2019年6月16日 (日)

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(映画)

(増井壮一 監督)

青ブタ映画観てきました。TVシリーズは視聴済み。原作はTVでやった1~5巻まで読んだ状態で鑑賞。
TVシリーズを通じて引っ張った、今の咲太の人格形成に大きな影響を与えた“翔子さん”メインの話ということで楽しめました。
と言うか、メインヒロインの麻衣さんも大きく絡むので実際“咲太、翔子、麻衣”3人の話ですね。
他のヒロインもそれぞれに出番があって良かったかと。
以下ネタバレ注意。

★★★

いきなり修羅場同棲でハーレムラブコメみたいな導入でしたが、
3人のうち誰かが死なないと収まらない話でどう収めるのかと思いましたが、最後はいい終わり方で良かったですよ。
いやまあ、バッドエンド・ビターエンドな作品もそれはそれで嫌いじゃないし否定はしないけど、本作のこれまでのスタンスからすると出来るだけハッピーエンドで終わって欲しいわけで。ラストシーンはホッとしました。

最後はつまり、元の世界線(という言葉を本作でも使っていいのかどうかはともかく、とりあえず)での記憶に影響を受けた麻衣さんが臓器移植を扱った映画に出たことでドナー登録者が増えて翔子も助かったということなんでしょうけど、
咲太・麻衣・翔子は助かったとは言え、誰かがドナーになったことは確かなので、ハッピーエンドと言っていいのかという気持ちにならないこともないですが、それを言い出したらキリがないし、見えない範囲までは救えないよなあと。
少し複雑ではありますが、3人の行動で新たな犠牲者が増えたわけでも無いしなあ。

咲太と翔子さんとの出会いが無かったことになっても、以後の出来事は大きく変わっていなさそうなのは、プチデビルの時と同じような感じなんですかね。
翔子さんと出会っていないと咲太の精神性に大きな差が出そうなんですけども、それも「元の世界線の記憶の影響」で咲太の性格もあまり変わっていないと考えていいのかなと。やや都合はいいけど、まあいいか。
歴史の修正力…みたいなものかとも考えますが、「決定した人の死は容易に覆せない」シュタゲみたいな世界観じゃなくで良かったですよ、いやホント。

翔子は大・小とも魅力的で観ている方としても助けてやりたいと思いますが、人のために自分の命まで差し出せる咲太・麻衣は凄いなと。翔子さんにしても自分以上に咲太・麻衣を助けたくて現在に来たわけで凄い覚悟ですよ。
自己犠牲はあまり肯定したくないし、本作でも肯定はされてない(むしろ否定されてる)と思いますけどね。
ところで、少し歳上のお姉さんキャラかと思いきや、実は歳下キャラでもあるとは、翔子さん一粒で二度美味しいなあと(おぃ)

先にも書いたけどメイン3人以外の皆もいい感じに出番があって良かったですよ。
花楓はTVシリーズのその後が気になっていましたが、やっぱり(かえでではない)花楓の方もいい子じゃないですか。
双葉は思った以上に友達として咲太を大事に思っているのだと分かって良かったですよ。
「誰も認識出来ない」未来咲太を認識出来たのが朋絵だったのは、翔子さん同様に時間関連の思春期症候群の関係者として納得感がありました。何気に今回の話のVIPかも知れない。

満足度の高いよい作品でした。
今回の映画の話が原作6・7巻の内容のはずですが(これから読みます)、原作既刊は現在9巻までだし、アニメとしての2期は難しいかもですが、以後は原作を追いかけて楽しもうかなと。

ところで大変に大変にどうでもいいことだけど、ブタ野郎なのにウサギの方が印象的なのはどういうことかと思いました(笑)
まあ最初からバニーガール先輩だし仕方ないね!

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2019年6月 2日 (日)

ゴジラキング・オブ・モンスターズ(映画)

(マイケル・ドハティ監督)

令和ゴジラ(違)観てきました。人間ドラマの家族パート部分は正直あまり感情移入出来なかったですが、怪獣大暴れお祭り映画として楽しかったかと。
今回メインのゴジラ、キングギドラ、モスラ、ラドンのそれぞれが美しくも強大に描かれていて良かったですよ。荘厳と言ってもいいくらい。

怪獣4体にそれぞれ見せ場があって良かったですが、人間から見た時の恐ろしさと、怪獣の中の一体として見た時の小物な三下チンピラ感とが両方描かれたラドンさんが大変素敵でした。このスネ夫め。
人間の戦闘機相手の圧倒的な戦闘シーンは「絶対に飛行機に乗ってる時に遭遇したくない」と思える怖さが存分に描かれていて素晴らしかったかと。大回転飛行いいですねえ。
なのに、怪獣戦だとモスラ相手にイキがって突っかかって腹パンで穴を開けられて、最後にはゴジラ王にひれ伏してる扱いのヒドさが笑えます。

対してモスラさんの聖人(聖獣)っぷりと来たら…。まさにヒロインでした。
それにしても今回のモスラさんは羽の広げ方が美しいですな。脚が長いのはちょっとキモいですが、脚を攻撃にも使えるのはビックリでした。

キングギドラさんは圧倒的なヒールっぷりが素敵だったかと。三つ首それぞれの個性とかもう一度注意して見直したいですねえ。
こちらも羽を広げた時の巨大さが素晴らしかったですよ。
しかし首を食われながら消滅していくのはなかなかエグいですな。

ゴジラは怪獣王と呼ばれたりしますけど、ゴジラ映画をそれほど観てきたわけでも無いのですけど、今回のゴジラは作中でも見事に「王」として描かれていてちょっと驚きました。ラストで怪獣達に跪かれているビジュアルが凄い絵です。

次はゴジラVSキングコングらしいのですけど、「キングコング: 髑髏島の巨神」は今回のゴジラを観た後で、録画しておいたものを観たのですけど、
面白かったしコングも格好良かったけど、強さの描写は人間では太刀打ちできない超強大な怪獣の王として描かれたゴジラに対して、コングは人間の兵器でもダメージを負ったりしてるのですけど、勝負になるのかなあと;
全長も「コング:31.6m」で「ゴジラ:119.8m」と3倍以上ゴジラの方がでかいのですが。
まあ、コングの方は時代設定が1973年で、ゴジラは1作目が(多分)2014年、今回が(多分)2019年なので、40年以上経ってコングが更に成長はしてるんでしょうけどね。…同じ個体とは限らないですけども。

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2019年5月 3日 (金)

名探偵ピカチュウ(映画)

(ロブ・レターマン監督)

「名探偵ピカチュウ」観てきました。
ハリウッドでのポケモン実写化映画ですが、発表があった時には実写ドラゴンボールの悪夢が脳裏をよぎったり、予告時点では変にリアル寄り過ぎるポケモンがキモく感じたりで、正直不安で怖いもの見たさで観に行きましたが、なかなか楽しめました。
中身がおっさんなピカチュウも、見ていると可愛く見えてきて良かったかと。モフりたいなあ。

とりあえずピカチュウについてはネタバレ無しでは語れないので、以下ネタバレです。

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2019年4月22日 (月)

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(映画)

(石原立也監督)

2年生編観てきました。
ちなみに原作の2年生編までは既読。出たばかりの3年生編前編はまだ未読。

映画は2年生編の原作2冊から「リズと青い鳥」で描かれた部分は省略しつつ、「2年生(先輩)になった久美子」をメインとしてうまい具合にまとめられていたかと。
まあ、2クールかけてじっくりやった1年生編と比べると、どうしてもダイジェスト感が出てしまうのは否めないですけど、1本の作品としてよく出来ていて面白かったと思います。
ラストの演奏前に、久美子が音楽に本気になったきっかけの話(1期1話冒頭の全ての始まりの場面)を奏にさせておいて、最後に奏の「悔しくて死にそう」で締めるのが上手かったですよ。

1年生編ではもっぱら先輩達の事情に振り回されて揉まれた久美子でしたが、2年生時では1年生の問題児達相手に多少余裕のある立ち回りで、
あの難物のあすか先輩相手の経験値が活きてるなあと思いました(笑)
実際久美子があそこまで奏に踏み込めるようになったのはあすか先輩とのやり取りが効いてるわけですしね。
「音楽に本気になったきっかけ(うちのトランペットのエース)」の件といい、今回の映画は「久美子の成長」を結構強く描いているなあと思えました。

1年生編のボスキャラがあすか先輩だったのに対して、今回のボスキャラは“面倒くさい系後輩”の奏だったわけですが、
実際奏はあすか先輩に比べればかなり「甘い」キャラですけど、生意気で実力があってプライドも高めで人当たり良さげに見えながらバリアが強めながら、垣間見える未熟さ・脆さ・幼さがなかなかに等身大の若さで青春だなあと。
ホントに面倒くさい子ですけど、魅力のある子でもありました。オーディション時の奏と久美子のやり取りのシーンはいいですねえ。
そして、その後の奏の「ハッピーアイスクリーム!」が、奏と夏紀の間に何のわだかまりも無いと、奏が完全に仲間として馴染んでいると、何も言わずとも一発で分かるシーンとなっていて実に良かったです。

本作では久美子と秀一の恋愛模様も描かれましたけど、TVシリーズで秀一の場面をかなりカットしてきたのが痛かった気はしました。まあ、本作でも恋愛模様は割とさらっと流してるのでそこまで痛いわけでもないか。

エンディング後に「久美子部長」で終わるのは良かったですが、優子に久美子が部長を押し付けられる場面が無かったのはちょっと残念でした(^^;

で、次は3年生ですけど、アニメは3年生編はやってくれますかね。原作で3年生編の前編が出たばかりなので実現するとしても大分先でしょうけど、出来ればやって欲しいなあ。

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2019年3月24日 (日)

スパイダーマン: スパイダーバース(映画)

(監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン)

スパイダーバース観てきました。
本作は平行世界のスパイダーマン達が一同に集う話ですが、
スパイダーマンのことは映画のピーター・パーカーのスパイダーマン(サム・ライミ版、アメイジング版、ホームカミング版)くらいしか知らなくて、派生作品はあまり把握していなかったのですけど(日本のスパイダーマッ!もちゃんと見てはいなかったかと)、
作中でそれぞれのスパイダーのことを分かりやすく紹介してくれますし、予備知識無しでも全然問題無く楽しめました。いやー面白かった。

スパイダーマンは合計7人(匹?)出ますけど、知らなかったスパイダーもそれぞれ魅力的で見ていて好きになれるいいキャラクター達でした。
本作の主役と言える、まだまだ未熟で若いマイルスも、疲れたおじさんと化しておなかの出たピーターBもそれぞれ(ダメな所も含めて)愛すべき人間味があるし、
グウェンもノワールもそれぞれに格好いいし、日本アニメ的なペニーもかわいいし、ブタなポーカーも味があるしでみんないいキャラだったかと。
ただ、メイン級のマイルス、ピーターB+グウェンの活躍度に対して、残りの3人はちょっと出番と活躍が少なめだったのが(仕方ないけど)残念ではありました。贅沢でしょうけどもっと活躍シーンを見たかったなあ。

そして、なんと言ってもメイおばさんがやたらと格好良くて惚れてしまいます。なにあの司令官ポジション。あんなイカして格好いいメイおばさんは初めて見ましたよ。まあ今回出てない平行世界の中には戦うメイおばさんもいるみたいですけど。
そんなメイおばさんは家を壊されて気の毒でした。家の壊れっぷりがあまりにヒドくて笑っちゃいましたけど。そしてあの異様に広くてオーバーテクノロジーな地下基地が凄え。

そんな楽しいキャラクター達ですけど、スパイダーマンだけに割とみんな共通して重い背景を背負ってるんですねえ。てか、「蜘蛛に噛まれること」と「身内を失うこと」はスパイダーの必須条件なんですかね(^^;
本作でもまさかあのキャラがいきなり死ぬとは思わなかったですよ。さらにはマイルスの慕っていた身内も死んでしまうし、容赦ないなあ。

今回の悪役のキングピンは凄い体型でしたけど、自分の非道がバレて家族にドン引きされて逃げられたのにスパイダーマンのせいにしてるところがホントにダメな人だったなあと。
大体、平行世界から別世界の家族を召喚しても、こっちの世界で生きていけないじゃないですか。(その辺りはキングピンは把握していなかったかもですが、ドクターはキングピンにちゃんと説明はしてなかったでしたっけ、その辺りちょっと記憶が曖昧ですが)

本作はアニメーションとしてもかなり見応えがある意欲作でした。ところどころに入るコミック調の演出とか面白いですねえ。

1人じゃないことを認識しての別れも綺麗ないい終わり方でしたけど、世界は別れてもテレパスだかなんだかで会話は出来るんですかね。
続編があるなら是非観たいですねえ。ED後にいかにも続きをやりそうな描写があったし期待したいところです。
そしてエンディングの歌詞が割とヒドい(笑)

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2019年1月27日 (日)

ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ(映画)

(山口恭平監督)

「仮面ライダークローズ」観てきました。以下ネタバレ注意。

「仮面ライダービルド」のVシネで、TVシリーズ最終回のその後を描いた“プロテインの貴公子”万丈主役の話ですが、少々展開・設定に強引さを感じる部分もありますが、楽しめたかと思います。
なお、同じくTV最終回の後を描いていた「平成ジェネレーションズ FOREVER」とは繋がらない感じですね。本作には他のライダー(ジオウ)の存在は無いようだし。監督は同じなんですけどね(^^;
まあ、ライダーがTVや映画で繋がりが不可思議なことになるのはよくある事なので、深く考えなくてもいいかなと。パラレルで大体解決です。

万丈が主役ですが、戦兎も、TV最終回で記憶を無くしたメインキャラのみんなもきっちり出番があってよかったかと。
仲間達(内海除く)の記憶が戻ったのは何のかんの言っても嬉しかったですよ。
皆に忘れられて2人だけで新世界で生きていくTV版最終回の爽やかな寂しさも好きなので微妙に複雑な気持ちもありますが、やはり戦兎達のことを美空達に思い出してもらえるのは嬉しくはあります。
ところでせっかく皆の記憶も戻ったのだし、戸籍も無くて表立って働けなかった戦兎と万丈に働き口とか世話してやって欲しいところです。なんとかしてやってくれ、ヒゲ。

ヒゲもポテトも記憶が戻った…のはいいとして、変身まで出来てるのは謎でした。そのスクラッシュドライバーとボトル、どこから持ってきたんだよ(^^; クローズチャージにしてもそうだけど(^^;
クローズが主役なので、戦兎の出番はあってもビルドへの変身は無かったのは、ちょっと残念かもだけど妥当ではあるかなと。ドライバーも盗られてたし、戦兎自身は発明とかで活躍してますしね。

エボルトについては、TVシリーズであれだけ苦労して新世界まで創り出して倒したのに、今回であっさり復活して最後も立ち去られてしまう辺りは、あんな凶悪な奴を逃してしまっていいのかよと、なかなか複雑な気持ちにはなるかなと。
まあいいキャラだし、悪役としても味方としても便利に使えるキャラだしで、こういう扱いになるのも分かりますが。
しかしまあ、万丈の親を殺してたりとか、いいキャラではあるけどやっぱり本当に凶悪な奴ですな。

そんな極悪非道なエボルトさんに、“兄に勝てずに逃げ出したヘタレ弟属性”がついたのは苦笑してしまいました。あざといわエボルトさん。
最後は宇宙に旅立ったけど、帰ってこなくていいぞー、と思うけど、何かの折に帰ってきちゃうんだろうなあ。便利だしあの人。
ブラッドスタークが好きだったので、今回スタークの姿での出番が多かったのはちょっと嬉しかったかと。

今回の敵、キルバスさんはなかなか濃くていいキャラでした。ところでTVニュースで「ダンサー大暴れ」が報じられてしまったけど、本物のダンサーさんは姿を真似られただけなのに大迷惑じゃないですか。
アリバイとかあるかも知れないけど、ダンサーさんの扱いがどうなるのか心配です。

今作のヒロインさんは、助けてくれなかったと万丈を恨むのもまあ分かるけど、一番の恨み先が万丈に向くのは、分からないでもないけど恨むべき相手は別にいるだろうと思えて困りました。
恨みの対象が目の前に出てきたらああなるかもですけど、そこはエボルトを恨まないと(^^;
まあ、ヒーローとしての万丈の歩みが本作のテーマだろうし、そこを描くためとしては分からないでも無いのですが。
万丈に新恋人誕生エンドだったのは笑いました。

その他大勢のライダー、カズミンと幻徳は、出番はそんなに多くないですが仲良さそうでホッコリしました。そしてそっとしておかれる内海…(笑) 難波スティックは吹きました。
紗羽さんの扱いはヒドいすねー。紗羽さんと幻徳にフラグが立ったりしないかと思ったこともあったけど、全然無いな、これは(^^;
声のそっくりさんは笑いました。

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2019年1月13日 (日)

劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」第二章 II.lost butterfly(映画)

(須藤友徳監督)

ヘブンズフィール第二章観てきました。
第一章は2017年10月だったので1年ちょっとぶりですね。なお第一章感想はこちら

第一章の時と同様、2004年以来15年ぶりにHFのストーリー(の中盤)に触れたので、かなり記憶が曖昧なところもありましたが、前回ラストでセイバーが奪われ、今回でバーサーカーも倒れ、アーチャーも片腕を士郎に残して消えてと、
どんどん状況が悪くなっていく辺りが見どころでした。そして桜のために士郎がこれまで求めた目標と決別するまで追い込まれるあたりの意地の悪い展開がとてもstay nightとしての集大成と思えて面白かったですよ。

エ口い展開が(そこまで直接的ではないけど)きっちり描かれてちょっとビックリでした。今確認するまで認識してなかったけど、PG12指定されてたんですねえ。なるほど。
Twitterで「親子で観に行って気まずくなった」との書き込みを観たりしたけど、Fateって親子で観に行くようなコンテンツだったのかとビックリでした。
まあ親世代が当時からのオタ世代だったら親の方もエ口は承知済みなのではと思いますが、最近親子でFGOをやってるとかだと分からんですねえ。自分はそっちはやっていないのでよく分かりませんが。

図書室での桜の正体バレのバトルや、城でのバトルは見応えがありました。何度も骨になって復活するバーサーカーが痛々しいと言うか、セイバーさんは味方だと頼りないのに敵に回ると本当に恐ろしいなあと。
まあ士郎がマスターの時だと魔力不足で苦戦しがちになるのは仕方ないのですが。そして慎二は(同情すべき点はあっても)やっぱり心底クズだなあ…。

メルヘンチックな桜の夢っぽい場面からのバイオレンスは分かっていたけどインパクトがありました。一見かわいい映像の意味が恐ろしい。
一般市民や会社員やらが消えるあたり、士郎が桜がやってる“悪”を許すというのがいかに重いことかが、映像だとダイレクトに伝わりますねえ;
それでも見ていると桜を救って欲しいと思えてくるのがいい出来かなと。

藤ねえが桜に切嗣の話を語るところで、すぐ側でイリヤが聞いていたのは心に来ました。イリヤが藤ねえに対して「誰?」と言うのはちょっと笑っちゃいましたが。ある意味パートナーなのに(笑)
今作ではイリヤが士郎の味方をしてくれるのがなんとも救われます。

それにしても、三部作の真ん中で“溜め”の部分だから当たり前ですが、早く「第三章が見たい」と思える映画でした。次は来年の春ですか。待ち遠しいですねえ…。

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2018年12月23日 (日)

平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER(映画)

(山口恭平監督)

最後の平成ジェネレーションズ観てきました。
20周年の集大成ということで、力が入った出来て面白かったですよ。お子様向けと言うより、大分おっさんホイホイ映画だった気もしますが、お子様も楽しめていればいいなあと。

以下超ネタバレ注意。「続きを読む」で。

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2018年12月 2日 (日)

機動戦士ガンダムNT(映画)

(吉沢俊一監督)

ガンダムNTを観ました。小説「不死鳥狩り」をベースにガンダムUCで起きたことの説明や後日談を加えたりしつつ、ニュータイプやサイコフレームに迫る話でしたが、
正直蛇足感を感じるだろうなあとは思っていましたが、実際蛇足感が強かったです(^^;

これまで割とふわっとしか語られていなかったニュータイプやサイコフレームと言うものに細かく説明や解釈を加えたりしているのですが、正直そこはふわっとさせておいたままで良かったんじゃないかなあと思いました。なんでも説明すればいいってものじゃないなあと。
死後の世界とか機械を組立て前に戻すとか、これまで以上に荒唐無稽でオカルトで宗教っぽさも感じたりして、ちょっと付いていけないものを感じました。おっさんの戯言ですが、これが若さか…(違)
UCの時点ではそこまで抵抗感も無かったんですけどね。

MS戦は工夫も多くて見応えがありました。捕縛を主眼に置いたナラティブの装備が面白いですな。
ネオジオング戦もUCではビスト神拳で強引に終わらせちゃいましたけど、今回は結構ガッツリ戦っていたかなと。しかしまあ、これまで以上にオカルトバトル全開ですね(笑)

シナンジュ・スタインが登場しますが、スタインはシナンジュに改修されたんじゃ…と思っていたら「2機あった」設定だったんですね。小説に書いてたらしいけど、もう覚えてなかったですよ…;
ネオジオングも2機目があるとか、貧乏組織かと思ってたけど、案外懐に余裕があるなあジオン共和国。
ディジェが目立っていたのはちょっと嬉しかったですが、ディジェもいつの間にか沢山作られたことになってますねえ。

ミネバはともかく、バナージにがっつり姿を見せられると正直物凄く蛇足感が増すなあと思いました(^^; UC2をやるらしい話があったけど、やっぱりバナージと(実は解体されてなかった)ユニコーンががっつり主役なんですかねえ。
ジンネマンさんが元気なのはホッコリしました。
シルヴァ・バレトでビームマグナムを撃って、腕ごと交換する演出は面白かったです。

シャアの再来とか言うけど、シャアって周囲からは本当に過大評価されてるなあ。

今になってステファニーさんをあらためて見ることになるとはビックリでした。

次はハサウェイですか。
多分原作からはかなり変えてくるでしょうけど、逆シャアからどう繋げるのかとか、ブライトさんがどうなるか気になります。

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2018年11月11日 (日)

GODZILLA 星を喰う者(映画)

(静野孔文監督、瀬下寛之監督)

アニメゴジラ3作目、観てきました。
1作目の時点で分かっていたけど、怪獣映画ではなくとてもSF映画だったなと。それでも1~2作目だとまだ「怪獣と戦う映画」でしたけど、今回は完全に「SF人間ドラマ」ですね。
そして、全体的に観念的と言うか宗教的と言うか禅問答と言うか、やりたいことは分からないでもない(気がする)し、まったくつまらないとも、アニメでやる意義が無かったとも言わないけど、
「面白かったか?」と言われるとYESとは言い難いという…、自分的にはそんな映画でした。観終わった後は実際「ポカーン」ではありました。

文明否定と言うか、宗教怖いと言うか、(ラストまでひっくるめて)こんな未来は御免だなあとは思う映画でした。
憎しみの対象としてのゴジラ撃破を諦めて、フツアの未来に憎しみの概念や科学技術の種を残すことを良しとしなかったハルオの行動も理屈としては分からないでも無い気がしないでもないですが(納得は出来ない)、
ぶっちゃけあの博士が生き残ってたら文明復興に走ろうとするんじゃないかなあとは思いました。ラストシーン(数十年後?)からするとそうはならなかったみたいですけど。

元々胡散臭かったけど、いよいよ本性を全開にしたメトフィエスの超胡散臭さは見どころではありました。ヤンデレ宗教ホモこええ(違)
エクシフ達は自決は自分達だけでやってろと言うか、ビルサルドが哀れだったなあと。勿論地球人も哀れなんですけどね。宇宙船の人達ホント可哀想。

「怪獣映画ではない」のは、そもそも「怪獣プロレス」にはしないというのは最初からの東宝の方針だったらしいですけど、それでも観る方としては“メインディッシュ”としてではなくても“怪獣”部分を期待しちゃいますよね。(小説版1・2作のように)
いやまあ、「怪獣」の概念を突き詰めた映画なのは確かなのですけど、それを観たかったかと言われると…、うーむ;
ギドラの登場シーンはほとんどホラーのようで理解不能な恐ろしさがあって悪くなかったですけど、怪獣バトルとしてはやっぱりどうしても物足りなさを感じてしまったなあと。首が長すぎるあのデザインは嫌いじゃないですけども。(てかボディあるの?)
モスラは…、出たと言えば出たけど「出番はイメージです」という感じですね。

舞台挨拶のライビュビューイング回で観れましたが、「チュー止まり」発言は笑いました。いろいろぶっちゃけ過ぎです(笑)
双子なのに選ばれなかったとかも笑いましたけど、正直双子がどっちがどっちか2作目のこととかうろ覚えだったりして;

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