2023年8月 6日 (日)

特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜

(石原立也監督)

響け!ユーフォニアムシリーズ、「誓いのフィナーレ」から4年ぶりの新作。
あれから4年(以上)経っているのに衝撃を受けますが、あの事件が誓いのフィナーレの3ヶ月後だったんですよね。
再起してくれて有難いですよ。来年4月からは久美子3年生編の新シリーズもあるし、応援したいところです。

誓いのフィナーレが久美子2年生時のコンクールの話で、次のシリーズは3年生編ということで、今回はその間の秋~冬頃の幕間的な話。
元々が短編集(北宇治高校吹奏楽部のホントの話)の1エピソードということで、映画と言っても1時間程度の短い話で、
「3人~8人の小編成のチームでのコンテスト」という、これまでのコンクールとは違う題材で気軽かつ新鮮味のある話で楽しめました。

今回は初めて「部長としての久美子」が描かれていて楽しいですね。(誓いのフィナーレラストでもちょっとだけ出たけど)
久美子は割と状況に流されがちで失言女王で、人を引っ張るには向かない性格にも見えますが、反面、人をよく見ていてフォローが上手い指導者向きな面も確かにあるので、
久美子の頑張りっぷりと、いいところがきっちり描かれていてホッコリしました。
葉月やつばめの演奏改善に繋がる描写がよかったですよ。麗奈は悔しがってもいましたが、こういうところ、実際久美子は指導者向きなんですよね。

麗奈と久美子のイチャイチャっぷりもよいものでした。
麗奈に一番だと認められて嬉しがる久美子がイイね!

冒頭でこれまでの年代ごとの写真とかが出ますけど、時間の流れを感じられるのが(切なさもあって)いいですね。
優子達、現3年生達の登場も楽しかったです。優子と夏紀の(いつもの)ケンカをさらっと放置する久美子の慣れっぷりに笑います。

奏の武闘派っぷりがかわいかったです。…え、平和主義?

ラスト、甘すぎるチョコまんを食べての麗奈の反応が面白かわいかったです。
そして次はいよいよ3年で、新キャラも登場というところで次シリーズに続く…と。
今後も苦労は多いけど、久美子には頑張って欲しい。

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2023年7月29日 (土)

映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐/映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン

(中澤祥次郎監督/上堀内佳寿也監督)

以下ネタバレ注意

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2023年7月15日 (土)

君たちはどう生きるか

(宮﨑駿監督)

以下ネタバレ注意。

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2023年7月 1日 (土)

リバー、流れないでよ

(山口淳太監督)

Twitterでの評判を見て行きました。いやー、面白かった。
京都・貴船の旅館を舞台に、館の従業員や宿泊客といった人達が「2分間のループ」に巻き込まれて(意識・記憶だけは連続したままで)延々時間のループを繰り返すと言う群像劇です。

ループ物は数あれど、たった「2分間」だけのループというのは初めてだったと思うので、そんな短すぎる時間でどう話を作るのだろうと思っていましたが、なるほどこう展開するのかと引き込まれました。
1つの旅館と言う舞台の小ささが上手く活かされていたなあと。

全員の意識は連続しているのに、2分のループで皆が「初期位置」に戻されてしまうので、ループのたびに皆で走って集まり直したり場所を移動したりしなくちゃが大変そうで、そこがとても面白かったです。
初期位置はそれぞれ川だったり客室だったりとバラバラですが、「風呂」に入っていた編集者さんが一番大変そうでしたねえ。
最初は半裸で飛び出していたのが段々身支度が上手くなっていたと思えたけど、それでも頭はずっとシャンプーが残ったままだったのが笑えます。撮影も大変そうだ(笑)

ところで、初期位置とか世界線とか、ゲームやSF的な用語が普通に使われるようになったのが時代だなあと。一番理解が遅そうな料理長も「リープ」は分かっていた感じでしたかね。
「リープ」と「ループ」の違いとか自然に使い分けて判断していたけど、真面目には考えたことが無かったなあ(^^; 「お前…タイムループしてね?(違)」
それにしてもエイジさんの有能なことよ。

理由のネタバレは避けますが、ループしても天候はその都度変わったりするのが面白いですよ。雪の日とか晴れの日とか撮影の準備も大変そうだ(^^;
ところであの状況だと、車で遠くまで行ければ逃げることは出来たんですかねえ。2分でやりきるのは難しいのでしょうけど。

物を壊しても怪我しても んでもループで戻るとは言え、次も確実にループする保証も無いのに、それを試してしまうのがおっそろしいですな。あそこで解決したりしなくてよかったです(^^;

ラストは相当力押しな解決で笑いました。炙りかー(笑)

貴船は昔行ったことがありますが、また行きたくなりますね。情景の魅力も伝わるよい映画でした。

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2023年6月24日 (土)

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない

(増井壮一監督)

青ブタ映画2作目。前作は2019年だったので3年も経ってるんですね。
今作は「かえで」から元の人格に戻った「花楓」の受験の話。
これまでTVシリーズや前作映画で大きな扱いになっていた思春期症候群は控えめで、かなり現実的な話になっていました。(痣が思春期症候群だけど、それ自体はどうしようもないのね…)
話がリアル寄りなだけに、受験で体調を崩してしまった。花楓の場面はより辛いものがありましたよ。

終盤は通信制についての話が主でしたが、実際の通信制高校のことは知らないのであまり言えることが無いのですが、全日制以外でも色んな選択肢が選べるのはいいことなのではないかなあと。
最後に花楓が自分の意思で決めたのはよかったかと。
消えた「かえで」の残したノートは泣いちゃいますねえ…。
それにしても咲太はいいお兄ちゃんをしてますな。

次はランドセルガールも映画でやるんですね。冬が楽しみです。

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2023年6月17日 (土)

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

(監督 ホアキン・ドス・サントス/ケンプ・パワーズ/ジャスティン・K・トンプソン)

「スパイダーマン:スパイダーバース」の続編です。
以下ネタバレ注意。

予備知識は宣伝CMくらいの状態で見ましたが、一言で言うと、
「おのれディケイド」
という感じでした。(世界の破壊者的な意味でも)
別世界のおじさんやら別世界の自分やら重要そうなキャラが終盤で出てきて、どう収拾を付けるのだろうと思ったら「つづく」だったとは。そもそも今回で風呂敷を畳む予定は無かったのね(^^;

ラストのグウェンの新しいチーム結成は燃えましたよ。ペニーとか出番がちょびっとだけなのか? と思ったけど他の1作目メンバーと合わせて次回で活躍してくれそうで楽しみかと。

しかしまあ、カノンイベントの恐ろしいことですよ。
スパイダーマンになったらおじさんや警察署長やら大事な人を「失わなければならない」とは、なんという酷いクソルール。
マイルスは1作目でおじさんやら初代スパイダーマンを失ったんだからそれでノルマ達成でいいじゃないかとは言いたくなります。酷い話だ…。
頑張って助けたら世界自体が滅ぶかもって、なんですかソレは…;
マイルスが「別の世界のクモに噛まれた」異分子だとミゲルに糾弾されていましたが、いやそれマイルスのせいじゃないやん…としか思えないですな。本人の責任じゃないじゃないですかー。

続編で希望のある解決になってくれればいいですが、ノー・ウェイ・ホームも悲惨な終わり方だったので希望はもたない方がいいのかも…という気分にはなります。
まあ、アメコミのいろんなスパイダーマンは必ずしも悲惨な人ばかりでも無いみたいですけど。

恐竜や馬のスパイダーマンは吹きました。色んなのがいるなあ…。
レオパルドンが出なかったのは残念でした(笑)
続編に機体、…じゃない期待しますが、東映版スパイダーマンはちゃんと見たことが無いのですが、身内を失うカノンイベントってあるんですかね。wikiってみると父親は失ってるようですが。

今作の序盤はグウェンの世界が描かれて興味深かったです。
1作目でもピーターを失った話はありましたが、父親に追われたり、彼女の状況もホントに悲惨だったんですねえ。辛い…。

世界に応じて映像表現を変えるのが面白かったですよ。映像がホント凄い。
特にグウェンの世界の絵画表現的な世界が凄いなと。

次作がいつになるか分かりませんが(来年予定?)、待ち遠しいですよ。

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2023年5月28日 (日)

岸辺露伴 ルーヴルへ行く

(渡辺一貴監督)

ドラマシリーズ視聴済。原作既読。以下ネタバレ注意。

原作はそれほど長い話では無いですが、今作はオークションの話等で露伴がルーヴルに行くきっかけを描いたり、原作では1ページ程度だった仁左右衛門の話を補完したりして、1本の映画として満足感の高いものになっていました。
そして、決定的に原作と違っていたのは「泉くんがいること」ですかね。
原作は割と救いが無い結末ですが、泉くんのおかげで(原作では死んでた)罪のない女性職員が助かったのは後味の違いが大きかったですよ。
それにしても泉くんは強いですな。「絵を見てしまった」のに無事だったという光属性っぷりが強すぎます。
ラストも、泉くんが露伴にぞんざいに扱われても楽しそうで、露伴が手の体操をして終わることで「日常に戻った感」を感じられるのがよいかなと。

ただし、女性職員のエマさんは救われた一方で、一緒に地下に入った3人はダメでしたが、
3人の扱いが「悪人の因果応報的」な扱いになった点は、ちょっと「世界観がちょっと狭くなって」「理不尽な恐怖が減ってしまった」感は無くもありません。
それで話の筋は通ったし、創作的な取捨選択の問題なので悪いわけでは無いですけどね。

ルーヴルの描写は見応えがあってよかったですねえ。コロナ禍でエンタメ的に苦しい数年でしたが、海外ロケが出来るようになったのはよかったかと。
ルーヴルのピラミッドを背にした「泉くんの写真」と「お父さんの写真」のシーンもよかったです。

若い頃の露伴のシーンは、“あの露伴”の素直な恋が見られたりして新鮮でした。今の露伴からすると別人のような初々しさですよ。俳優さんも別人でしたし!(おぃ)
…観る前はてっきり青年時代も高橋一生氏が演じるのかと思っていましたが、さすがにそれは無理があったか、別の方でしたね。
若い頃パートは祖母の家の描写もよかったですよ。現在の露伴の家もですけど、ロケ地が魅力的なのはいいですね。

オークションで150万出せる露伴先生には、破産したりしたのによかったねえと思いました。

そういえば「なで肩の億泰」が出なかったのはちょっと残念です(笑)

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2023年5月 3日 (水)

暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー

(渡辺勝也監督)

ドンブラゼンカイを観ました。
面白かったですが、トンチキとトンチキが合わさって実に超トンチキでした。こうなるって分かってましたけどね!
以下ネタバレ注意。

超トンチキと言いつつ、ゼンカイの方は割といつも通りのTVシリーズの延長線上のゼンカイ脳と言えましたが、
ドンブラの方は何と言うか、「ノリだけで脚本書いてるだろ」っぷりがもの凄かった気がしますよ。まあドンブラらしいけど!

以下箇条書きで。

・予告で分かっていたけど開幕カシワモチで吹きました。ネタ被り有りなんですね! なんでカシワモチなんだろうと思っていたけど、GW公開ですからね!
 TVシリーズでのカシワモチワルドとは別人ながら、カシワモチが総決算のラスボスみたいになっていて吹きます。
 まあ、最終局面以外はゾックスに支配されてるのですが(笑)
・ゾックスやとーちゃん・ハカイザーまでカシワモチに洗脳されてるとは、やはりワルドの洗脳力は恐ろしい。
・洗脳されてるとは言え、カシワモチ王として世界を支配するゾックスの潜在能力が恐るべしですな。味方でよかったですよ。
・各ワルドのカシワモチはいい感じでした。ひんやりカシワモチとか有りかも知れません。
・ステイシーはなかなか美味しい役回りだったかと。ハカイザーの足止めとか、ラストのハカイザーとの共闘とかいいですねえ。身体は覚えててよかった!
・全員での変身シーン、ハカイザーの「指ぐるぐる」がいいですね。
・昨年のキラメイゼンカイの敵ボス(?)だったポットデウスくんがステイシーのところで楽しく働いているようで癒やされました。

・TVシリーズでしんみりした形で消えたタロウが(いやラストシーンで再会してたけども)、あんな雑な形で記憶が戻って復活とは(笑) まあドンブリーズだから仕方ないか!
・ドンブラの面々は割とダメな人達ですが、生活が満たされたりジロウに気を使ったりでドンブラザーズを止めたくなるのは普通の人間らしい心理だなあと。ドンブラザーズの戦いは明確な終わりも無いですしねえ。
・ジロウは大きく株を下げた…と思ったけど、考えてみればTVシリーズでも(後半は憎めなくなったり同情したりはしたけど)それほど株が高いわけではなかったか。まあ…、やっぱりリーダー向いてないよジロウ。
・タロウが死んでから「訛ってた」みたいなことを言ってたのがヒドいよジロウ。
・犬塚に関わりたがらない夏美もなかなか「ヒドい女だよ」感が。犬塚に命を救われたことはまだ知らないんですかね? まあ犬塚は今は幸せそうなのでいいけど。
・ソノニの恋愛脳っぷりに吹きます。
・ソノザは全方位に面倒見がいいなあ。もしかしてドンブラメンバーの中で一番責任感があるのって彼では。
・ソノイはおでん屋で幸せそうで、タロウに美味いと言ってもらえてよかった…。
・喫茶どんぶらで店員として働いているムラサメくんがえらくかわいかったです。萌えキャラかお前。マザーもなんだか親バカみたいになってるし(笑) マザー、プロスペラみたいなキャラじゃなくてよかったよ。
・忍者魔法冒険星獣王様おじさんが今回も機界おじさんとして大活躍で吹きます。まあドンブラザーズのラスボス役ならやっぱりこいつか(笑)
・(また)死んだタロウがソノイ汁で復活は吹くのですが、ラストが…、ラストが… … …。
・神輿で棺がやってきて吹きます。

・VSと言いつつ特に戦わないのはよくあることですが、「ビクトリースーパー」はナイスでした。ビクトリースーパーじゃあ仕方ないな!
・遂に明らかになった(?)マスターの正体については、 … … … あんなこったろうと思ったよ! まあ、介人とマスターが明確に別人なのだと分かれば特に問題ありません。
・最終決戦でのメンバー同士のコラボが楽しいですな。遠慮しまくって結局飛ばないマジーヌとキジブラザーがらしくて笑います。
・ラスト、自前で手配書を貼ってる犬塚ソノニは…その手配書意味あるのかよ!?(^^; TVシリーズラストで結局何の容疑で指名手配だったのかは謎のままでしたが、まあ深く考えても仕方ないな。
・ラスト、ソノイとソノザで泣かされます。1人だけシリアスじゃないか…( ノД`)
・でもまあ、次のキングオージャーVSドンブラザーズとかであっさり帰ってきそうな気もするのですが。

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2023年3月25日 (土)

グリッドマン ユニバース

(雨宮哲監督)

「ユニバァァァァァス!!!」
…ユニバースと聞くとハリー・オード大尉を思い出しますね。

グリッドマン ユニバースを観ましたが、実に「全部のせ」な映画でした。
キャラもドラマもバトルも、やりそうな事、やって欲しいかった事を余さず全部やっちゃってますね。カオスですね。「いいぞもっとやれ」と思えてとても満足しました。

以下ネタバレ注意。

「中身がグリッドマンではない裕太」が描かれるのは今回が初と言っていいはずなので、どういう風に描かれるのかと気になっていましたが、
…「SSSS.GRIDMAN」で描かれたグリッドマン裕太と全然変わらなかったですね(笑)
TVシリーズの裕太もグリッドマンが裕太の内面に影響を受けた姿だったのだろうから、キャラが変わらないのも自然な事かもですが、おかげで裕太に感情移入しやすくて良かったです。

ダイナゼノン側で気になっていたのは当然ガウマ隊長がどうなったかでしたが、ダイナレックスと一体化したのはTVシリーズラストで分かっていましたが、人としての姿でも登場してくれて良かったですよ本当に。
キービジュアルでもネタバレ防止でガウマの姿が無かったので、登場するとしてもずっとダイナレックスの姿なんじゃないかと思っていました。人間大のダイナレックスが出るんじゃないかと思ってました(笑)
しかし、ガウマが「新世紀中学生」入りしているとはビックリでした。2作品のキャラをどう出会わせるのかと気になっていましたけど、(非日常サイドのキャラは)既に仲間として出てくるとは。
裕太や蓬といった一般人サイドのキャラ達の出会いは、割と雑ではありますね(笑) 裕太と暦が風呂で出会ったのは笑いました。

そして、その後が気になっていたもう1人と言えばアカネなのですが、何らかの出番はあるかと思っていたものの、まさかあれほどガッツリ登場して裕太達の世界にもやってくるとは思っていなかったですよ。
しかも魔法少女的な変身はするわ(笑)、現実モードの姿もきっちり映すとは。現実世界で何をやってるのかと思ったら学校か地域かの清掃活動だったんですかね。同級生(?)とちゃんと交流出来ているようでホッとしました。
アカネとアンチ(ナイトくん)の会話シーンは良いですね。両者の成長を感じますね。髪ワシャワシャがいいですね。
アカネは六花とのシーンも期待していたけど、言葉は交わさないあの僅かな接触がエモいですね。いいですね。

ラブコメ方面もよかったですね。
裕太と六花は、告白シーンから赤くなって悶える2人からのエンディング入りが最高でした。裕太達と蓬達の別れのシーンでの「まだ付き合ってないんだって」で六花が赤くなってたシーンも良いですね。
蓬と夢芽はTVシリーズ最終回で既にラブラブカップルになっていたので今回も余裕のカップルっぷりでしたが、随所で夢芽の「蓬大好きっ子」っぷりが見えるのがいいですね。
そして「カニ」で家にお呼ばれすることになって、“あの”夢芽が真っ赤になっていたのが素晴らしいですね。
なかなか照れとか見せなさそうな、クール系(?)な女子が本気で照れてるところは良いものです。

TVシリーズ以後、裕太がずっと六花に告白できなかったのはヘタレではありますが、グリッドマン時代の記憶が無いのに(自分が何かしたわけでも無いのに)棚ぼた的に距離が縮まっているという状況では、踏み出せなかったのも仕方無いかなと。
六花の「お兄ちゃんオチ」は、まあ読めました(笑)
兄がいるって情報はTVシリーズかどこかでも出てたっけ(たしか)

ガウマ隊長とガウマ隊の再開は良いものでしたよ。エモいですよ。再開出来て良かったですよホント。ガウマに対してもゴルドバーンに対してもちせの反応が良くていいですね。
今度は「ちゃんとしたお別れ」を言えた、ガウマと蓬達の別れは良いシーンでした。そしてホロリとさせた後での「ガウマからもらったカニ」に対しての「美味い?」「普通」オチに吹きます。
ガウマが一体化して自立行動していたダイナレックスに蓬達が乗り込んで(食われて)ダイナゼノンになるところは燃えました。

「人として守るべきもの」の「約束」と「愛」に続く3つ目がついに明らかになりましたが、まさか「賞味期限」だとは…(笑)
いやまあ生きていく上で大事ですけどね賞味期限。賞味期限を守って生きていきたい。

ガウマの「姫」が登場しましたが、予想外に豪快と言うか明るいキャラで意表を突かれました。
あれは、復活したと言うか、世界がカオスでおかしくなっていたからこその一時的な復活ってことだった…のでしょうねえ多分。

ダイナゼノンでのナイトくんと2代目ちゃんは「数年経った姿」なのかと思っていたけど、そういうわけでも無かったんですかね? 世界移動で勝手にあの姿になっていた???
人の姿のままで巨大化する2代目ちゃんにはビックリでした。…て、GRIDMAN本編でもアノシラスちゃんとして巨大化してたか。

暦が無職になってるのは吹きました。就職したはずなのに何やってるんだお前(^^;

印象的だったバイクの人は、元の特撮版の人だったりするのだろうかと思いましたが、やっぱり電光超人グリッドマンの主役の人が声を当ててるのね。

今回の事態がグリッドマンの能力のせい…と言うか、能力を利用されたと言うのはヒーローとしてかわいそうだったかなと。
グリッドマンが裕太に負い目があったあたりは、人間くさいヒーローだなあと思いました。さすがTVシリーズで裕太自身をやっていただけあります。

ジャンクに飛び込んでいく裕太&新世紀中学生&ガウマに対するちせのリアクションが素晴らしいリアクション要員っぷりでした。いい仕事です。

バトルシーンは、事前に公表されていた新デザインのグリッドマンに加え、フルパワーグリッドマンとカイゼルグリッドナイトの武器交換だとか、グリッドマンとダイナゼノンの合体だとか、
グリットナイトとパワードゼノンの合体だとか、アレクシス・ケリヴのヒーロー化とか、巨大化2代目ちゃんと戦艦が合体したメカアノシラス(?)とか、やりたい放題のてんこ盛りにも程がありました。ボリュームが凄すぎる。

いやー、面白かった!

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2023年1月29日 (日)

金の国 水の国

(渡邉こと乃監督)

「金の国水の国」を観る。良い映画でした。
今の時代だからこそ刺さる内容だったかと思いました。やはり何事も平和が一番ですよ。

原作既読ですが、細かい差異はあれど原作には結構忠実な出来だったかなと。
「マロニエ王国」もいつかアニメ化してくれてもいいんですよ…。(まだ少し早い気もするけど)

クライマックスでは「屋内! 早く屋内入ろうぜ!」と思いました。あの高さは怖いよ…(^^;

主人公2人が良いキャラですが、サラディーンやライララさんといった人達もいいですね。
そして、ピリパッパの配下だったヒゲの人が味方してくれるのがいいですよ。

ラストは子犬だったルクマンと子猫だったオドンチメグが大きくなってるところがいいです。
あれは10年くらい経ってるんですかね。
50年かかると言っていた水路の建設ですが、両国の協力が成立して工事も進んでいて、ラストシーンの雰囲気からするとあと数年ぐらいでいけそうですかね。

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