2025年5月25日 (日)

岸辺露伴は動かない 懺悔室

(渡辺一貴監督)

ルーヴルに続いての岸辺露伴映画第二弾。
今回は全編ヴェネツィアロケという事で映像美が素晴らしく見応えがありました。かなり昔に行ったけどまた行きたいものです。

原作の懺悔室は「岸辺露伴は動かない」シリーズの第一作目で記念碑的にも印象深い話ですが、
48ページ程度の短編で、なおかつ露伴先生自身は殆ど活躍しない話なので、どう映画にするのだろうと思っていました。

以下ネタバレ注意。

他のJOJOシリーズでのイタリア舞台の話でも混ぜるのかと思っていたけど、そんなことは無かったですよ。
てっきり『なんで「ヴェネツィアに死す」ってタイトルじゃあねえーんだよォオオォオオオ─────ッ』とか叫ぶ人とか、水から水にワープする小型サメでも出るんじゃないかと思ってました(笑)

あくまでも「懺悔室」の話で膨らましていたのはさすがでした。なるほど確かに『娘が「幸せの絶頂」の時』は膨らませ甲斐があるところでしたよ。露伴先生の見せ場もあってよかったです。
まあ、オチのワンアイデアに対しては、少し長かった気がしなくもない気がしないでもないですが。懺悔室以降の部分はもう少しだけ短くてもよかったかも知れません。

メインキャラがほぼ日本人になったのはちょっと笑いました。まあ日本人だから海外で苦労したというのは納得感は出たかも知れません。

懺悔室のポップコーンバトル部分は演技も演出もハッタリが効いていて、漫画でもアニメでも何度も見た(読んだ)場面だけど面白くて満足度が高かったですよ。
ジョジョシリーズらしい「超短い時間に色んな出来事や行動が詰め込まれている感」が実写で見られてよかったかと。
ポップコーンを投げてから鳩が飛んできて、ポップコーンの袋をぶちまけるとか、いつの間にか火を付けてるとか、無理な展開を無理矢理見せてくれるあたりが好きです。
ところで鳩はいい演技してましたねえ。一部CGも使ってるようですけども。

娘の舌に生えた浮浪者の人面疽は大変に気持ち悪くてよかったです。いやあ、ホントにキモかった。
ところでヴェネツィアで舌を乗っ取られてるのって5部のトーキング・ヘッドも同じだったのだなあと今更気付きましたよ。

娘が幸せの絶頂の時に、娘ではなく父親が絶望することになるというのが、そこを主眼にするとなかなか捻りが効いていて面白いですね。だからこそあのオチに繋がるわけで。
幸せになることをずっと邪魔されて、あんな境遇だと娘はグレて「父親が呪いで死のうが知らねーよ」とならなかったのは奇跡だと思いました。
ところであの結末の後で、絶望した父親と娘がうっかり再会したら不味いことになりそうですが、絶望を与え続けるために霊達が邪魔してくれるんですかね。

結婚相手の人は最後にちゃんと露伴先生のサインをもらえていてよかったですね(笑)

泉くんは今回も泉くんでホッコリしました。

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2025年5月 4日 (日)

爆上戦隊ブンブンジャーVSキングオージャー

(加藤弘之監督)

VシネクストのVSです。安心安定の面白さで満足でした。

キングオージャーが始まった頃は世界観的にどうやってVSで他の戦隊と絡めるのだろうと思ったものですが、キングオージャーもブンブンジャーも宇宙に進出出来るようになったので割と楽に絡めやすくなっていいですね。
ただ、キングオージャーのチキューからこちらの地球への移動はかなり時間がかかるのが問題…だったはずなのですが、
今回でンコソパの人達がヤルちゃんのハイウェイ空間を知ったので、今後は超気軽に行き来出来るようになるかも知れないですね。サンシーター達、普段ンコソパにいるらしいし。

VS恒例の各メンバーの絡みが楽しいものですが、今作ではメインキャラだけでなくサブキャラやゲストも沢山出ていてお得でした。
カグラギがブンブンジャーの筋肉ゲストに反応していたのは笑いました。エンディングでも脱いでたし。
サンシーターがンコソパにいるのは、案外相性が良さそうかなと。前述のヤルちゃんといいデコトラーデといい、今回サンシーターがかなり問題解決の助けになっていたのがおいしかったですよ。
シャーシローとヤンマ総長も結構相性いいですね。
リタ様は新たな推しとの出会いが2つもあってよかったですね。もふもふだけでなくカチカチなブンドリオも有りなんだ。てかブンちゃんはモテるなあ。
ゲロウジームちゃんは元気そう…と言うか健在でよかったです。

大也とギラは絶対「悲鳴を上げろ」を使って何かやるだろうと思っていたら、思いのほか平和な使い方で良かったですよ。てか、あんな嬉しそうな悲鳴によるギャーソリンでOKなのかヤルちゃん(笑)
ギラはオージャカリバーZEROグルマーを相手にラクレスへの激重感情を見せてくれるのも良かったかと。そしてラクレス様は出番なしかと思ったけど回想ででも出られてよかったかと。

三種の神器の「剣・玉」は分かりやすかったけど「鏡」は何か本編で出たアイテムがあったっけ…と思ったら、ブンちゃん復活の時のミラーボールが出たのはなるほどと思いました。いやまあそれでヤバいことになったけど。
ダグデドが復活したら流石にヤバいと思いましたが、マンホールがブラックホールになるくらいで済んでよかったですよ。
…てか、マンホールの活躍が多い映画でしたよ。丸から出たり入ったりする辺りは、まさかゴジュウジャーのブライダンも絡むのかと思ってしまったですよ。

決着時のブンちゃんの「マンホールの蓋グルマー」のツッコミは最高でした。だよな!!

締めの全員でのブンブンダンスエンドよかったですねえ。

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2025年2月22日 (土)

ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク

(辻本貴則監督)

竹中直人の胡散臭さよ。

劇場版ならではの特別なエピソード…というわけではなく、3つの短編を詰め込んだオムニバス的な映画でした。
時系列も本編後では無く(一部例外あり)、21話と22話の間の話で気軽に楽しめたかなと。

予告でも推されていた闇のアーク・ギルアークはてっきり悪トラマンポジションかと思っていたら、敵だったのは僅かな時間でほぼ登場時間の大部分が仲間として共闘する展開だったのはビックリでした。
しかも、まさかのユウマとシュウさんの変身しての共闘展開がここで見られるとは!!! 尊い…( ノД`) こりゃあアークも泣くわ。
ギルアークがギャラクシーアーマー、アークがソリスアーマーを纏っての決着が最高でした。2人で光線を撃ち合って研究所落下の衝撃を抑えたりもよかったですねえ。
最後に2人のアークが飛び去って空に2つの環が出来るところが最高にエモかったですよ。
ところで、どこからでもするっと脱出出来るギャラクシーアーマーのワープ機能便利だなあ。

シュウさんの記憶が残らなかったのは残念でしたが仕方ないですね。
そして22話でのシュウさんの腕の怪我はここでしてたのね。
それにしてもレポ星人は小悪党っぷりがヒドかったですよ。わざわざ地球の郵便でシュウさんに嫌がらせのブツを送ってくるあたりがホントに嫌な奴過ぎる。

竹中直人はご無体で理不尽な審判役かと思ったら、大分甘かったですね。未来のユウマを連れてくるとか実に甘くてナイスでした。てか、フードの謎の人はてっきりルティオンかと思いましたよ。
未来のユウマはゼズーの問題が解決した後のユウマなんですね。最終回の電話より前か後かは分かりませんが。
ゼズーとの決着も何らかの形で見たいものではあります。地球側のキャストはユウマ以外出ないけど。

第一の試練は老衰で切ない決着でした。てか、、3つの試練のうち正史として残ったのは第三の試練だけなんですよね。正史ではムーゴンどうなったんだよ…( ノД`)

第二の試練は大分ギャグで笑いました。コーヒーで判別出来る寄生生物とはシュウさんの見せ場過ぎですが、当のシュウさんがコーヒーをあんなことに使ったり、コーヒー豆を投げられたりで嫌がっていたのが美味しいなあ。
リンさんは何事も無く戻れてよかったですね。寄生されたリンさんごと処分しかねかなったシュウさんがヤバかった(^^;

ところで、映画を観に行った当日放送のウルトラマンニュージェネレーションスターズ5話で出た「サトゥルーアーマー」を知らなかったので、てっきり映画で出るアーマーなのかと思っていたら違ってましたよ。
イベントで出たアーマーだったのか。

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2025年1月19日 (日)

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(ジークアクス)

(鶴巻和哉監督)

タイトル読めねええええええ!
「GQuuuuuuX」、素直に読もうとすると「ジークウウウウウウエックス」でしょうか。予備知識が無かったら絶対読めないですね。
それにしても「u」が多い。「u」の数が多少増えても減っても気付かない自信があります。

●以下ネタバレ 「続きを読む」で

◆最初の感想のあとでパンプを読んだので追記しています。

続きを読む "機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(ジークアクス)"

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2024年11月15日 (金)

風都探偵 仮面ライダースカルの肖像

(椛島洋介監督)

風都探偵アニメ最終回の2022年10月から約2年、
仮面ライダーWの「ビギンズナイト」が描かれた「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」の2009年12月から約15年、
今になってあらためてビギンズナイトが風都探偵のアニメで描かれるとは感慨深かったですよ。よい映画でした。

元々のMOVIE大戦2010のビギンズナイトは時間が短いこともあって過去パートはかなり描写が断片的だったのですが、
本作で翔太郎とおやっさん・鳴海荘吉との出会いや、翔太郎が探偵助手になる経緯なども含めてがっつり描かれて満足でした。
ハードボイルとなおやっさんとハーフボイルドな翔太郎のコンビがよい…。

ときめに過去のハードな話をしていたのに、肝心な伝えたかったことを言う前に泣き疲れて眠ってしまって、
言いたかったことをフィリップに代弁してもらっている翔太郎は亜樹子がツッコむ通りにかなりダメダメだったのですが、そういうところがときめには好意的に受け取られてるのがいいですね。
どんな出来事にも人によって違う受け取り方があるのよねと。
エンディング後の「全部おやっさんの予言通りになってる翔太郎」は笑いました。いやでもハーフボイルドでも翔太郎は頑張ってるし周囲からも愛されてるから…(^^;

翔太郎が悔やむように、島で翔太郎がおやっさんの言いつけを守っていたら、おやっさんが死なずに済んだのか?
そもそもおやっさんが黒服達に撃たれたのは本当に翔太郎に責任・原因があるのか…は正直微妙な気がしますけど、それでも翔太郎が悔やむのは分かります。
風都探偵はW本編最終回後なので、作中でビギンズナイトからはもう何年も経っているわけですが、それでもこの話をするとボロボロ泣いてしまう翔太郎が本当に熱い男ですよ…。

記憶を消されてミュージアムに利用されていた頃は目のクマが凄かったフィリップが、自分の意思を持った後はクマが消えていたのが印象的でした。ここまでのフィリップは本当に人形みたいなものだったのだなあと。
そして当時は情緒的にも未熟だったフィリップが、今現在では翔太郎の思いをときめに代弁出来るまでになっているのがいいですねえ。

オーシャンとのバトルは海を活かした大規模にして派手なバトルで見応えがありました。アニメ向きな敵だったよオーシャン。

スカルVSアントライオンはスカルが渋くて格好良かったですよ。スカルは殺す戦い方しか出来ないのがお辛いなあ。そして被害者カップルの男の人が普通に死んでるのがハードです。

幻のサイクロンスカルのシーンが結構長めでよいサービスシーンでした。実際、Wがサイクロンスカルだったらかなり歴史は変わってたのでしょうねえ。

風都探偵については原作は(単行本勢ですが)かなり大詰めですが、アニメの続きもまたやって欲しいですねえ。

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2024年10月23日 (水)

ボルテスV:レガシー

(マーク A. レイエス監督)

フィリピンの愛が凄い。
自分は申し訳ないけどボルテスVの頃は子供すぎて殆ど覚えていなかったのですが(ハイネルの出自は子供心に印象深かった気はします)、
本作に込められた強い愛情はよく分かりました。
やっぱり過去作品をリメイクするなら愛やリスペクトは込めて欲しいですねえ……

今回公開されたのは、フィリピンで全90話で作られたドラマシリーズの最初の部分の最終編版と言うことで、序章も序章でしたが面白かったかと。
旧アニメの1・2話に当たる部分ということで、公式配信されていた1・2話を事前に見ていましたけど、ストーリー的には(多少の違いはあるけど)割とそのまんまですね。
父の話がカットされていたけど、父の事情も前日譚として配信されていてありがたいです。→ プリクエール(前日譚)“夜明けの前“に

1話部分は合体やバトルがテンポよくて実に見応えがありました。合体シーンで流れる旧日本版OPがいいですねえ。
超電磁ストリング、超電磁ゴマのアクションもいいですよ。
コクピットが揺れまくりで酔いそうだなあと思いました。

2話部分は、こちらは正直長すぎてテンポが悪かったかなと。もう10分短くてもいい気がしました。
とりあえず、戦闘中の基地から出たり入ったりするものじゃないですね……。
あと、実弾で味方基地を攻撃させる訓練はやっぱりダメなのでは?(旧作通りだけど)(^^;
ボルテスVが鎖で繋がれてからがやたらと長かったですが、背面攻撃手段が必要だなあと思いました。ゲッターみたいにオープンゲットで逃げられればよかったのですが…。
大変どうでもいいけど、Zガンダムはしょっちゅう羽交い締めされてたなあとか思いました。

ボアザン帝国側は理不尽な職場でこんなところで働きたくないなあと思いました。敗因の分析は理性的にやろうぜ。
そもそも腐った差別社会なので仕方ないかもですが。

この後の話もいつか日本で見られればいいですな。

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2024年8月25日 (日)

デッドプール&ウルヴァリン

(ショーン・レヴィ監督)

ネタバレ
「犬は無事です」

◇ ◇ ◇

以下マジネタバレ注意。

デッドプール1・2は鑑賞済み、X-MENシリーズは5作目までは観たけどそれ以後は(ウルヴァリンシリーズも)未鑑賞、その他アベンジャーズ系のマーベル物とかはかなり観ていない作品も多い状態で観ました。
なので、正直分からないキャラも多かったですが、本作を観る分には十分楽しめたかなと。分からないキャラやネタも多かったですけど(^^;

それにしても、R15+だけあって暴力的と言うか冒涜的な作品でした。
特に冒頭のアレの冒涜っぷりが凄いですよ。ローガンは未鑑賞ですが、アレはヒドイ(苦笑)
これまでのいろんな作品のキャラとかも気軽に殺してたり死亡済みだったりでヒドイですな。気軽に殺しておいて問題無い(?)マルチバース設定が便利過ぎます(苦笑)

ナイスプールさんの扱いもヒドかったですが、アニメのデッドプールは再生能力無いのん?(知らない)
たくさん出た色々なデッドプールも(スパイダーみたいに)アメコミで元ネタがあるんですかね?(知らない)

デッドプールもウルヴァリンも再生能力持ちゆえに、2人のガチな殺し合いがかなり盛りだくさんで、ヒドい戦いでした、いやー、ヒドかった(笑)
タイトルは「デッドプールVSウルヴァリン」でも嘘じゃなかったんじゃないですかね。

パイロはおっさんになっていたのが印象的でした。現在47歳なのか。
そしてウルヴァリンのヒュー・ジャックマンは現在55歳ですか。時間の流れを感じます。

ウルヴァリンの黄色スーツはアメコミ原作準拠ということでしたが、満を持してマスクを被るシーンは(アメコミ未読ながらも)燃えるものがありました。
そして、マドンナの曲は強いなあ。

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2024年8月18日 (日)

ゼーガペインSTA

(下田正美監督)

まさかのゼーガペイン最終回後を描いた後日譚。
前半1/3くらいは総集編ですが、調べてなかったけどもともと二部構成だったのね。
新プロジェクト「ゼーガペイン PROJECT REUNION」の一貫らしいけど、もしかして更に続いたりするんですかね?

以下ネタバレ注意。

最終回後の続編と言うことで、皆が命懸けで頑張って平和を勝ち取った最終回が台無しになるような内容じゃありませんようにと願っていましたが、一応そういう展開では無くてよかったです。
…ちょっと未来への不穏要素が残った気はしますけど。新しい敵のオルタモーダは一応満足して去っていった感じなので大丈夫…なんですかね?
ともあれ、今後も続編とかやりやすそうな要素だとは思いました(^^;

最終回後で、何故かキョウが冬の舞浜で目を覚ます導入で、(キョウは肉体のある人間としてリザレクションしたのに)どういうことやらと思っていたら、
なるほど本編開始前(=ゼーガペインADP)に自爆したキョウの残滓が別に再生したわけですね。
データなんだから分割することもあるとはいえ(コピーは出来ないにせよ)、身近な人はなかなか複雑な気持ちになりそうなものですが、
最終的には幻体キョウと生身キョウも分かり合った感じでよかったですよ。最初は生身でよろしくやってると羨んでいた生身キョウの大変さをちゃんと理解してくれていたあたりはさすが本人です。

そして、シズノ先輩(負けヒロイン言うな)への救いがあってよかったかなと。…幻体キョウはあまり長くは生き残れない気はしますけども、余生の最期まで一緒にいて欲しいところです。
ところでシズノ後輩とカミナギ先輩のやりとりが面白かったですよ。そしてシズノが記憶を取り戻して先輩後輩が逆転するところに笑います。

カミナギと生身キョウが一緒にアルティールに乗るシーンは感慨深かったですよ。生身と幻体で触れ合えない2人ですが、普通に交流が続いている様子はホッとしますね。ラストの気楽な感じのやりとりもよかったかと。
アルティール搭乗のペアについては、カミナギ後輩+シズノ先輩、生身キョウ+幻体キョウ、生身キョウ+カミナギ、幻体キョウ+シズノと、美味しい組み合わせをほぼ全部見せてくれて満足でした。

冬の舞浜での生身戦闘は、正直とてもシェルブリットでした(笑)
飛んでいく小さなアルティールっぽい聖衣(?)がかわいかった気もしますよ。

ところでガルズオルムの残党ってまだ残ってるんですね。
まあ、何十年経っても湧き続けるジオン残党ほどのしつこさでは無いだろうとは思いますが。

ルーパはへにょへにょした感じでかわいかったです。本作以前の登場シーンの記憶がほとんど無いですが。(ADPで出てたんだっけ)

オルタモーダの皆さんはたくさん出たけど結局はハル1人だけだったということのようですが、
意味深に出ていたツクルナの存在はよく分からなかったです。文庫版を読めばいいのか?(とりあえず「エンタングル:ガール」と「ホロニック:ガール」を電子で買った)

ちなみに、 昔のゼーガペインADP感想はこちら。

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2024年8月17日 (土)

ツイスターズ

(リー・アイザック・チョン監督)

1996年の「ツイスター」の続編だけど、前作要素は観測装置のドロシーくらいですかね。(多分)
なので、前作を知らなくても問題なく、何も考えなくても楽しめる作品だったかと思いました。面白かったです。
とりあえずドロシーは前作では竜巻に食わせるだけで苦労していたので、28年経って普通に使われるようになっているのは感慨深く思いました。

前作と比べて牛が死ななくて良かったです。いやまあ映っていないところで飛んでたかも知れないけど。
あと、鶏も死ななくて良かったですよ。
ところで(セリフの上でだけ存在した)犬は出ないんですかい。

最初はちょっと嫌な感じだったユーチューバー軍団が実はいい奴らなのは、テンプレですがいいですね。でも竜巻に花火はやっぱり馬鹿だとは思う。
最初味方側だった高学歴軍団の扱いがちょっと残念でしたが。三方観測の実験自体は意義があるものだったのになあ。
クライマックスで、竜巻消滅作戦を三方観測で観測する共闘展開だったら熱かったのにと少し残念ではありました。

ところであの三方観測は「竜巻の正面」役のリスクがデカすぎますな。車にパネルを積んだまま観測出来るようにするとかでも無ければ、パネルは使い捨て前提にすべきだったんじゃなかろうか。
ユーチューバー側の車はロケットやらドリルやらギミック盛り盛りで楽しかったです。花火用ロケット装備がクライマックスできっちり役立ってるのはいいですね。
ドリルも良かったですけど、竜巻突入作戦を続けるならドリルは4本くらい欲しい気もします。

竜巻消滅作戦は無事に成功しましたけど、あの方法が確立したとしても今後続けるのは大変でしょうね。自動化出来るのでも無ければ、絶対事故って犠牲者が出そうですよ。
てか、あの辺りのリアリティってどんなものなんですかね。

クライマックスの作戦は男2人を残してケイトが1人で実行したのはちょっと意外でした。
ちゃんと装備の操作手順を覚えていてよかったですな。初めてあの車の装備の説明を聞いてる辺りでは、説明を聞く前にホイホイ触るケイトに「お前説明書読まない派だろう」と思いましたけど(笑)

冒頭の大学生チームは、絶対犠牲者が出そうと思いましたが、3人も飛ぶとは意表を突かれました。特にケイトの恋人の男はそんなところで飛ぶのかと。
まああれはトラウマにもなりますね。

ところで竜巻の強さの尺度は前作では藤田スケール(F)だったけど、今回は違っているなあと思ったら、改良藤田スケール(EF)というものになってるのね。2007年頃からの新尺度だそうで、なるほど。

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2024年8月12日 (月)

劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:

(斎藤圭一郎監督)

ぼざろ劇場総集編の後編です。
前編「Re:」ではTVシリーズ1~8話の台風ライブまでの話でしたが、今回は9~12話の文化祭までの話。
前編が主に「ぼっちちゃんと虹夏」のエピソードだったのに対して、今回は「ぼっちちゃんと喜多ちゃん」のエピソードとして、綺麗にまとまっていたかと思いました。
冒頭に喜多ちゃんのシーンが追加されたり、台風ライブでの喜多ちゃん目線から始まったりで、喜多ちゃんとの関係が強調されていていいですね。

TV版ではカットだった「台風ライブの最後の曲」を今回のOPとして聞かせてくれるのがニクイ演出でした。
自販機前の虹夏と喜多ちゃんのシーンが追加されていましたが、直接的な交流がちょっと少なめなこの2人の補完なんですかね。

「ひとりちゃんを支えていけるようになるね」のセリフがカットだったのはどういう意図ですかね。
ここのセリフが無かったことでかえって印象が強く残ったような気はしますけども。

前編同様に、本筋に大きく絡まないギャグシーン等は未使用の曲に合わせて流していったのは劇場版としてうまいやり方だったかと。
おかげでギャグシーンが削られがちなのですが、文化祭での喜多博士ネタやメイドネタは好きなところだったので残してくれていてよかったです。

ラスト、現在から幼児ぼっちちゃんに巻き戻っていくようなラストはちょっとホラー味を感じたなあ。

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