわけですが、それでもこの話をするとボロボロ泣いてしまう翔太郎が本当に熱い男ですよ…。

記憶を消されてミュージアムに利用されていた頃は目のクマが凄かったフィリップが、自分の意思を持った後はクマが消えていたのが印象的でした。ここまでのフィリップは本当に人形みたいなものだったのだなあと。
そして当時は情緒的にも未熟だったフィリップが、今現在では翔太郎の思いをときめに代弁出来るまでになっているのがいいですねえ。

オーシャンとのバトルは海を活かした大規模にして派手なバトルで見応えがありました。アニメ向きな敵だったよオーシャン。

スカルVSアントライオンはスカルが渋くて格好良かったですよ。スカルは殺す戦い方しか出来ないのがお辛いなあ。そして被害者カップルの男の人が普通に死んでるのがハードです。

幻のサイクロンスカルのシーンが結構長めでよいサービスシーンでした。実際、Wがサイクロンスカルだったらかなり歴史は変わってたのでしょうねえ。

風都探偵については原作は(単行本勢ですが)かなり大詰めですが、アニメの続きもまたやって欲しいですねえ。

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2024年10月23日 (水)

ボルテスV:レガシー

(マーク A. レイエス監督)

フィリピンの愛が凄い。
自分は申し訳ないけどボルテスVの頃は子供すぎて殆ど覚えていなかったのですが(ハイネルの出自は子供心に印象深かった気はします)、
本作に込められた強い愛情はよく分かりました。
やっぱり過去作品をリメイクするなら愛やリスペクトは込めて欲しいですねえ……

今回公開されたのは、フィリピンで全90話で作られたドラマシリーズの最初の部分の最終編版と言うことで、序章も序章でしたが面白かったかと。
旧アニメの1・2話に当たる部分ということで、公式配信されていた1・2話を事前に見ていましたけど、ストーリー的には(多少の違いはあるけど)割とそのまんまですね。
父の話がカットされていたけど、父の事情も前日譚として配信されていてありがたいです。→ プリクエール(前日譚)“夜明けの前“に

1話部分は合体やバトルがテンポよくて実に見応えがありました。合体シーンで流れる旧日本版OPがいいですねえ。
超電磁ストリング、超電磁ゴマのアクションもいいですよ。
コクピットが揺れまくりで酔いそうだなあと思いました。

2話部分は、こちらは正直長すぎてテンポが悪かったかなと。もう10分短くてもいい気がしました。
とりあえず、戦闘中の基地から出たり入ったりするものじゃないですね……。
あと、実弾で味方基地を攻撃させる訓練はやっぱりダメなのでは?(旧作通りだけど)(^^;
ボルテスVが鎖で繋がれてからがやたらと長かったですが、背面攻撃手段が必要だなあと思いました。ゲッターみたいにオープンゲットで逃げられればよかったのですが…。
大変どうでもいいけど、Zガンダムはしょっちゅう羽交い締めされてたなあとか思いました。

ボアザン帝国側は理不尽な職場でこんなところで働きたくないなあと思いました。敗因の分析は理性的にやろうぜ。
そもそも腐った差別社会なので仕方ないかもですが。

この後の話もいつか日本で見られればいいですな。

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2024年8月25日 (日)

デッドプール&ウルヴァリン

(ショーン・レヴィ監督)

ネタバレ
「犬は無事です」

◇ ◇ ◇

以下マジネタバレ注意。

デッドプール1・2は鑑賞済み、X-MENシリーズは5作目までは観たけどそれ以後は(ウルヴァリンシリーズも)未鑑賞、その他アベンジャーズ系のマーベル物とかはかなり観ていない作品も多い状態で観ました。
なので、正直分からないキャラも多かったですが、本作を観る分には十分楽しめたかなと。分からないキャラやネタも多かったですけど(^^;

それにしても、R15+だけあって暴力的と言うか冒涜的な作品でした。
特に冒頭のアレの冒涜っぷりが凄いですよ。ローガンは未鑑賞ですが、アレはヒドイ(苦笑)
これまでのいろんな作品のキャラとかも気軽に殺してたり死亡済みだったりでヒドイですな。気軽に殺しておいて問題無い(?)マルチバース設定が便利過ぎます(苦笑)

ナイスプールさんの扱いもヒドかったですが、アニメのデッドプールは再生能力無いのん?(知らない)
たくさん出た色々なデッドプールも(スパイダーみたいに)アメコミで元ネタがあるんですかね?(知らない)

デッドプールもウルヴァリンも再生能力持ちゆえに、2人のガチな殺し合いがかなり盛りだくさんで、ヒドい戦いでした、いやー、ヒドかった(笑)
タイトルは「デッドプールVSウルヴァリン」でも嘘じゃなかったんじゃないですかね。

パイロはおっさんになっていたのが印象的でした。現在47歳なのか。
そしてウルヴァリンのヒュー・ジャックマンは現在55歳ですか。時間の流れを感じます。

ウルヴァリンの黄色スーツはアメコミ原作準拠ということでしたが、満を持してマスクを被るシーンは(アメコミ未読ながらも)燃えるものがありました。
そして、マドンナの曲は強いなあ。

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2024年8月18日 (日)

ゼーガペインSTA

(下田正美監督)

まさかのゼーガペイン最終回後を描いた後日譚。
前半1/3くらいは総集編ですが、調べてなかったけどもともと二部構成だったのね。
新プロジェクト「ゼーガペイン PROJECT REUNION」の一貫らしいけど、もしかして更に続いたりするんですかね?

以下ネタバレ注意。

最終回後の続編と言うことで、皆が命懸けで頑張って平和を勝ち取った最終回が台無しになるような内容じゃありませんようにと願っていましたが、一応そういう展開では無くてよかったです。
…ちょっと未来への不穏要素が残った気はしますけど。新しい敵のオルタモーダは一応満足して去っていった感じなので大丈夫…なんですかね?
ともあれ、今後も続編とかやりやすそうな要素だとは思いました(^^;

最終回後で、何故かキョウが冬の舞浜で目を覚ます導入で、(キョウは肉体のある人間としてリザレクションしたのに)どういうことやらと思っていたら、
なるほど本編開始前(=ゼーガペインADP)に自爆したキョウの残滓が別に再生したわけですね。
データなんだから分割することもあるとはいえ(コピーは出来ないにせよ)、身近な人はなかなか複雑な気持ちになりそうなものですが、
最終的には幻体キョウと生身キョウも分かり合った感じでよかったですよ。最初は生身でよろしくやってると羨んでいた生身キョウの大変さをちゃんと理解してくれていたあたりはさすが本人です。

そして、シズノ先輩(負けヒロイン言うな)への救いがあってよかったかなと。…幻体キョウはあまり長くは生き残れない気はしますけども、余生の最期まで一緒にいて欲しいところです。
ところでシズノ後輩とカミナギ先輩のやりとりが面白かったですよ。そしてシズノが記憶を取り戻して先輩後輩が逆転するところに笑います。

カミナギと生身キョウが一緒にアルティールに乗るシーンは感慨深かったですよ。生身と幻体で触れ合えない2人ですが、普通に交流が続いている様子はホッとしますね。ラストの気楽な感じのやりとりもよかったかと。
アルティール搭乗のペアについては、カミナギ後輩+シズノ先輩、生身キョウ+幻体キョウ、生身キョウ+カミナギ、幻体キョウ+シズノと、美味しい組み合わせをほぼ全部見せてくれて満足でした。

冬の舞浜での生身戦闘は、正直とてもシェルブリットでした(笑)
飛んでいく小さなアルティールっぽい聖衣(?)がかわいかった気もしますよ。

ところでガルズオルムの残党ってまだ残ってるんですね。
まあ、何十年経っても湧き続けるジオン残党ほどのしつこさでは無いだろうとは思いますが。

ルーパはへにょへにょした感じでかわいかったです。本作以前の登場シーンの記憶がほとんど無いですが。(ADPで出てたんだっけ)

オルタモーダの皆さんはたくさん出たけど結局はハル1人だけだったということのようですが、
意味深に出ていたツクルナの存在はよく分からなかったです。文庫版を読めばいいのか?(とりあえず「エンタングル:ガール」と「ホロニック:ガール」を電子で買った)

ちなみに、 昔のゼーガペインADP感想はこちら。

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2024年8月17日 (土)

ツイスターズ

(リー・アイザック・チョン監督)

1996年の「ツイスター」の続編だけど、前作要素は観測装置のドロシーくらいですかね。(多分)
なので、前作を知らなくても問題なく、何も考えなくても楽しめる作品だったかと思いました。面白かったです。
とりあえずドロシーは前作では竜巻に食わせるだけで苦労していたので、28年経って普通に使われるようになっているのは感慨深く思いました。

前作と比べて牛が死ななくて良かったです。いやまあ映っていないところで飛んでたかも知れないけど。
あと、鶏も死ななくて良かったですよ。
ところで(セリフの上でだけ存在した)犬は出ないんですかい。

最初はちょっと嫌な感じだったユーチューバー軍団が実はいい奴らなのは、テンプレですがいいですね。でも竜巻に花火はやっぱり馬鹿だとは思う。
最初味方側だった高学歴軍団の扱いがちょっと残念でしたが。三方観測の実験自体は意義があるものだったのになあ。
クライマックスで、竜巻消滅作戦を三方観測で観測する共闘展開だったら熱かったのにと少し残念ではありました。

ところであの三方観測は「竜巻の正面」役のリスクがデカすぎますな。車にパネルを積んだまま観測出来るようにするとかでも無ければ、パネルは使い捨て前提にすべきだったんじゃなかろうか。
ユーチューバー側の車はロケットやらドリルやらギミック盛り盛りで楽しかったです。花火用ロケット装備がクライマックスできっちり役立ってるのはいいですね。
ドリルも良かったですけど、竜巻突入作戦を続けるならドリルは4本くらい欲しい気もします。

竜巻消滅作戦は無事に成功しましたけど、あの方法が確立したとしても今後続けるのは大変でしょうね。自動化出来るのでも無ければ、絶対事故って犠牲者が出そうですよ。
てか、あの辺りのリアリティってどんなものなんですかね。

クライマックスの作戦は男2人を残してケイトが1人で実行したのはちょっと意外でした。
ちゃんと装備の操作手順を覚えていてよかったですな。初めてあの車の装備の説明を聞いてる辺りでは、説明を聞く前にホイホイ触るケイトに「お前説明書読まない派だろう」と思いましたけど(笑)

冒頭の大学生チームは、絶対犠牲者が出そうと思いましたが、3人も飛ぶとは意表を突かれました。特にケイトの恋人の男はそんなところで飛ぶのかと。
まああれはトラウマにもなりますね。

ところで竜巻の強さの尺度は前作では藤田スケール(F)だったけど、今回は違っているなあと思ったら、改良藤田スケール(EF)というものになってるのね。2007年頃からの新尺度だそうで、なるほど。

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2024年8月12日 (月)

劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:

(斎藤圭一郎監督)

ぼざろ劇場総集編の後編です。
前編「Re:」ではTVシリーズ1~8話の台風ライブまでの話でしたが、今回は9~12話の文化祭までの話。
前編が主に「ぼっちちゃんと虹夏」のエピソードだったのに対して、今回は「ぼっちちゃんと喜多ちゃん」のエピソードとして、綺麗にまとまっていたかと思いました。
冒頭に喜多ちゃんのシーンが追加されたり、台風ライブでの喜多ちゃん目線から始まったりで、喜多ちゃんとの関係が強調されていていいですね。

TV版ではカットだった「台風ライブの最後の曲」を今回のOPとして聞かせてくれるのがニクイ演出でした。
自販機前の虹夏と喜多ちゃんのシーンが追加されていましたが、直接的な交流がちょっと少なめなこの2人の補完なんですかね。

「ひとりちゃんを支えていけるようになるね」のセリフがカットだったのはどういう意図ですかね。
ここのセリフが無かったことでかえって印象が強く残ったような気はしますけども。

前編同様に、本筋に大きく絡まないギャグシーン等は未使用の曲に合わせて流していったのは劇場版としてうまいやり方だったかと。
おかげでギャグシーンが削られがちなのですが、文化祭での喜多博士ネタやメイドネタは好きなところだったので残してくれていてよかったです。

ラスト、現在から幼児ぼっちちゃんに巻き戻っていくようなラストはちょっとホラー味を感じたなあ。

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2024年6月 8日 (土)

劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:

(斎藤圭一郎監督)

ぼざろ劇場総集編の「その1」です。
TVシリーズ視聴済、今回の劇場版の予備知識はほぼ無しで鑑賞。
以下ネタバレ注意。

2回ある総集編の1回目でどこまでやるのか気になっていました。
TVシリーズが全12話なので単純に2分割なら6話(八景)までだけど、それだとキリは良くないよなあと思っていましたが、やはり8話(ぼっち・ざ・ろっく)まででしたね。
やっぱりここまで描かないといけないですよねー。満足でした。

冒頭でいきなりぼっちちゃんと虹夏の夜の自販機会話で始まって、ラストでぼっちちゃんと虹夏の夜の居酒屋前会話で締めるのが映画として一貫性が出ていてよかったかと。
ただ、「ぼっち・ざ・ろっくを!」で締めだと脳内で自動的に「なにが悪い」が流れてちょっと困りました(笑)

OPは新規映像でぼっちの成長過程や皆の本編少し前の様子が見られて良かったです。リョウの前バンド時代が少しでも見られるのが貴重です。

冒頭が虹夏のシーンで始まったように、結構大胆に編集されていました。大事なところはちゃんと見せて、削るところはちゃんと切る、が出来ていてよかったかと。
2話(初バイト)や4話(アー写)をTV未使用曲「ひとりぼっち東京」「ひみつ基地」に乗せてダイジェストで流したのはうまかったかと思います。
7話(後藤家訪問)は完全にカットだったけど、あの流れなので仕方ない。

今回で一気に8話までやったので次の総集編「Re:Re:」は4話分しか無いのですよね。今度はカットはほぼ無さそう…と言うか追加シーンが無いと時間が余りそうです。
文化祭を主軸にまとめるのでしょうけど、とりあえず文化祭のステージの客席にさっつーがいるシーンを足して欲しいところです。

特典のエピグラフ1はよいぼ喜多でした。

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2024年5月26日 (日)

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章

(黒川智之 監督)

以下ネタバレ注意。
前章を観たあと、結局原作未読のままで後章も鑑賞。なんか凄かったです!(頭の悪い感想)

なんてポップな大惨劇なのやら。まあ前章からそんな感じだったけど。
本当に人類滅亡エンドになるのかと思ったけど、なんとか東京壊滅(+各所で死者多数)くらいで済んだわけでしょうか。
ヒーローも無事(???)に戻ってきたし、ラブコメ的にもハッピーエンドですね!(そうか?)(そもそもラブコメか??)
主要キャラも含めて滅茶苦茶死んでそうですけども…。とりあえず、怪しいものに気安く触れてはいけない…。

前章で衝撃だった凰蘭と門出の過去ですが、あれから何がどうなって今の2人になったのやら…と思っていたら、門出は普通に死んでいて別の世界に凰蘭の意識が来ていたとは。
…救いがあるのか無いのか分からんですな。(無い気がする)

キホの彼氏の人がほぼラスボスみたいなヤバイ奴になるとは思いませんでした。ひみつ道具をヤバイ奴に使われると本当にヤバイことになるなあ。

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2024年4月29日 (月)

ゴジラxコング 新たなる帝国

(アダム・ウィンガード監督)

予告時点で分かっていたけど、素晴しくバカ映画でした。
シンゴジ以降、日本で作られるゴジラ物はアニゴジ・SP・マイゴジと「怖いゴジラ」が主流になってたけど(そっちも好きだけど)
これくらい振り切ったバカ路線もいいですね。
いろんな路線をやれるのがシリーズの強みなので、本作みたいなバカ映画が作られてよかったです。シリアス路線しか作れなくなると困りますし。
ラドンもそうだそうだと言っています。

怪獣いっぱい猿いっぱいヤンキーいっぱいで楽しかったです。
「ヤンキー物」は別に好きなジャンルではないのだけど、「ヤンキー物+怪獣」だと異様に面白くなるのよね。完全にヤンキー抗争怪獣映画でした(笑)
ゴジラさんがずーーーーっと「なんやワレェェェッッッ!!!」とか「やんのかコラァァァッッッ!!!」叫んでいてほっこりしますよ。

ゴジラさんは本っ当にヤンキー…というよりヤーさんで、助っ人を頼みに来た(以前に喧嘩したり共闘したりした)コング相手に
「ワレ、よおワシの前に顔出せたなあああ!!!」と言う感じで殴りかかって大暴れで吹きました。ここがこの本作一番のおもしろポイントだった気がしますよ。
頭に血が登って暴れまくっていたのに、モスラさんにたしなめられたらすぐ喧嘩をやめるゴジラさんが爆笑ですね。どれだけかーちゃんに頭が上がらないんだよゴジラさん(^^;

今回の話ってぶっちゃけ単なるボスザル決戦なのですが、規模がでかすぎてボスザル決戦に人類もゴジラまでもが巻き込まれるのがヒドイですな。
最終決戦なんて「そのまま地下の人のいない辺りでやれよ」と思うのですが、映画の映え優先のために(笑)リオが決戦の舞台になるのがヒドイですよ(苦笑)
いやー、どれだけ一般人死んだんだろうアレ;
スカーキングの歯が飛んでくる辺りは、MSの(巨大)薬莢が民間人に飛んでくる宇宙世紀を思い出して恐ろしかったですな。

歯と言えば、虫歯を人間に治してもらうコングさんはかわいかったです。
腕の怪我の治療も人間に頼ってるし、甘えてるところがちょっと萌えるじゃないですか…。
そもそもコングのシャワーシンから始まるし、もしかしてヒロインだったのかコングさん?

スーモ…、いやシーモさんはスカーキングに無理やり首輪をつけられて戦わされていてかわいそうでしたな。
最後は解放してもらえてよかったですよ。ゴジラに言われてスカーキングへのトドメに一役買ってるのに笑いました。
今後はコング達と仲良く暮らしてください。
(追記)シーモさん、いやシーモちゃんはメスらしいですが、氷系美少女を隷属させるハゲ親父とか酷いなスカーキング(幽遊白書か)

ゴジラさんが「人類の味方」と言われてましたが、(これまでのシリーズも一応見てるけど)「そうだったっけ?????」と言わざるを得ません。
まあ、人類への憎しみ全開なマイナスゴジラさんと比べると、はるかに人類に一応の配慮は見せてくれてるけど、人類の味方ではないよなあ…。「地球の味方」ならともかく。
今回も、余裕がある時なら川を移動したりでなるべく建物を壊さないように配慮はしてくれていたかもですけど…(橋は壊しまくってる)

ゴジラさんがコロッセオベッドを気に入ってたのはかわいかったです。最初だけかと思ったら最後までコロッセオベッドに帰ってくるとは。完全に自分専用だと思ってるよ(笑)

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2024年4月27日 (土)

王様戦隊キングオージャーVSドンブラザーズ/王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー

(加藤弘之/坂本浩一監督)

■VSドンブラ
冒頭からいきなりトンチキ呼ばわり&コスプレ呼ばわりで吹きます。
この作品を一言でまとめると「とてもトンチキでした」でした。
まあ、ドンブラと組み合わせるのだからトンチキになるに決まってるしな!

いきなりキングオージャー側&ドンブラ側のメンバーが全員死んでいるのに、全く心配する気にならなくて大変見ていて安心感がありました(笑)
メンバーがそれぞれ出会っては諍いあって雑に死んでいくけど、悲壮感とか全く無くて困る(笑)
まあ、高所から転落死してる犬塚&ソノニとか凍死してる雉野とか死体がヤバイんじゃね? とは思ったけど、ラストで何の問題もなく生き返ってるからセーフですな。

ドンブラ側がするっとチキューに飛ばされても何の違和感も無いのが困…りません(笑)
しかし、タロウ以外のメンバーは一応「異世界転生おじさん」もとい「忍者魔法冒険星獣未遂王様機界柏餅異世界転生おじさん」のせいでチキューに飛ばされたと原因は分かっているけど、
タロウがどうやってチキューに来たのかはさっぱり分からないのがヒドイな!(笑)

雉野の前でイチャイチャしているラクレスズメ夫婦がいいですね。
雉野がキングオージャー(ロボ)を見てビビっているのに笑いました。そうだよね。倒されたもんね。
実写化もっふんを介して、リタ・ヒメノとハルカ・ソノザ編集長を絡ませるのは面白かったです。ところで実写もっふんに出演してたのってゴローゲかよ(^^;
俳句と詩で猿原とジェラミーが通じ合った…かと思ったら全然通じ合っていなかったのがヒデえ(笑)
カグラギは本編であまり強調していなかった筋肉要素を(VSキョウリュウジャーでまで)押し出していましたが、ホントいい身体してますねえ。
キングオージャー側は準レギュラーも含めてほぼ皆出ていたけど、コガネは出てなかった…かなあ。

シュゴットが縦積みされてブレーメンみたいになってたのは何だったんですかね。一瞬交(略)かと思いました。(おぃ)
もちを喉に詰まらせたギラの蘇生は、ヒメノは医療器具とか持ってないのかよとは思った(^^;

登場は期待していましたけど、ソノイの出方がおいしいですね。そしてギイちゃん…( ノД`)
おでん屋の名札(?)も憎い演出でした。

バトルでは、ドンブラが名乗りをやったのに、キングオージャー側が名乗りキャンセルで吹きました。まあ、VSキョウリュウジャーで名乗るしね。

■VSキョウリュウ
大体ウッチーが悪い(笑)
いやホント、今回のウッチーは余計な事しかしていなくて困ります(^^; シリアスな作風じゃなくてよかったよホント!
ほぼウッチーが主役でしたね。

TVシリーズ本編との繋がりや裏事情がガッツリ描かれて面白かったです。プリンスがチキューに来た事情まできっちり描くとはさすがでした。
キングオージャー最終回の決戦の裏でダイゴがキッチリ戦いを見届けていたとはビックリでした。あの琥珀のネックレス、ダグデドの部屋空間に取り残されなくてよかったねえ。
ところで恐竜が琥珀に封じられてるのはジュラパですね。

TVのコラボ回の決戦の裏でヨロヨロのウッチー(髭)が見ていたのは笑いました。
コラボ回では出番が無かったウッチー、ダイゴに加えて、弥生が大活躍だったのはちょっと予想外で嬉しかったですね。
TVコラボで活躍したメンバーは少し出番控えめ…でしたけども、ん10年後の母アミィや、プリンスとソウジの出番を補完してくれてよかったかと。

トリンにもキッチリ出番があってよかったかと。変身後だけだったけどシアンやグレーも出番があってよかったです。人数が物凄いことになってたけど!
最終的にキングオージャー側6人+キョウリュウジャー側11人で17人とは凄え…。

一瞬、100年後の「帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100 YEARS AFTER」の場面まで出たのもビックリでした。サービスが徹底しまくっている。

子供の頃のギラがレインボージュルリラをがっつり食っていたらダグデドをもあっさり倒せていたのが恐ろしい話ではあります。
ところで、子供ギラにジュルリラをたくさん食わせたウッチーをウッチーが止めたのなら、サクッと現代事情も元の歴史に戻りそうだけど、そうはならない辺りは、まあ細かいことは気にするなということで。

キングオージャー側の王様達は、決戦以外はほぼ歴史が変わって落ちぶれた姿でしたけど、まあVSドンブラでまともな姿は描いてる(?)からヨシ!
チキュー側の世界も、あの後は普通に元の歴史に戻っているのでしょう。多分。

ラストはまた未来が変わった? …なオチでしたが、あれは単に20年くらい(?)経ってダイゴがおっさんになった姿…ってだけではないのですかね。役者はダンテツの人かと思ったけど。

VSドンブラ・VSキョウリュウとも、元作品を大切にしてくれた作りで、安心して見ていられて楽しかったですよ。観に行ってよかったと思える作品でよかったです。

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